2010年5月21日金曜日

今日の「ゲゲゲの女房」(47話)

今朝はもうすでに、録画したものも合わせて6回も観てしまいました。
もうこうなると病気ですね。ゲゲゲ中毒です。
昨日も見所満載で面白かったのですが、今日の見所は布美枝が妻として茂を思う気持ちを切々と語るシーンが圧巻でした。
親の目を誤魔化すための小細工に手を貸したと茂を責める源兵衛。言い訳せず謝る茂の姿を見てせつなそうな布美枝。更に茂に「ええ男に嫁がせたと思っとったのに、わしの間違いだったかの?」と責める源兵衛に、ついに布美枝が反論します。
「そげなこと言わんで。お父さんは何も知らんけん、そげな風に思うんだわ。」
「うちの人は小細工なんかせんですよ。」その言葉にはっと布美枝を見つめる茂。
「何言われてもいつも堂々と自分の好きな漫画に打ち込んどる。」そして茂に駆け寄り、茂の右腕に抱きつくようにピッタリ寄り添って、
「私はよーう知っとります。夫婦ですけん。うちの人が精魂込めて書いとるところを一番近くで見とるんですけん。…間違いだなんて言わんでごしない。うちの人は本物の漫画家ですけん!!」
    ***もう、何度見ても感動します。松下さん、うまいです。
また、布美枝の言葉を聞きながら、目を見開き呆然とする源兵衛。その眼には今にもこぼれおちそうなほど涙が湛えられています。
    ***娘の成長ぶりと、夫婦としてしっかり絆を築いている娘夫婦に感極まった源兵衛のそ    んな姿にまた涙。

茂が布美枝をやさしくなだめます。
茂「もう、ええ。」
布「けど…。」
茂「ちょっこし、ええとこ見せようとしたのが…ふっ、…いけんだったな。」
    ***寄り添う二人がかわいいです。

また、今日は美智子の事情もわかりました。涙なしには見れないシーンでしたね。事情を語るキヨと美智子だけでなく、離れたところで話を聞いている一人一人がそれぞれちゃんと演技してるのも良かったです。
太一君もかたくなになった心を開いてくれそうですね。

布美枝が太一に言った「自分もいろいろ恥ずかしい思いをしてきたから他人事とは思えない、同情ではなくほっとけない」という言葉も今日心に残った一言でした。

4 件のコメント:

ジョディ さんのコメント...

yochan こんばんは
私もますますこのドラマに嵌って来ましたよ~!

今週も良かったですね。ここ2ヶ月で一番のクライマックスでしょうか。
夫婦は苦しい時にこそ、ちゃんと向き合って乗り越えられるかが大事なんだ、というような事をお父さんが言ってたでしょう。耳に痛い言葉だけど(苦笑)。そして「お金はないけど、毎日笑って暮らしているの」と言う娘。拝金主義の現代にあっては、つましくとも品性を失わない布美枝の生き方が(当時の人達が)とても美しく映ります。夫を信じて支える姿が、とても愛しいですよね。

松下奈緒はもうバッチリ! 向井君と二人こんなに良い感じになるとは予想できなかったな~嬉しい誤算。一歩間違えばおままごとみたいなシーンも自然な感じで安心して見れますもの。yochanが胸キュンになったシーンは、お茶の間のすべての女性陣がそうだったんじゃないかしら~?ふふふ♪ 今日の放送でも「結婚記念日だから早く帰って来てね~」に応えて手を振る茂が可愛いったら、ね?!
そして茂は優男っぽいけれど根は男らしいってのがいいですね。漫画を必死に描くときのあの表情がいいなあ。向井理、顔立ちとかは決してタイプではないんだけど(ごめんなさい!)若手の中では光ってますね。見逃してた「新参者」先週やっと見ました。ここでの彼もなかなか、早く見るんだったわ~。

他の出演者もいいですね。松阪慶子・・・「篤姫」での教育係の幾島役のような暑苦しい演技だったらどうしよう?と心配したけれど、なかなか丁寧で抑えた感じが好感持てました。佐々木すみ江さんは好きなドラマに良く出ていたから、私も好きな女優さんです。今回も上手いですね。
太一君。yochanは出雲の方言が自然だと書いてますが、この太一君の方言も気にならないですよね。さもさもな東北弁とは違うなあと。どっちの料理を作って欲しいか、と訊かれて「どっちでも・・・おばさんの料理はどっちも美味いから」 あぁ~世の男性陣もこう言ってほしいですな(笑)

18日の読売新聞のテレビ特集のモニターという記事読みました? 「朝ドラで見直す昭和の生活」 このドラマの魅力を分析して好意的に書かれてますよ。

先々週の日曜にBS2で放送された水木夫妻のインタビューのことやら、私が子供の頃見ていた鬼太郎以外の実写版ドラマの事とか、コメントに書きたい事が他にもたくさんあって・・・次回にしますね。
長々と失礼いたしました。

yochan さんのコメント...

おお、ジョディさんも?やっぱりゲゲゲはいいですよね~。ハマっちゃいますよね。

ジョディさんのコメントを読んで一つ一つそうそうとうなづいています。
「40年、50年と連れ添ううちには、いい時も悪い時もある。いい時はだれでもうまくやれる。悪い時こそ人間の値打ちが出ーだけんな。」
この台詞に私も、うんうんと思いながらも自分を振り返り、耳が痛いわぁと思いました。

「お金はないけど笑って暮らしてる。」
この言葉と茂が太一君に言った「くよくよせんで朗らかにやっとればええんです。」という言葉が重なります。二人の価値観も寄り添ってきてるんだわぁと思いました。父もあの二人なら大丈夫と安心できたようですね。

そうそう、下手するとおままごとみたいなシーンありますよね。ほんと松下さんと向井君だと自然だから安心できてしかもドキドキしますよね。

「結婚記念日」への茂のリアクション、かわいかったですね。友達と言うか同志のような夫婦だから、結婚記念日と言う言葉に照れてる感じでしたね。あの手の振り方、子供みたいで茂さんらしいですね。

「新参者」、私は仕事のため終わりの10分くらいしか見れないんです。録画もしてないし。でもたまに見るこのドラマでの向井君、ちょっと影のある感じで素敵です。
実は最近、向井君関連の本をあれこれ買ってしまってます。ドラマの録画もしとけばよかったです。

松坂慶子さん、「前からこんなだっけ?」と話し方が気になりますが、いい味出てますよね。
佐々木さんはいつもとても存在感があるし、セリフ回しがとてもうまいと思います。

東北弁も出雲弁もずうずう弁で、もごもごとしゃべるのが特徴ですが、今回の出演者の皆さんはその辺がとても上手いです。「だんだん」の時は発音が明瞭過ぎたのが違和感につながっていましたけど。太一君の東北弁ももごもご系だから、多分東北の人にもあまり違和感ないかもしれませんね。

ショック!読売新聞の18日の記事、うちの方には掲載されていませんでした。読売オンラインにも出てなかったし。
「ゲゲゲ」は視聴率も上がってきてるようですし、評判が良くて良かったです。

ほんと「ゲゲゲ」となると一度では、語りつくせませんね。
また思いのたけを綴ってくださいね。お待ちしております。

ところで、確かジョディさん今日あたりお誕生日ですよね。Happy Birthday!

ジョディ さんのコメント...

新聞の記事、残念でした。
こちら関東地区だけかもしれませんね。編集委員の鈴木嘉一さんという方が書いてます。
 
「朝ドラを熱心に見るのはいつ以来だろう~*~*~*~*~祖母があの世から引っ込み思案の孫を温かく見守るという設定のナレーションがいい。家父長制をひきずる父親役の大杉漣と、能天気な趣味人を演じる風間杜夫に対照の妙があり、双方の母親の対比も面白い。お見合いの五日後に結婚したヒロインが、東京調布で味わうカルチャーショック、貧乏な生活、町のお母さんのような貸本屋主人ら商店街の人々との交流に、昔の自分を重ね合わせる中高年は少なくないだろう。若い世代には新鮮に映るかも知れない。
 朝ドラの役割の一つは大衆の生活史を描くことではないか。平成も22年になり昭和は遠くなった。過去を美化し独りよがりのノスタルジーに浸るのではなく昭和の暮らしを歴史として見直してもいい時期だ。」
 
その通り! 魅力を語りつくしてますね~。
舞台となってる昭和38年あたりは、私まだ保育園とかだったかな~(ハハ、年がばればれ)。yochanhaはかろうじてこの世に産声を上げてた頃でしょうか?
毎日テレビに夢中になってた頃です。
今日の放送にも出てきた「かっぱの三平」、たしか鬼太郎のちょっと後に放送されてた子供向けのドラマで面白かったですよ。「悪魔くん」というのもあってこれも面白かった! ♬エロエロエッサイム~♬ って主題歌憶えてませんか? ご主人は見てるかも? 多分昭和41~43年頃だったんでは?と思うのですが。
 
それから誕生日憶えてくれてたんですね。ありがとう! とっても嬉しいです! そうか、以前kikiさんのところで私書きましたよね~(笑)
yochanは何日ですか?

あっ! そうそうニュース! yochan
すでにご存知かもですが、来週のNHK「鶴瓶の家族に乾杯」は ”向井理、島根県安来市を訪れる” ですって!! お見逃しなくですね。
 

yochan さんのコメント...

ジョディさん、読売新聞の記事を打直してくださり、ありがとうございます。ほんと「ゲゲゲ~」の魅力を語りつくしてますね。さすが、読売の編集委員だわ~。

そろそろドラマの中で、おめでた話が出るはずですが、私は水木夫妻の長女の約3か月後に生まれました。学年も同じです。

テレビを見始めた記憶があるのは3歳くらいだから、丁度「悪魔くん」とかが放映されていた頃なのですが、全く覚えていません。おっしゃる通り、夫はしっかり覚えていました。

「河童の三平」と「悪魔くん」は丁度今読んでいるところです。先日図書館で『水木しげる貸本傑作大全』のうちその2作を借りました。どちらも面白いです。特に「悪魔くん」が好きです。あんな時代にあれほど詳しくオカルトを扱っていたなんて、さすが水木さんだと思います。「河童の三平」はお人よしすぎてすぐだまされるところがハラハラします。前回のあらすじとして描かれている内容が前の場面と違っていたり、印刷上のミスが目につきますが、それもご愛敬って感じで癒されます。

そうそう私の誕生日はダニエルの5日後です。

「鶴瓶の家族に乾杯」、私は昨日たまたま向井君のホームページで読んで知ったところです。これは見逃せませんね。7月から放送の「ホタルノヒカリ2」にも出演が決定したらしいです。映画も8月と9月に公開される作品があるので、おもしろそうだったら観ようかな。