2007年11月29日木曜日

ダニエル最新画像

11月27日「ライラの冒険 黄金の羅針盤」のレッドカーペットプレミアにて。


11月28日 British Independent Film Awards でサツキたんと





2007年11月27日火曜日

ダニエル、BOND22関連最新情報

 いつもチェックしているMI6に一昨日ごろから立て続けにダニエルのBOND22関連記事が出ています。「黄金の羅針盤ライラの冒険」の公開が近づいており、PRのためのツアーなどで受けたインタビュー記事が多いです。私は一昨日は日曜日なのにほぼ一日中働きづめ、昨日は研修で、記事は読んだものの和訳して載せる気力がなく、やっと今日時間に余裕ができたので、少しピックアップしてみます。
http://www.mi6.co.uk/news/index.php?itemid=5607&catid=106
 ダニエル、もうちょっぴりスリムで、ボンドらしい雰囲気を出す為に、ダンベルでのエクササイズは止めて、ヨガやピラテスでのエクササイズに取り組んでいるそうです。私たちの声が届いて、筋肉つけすぎないようにしてる?とも思いましたが、単にジムが嫌いでより穏やかなヨガやピラテスという方法に行き当たり、それが気に入ったという感じかな?

http://www.mi6.co.uk/news/index.php?itemid=5610&catid=106
 ダニエルがインタビューでBOND22についての色々な噂について正しています。
 インタビュー前半の, Casino Royaleでボンド俳優になることを決めるまでの心の葛藤は、今まで皆さんもさんざん読まれた内容とそう変わらないので省略します。 ポスト・ボンドとしての名声とどう向き合ってきたかと言う質問については「ユーモアのセンスを持つことが鍵だ。こういうことにはユーモアがなくてはならないし、自分を見失わないように努めてきた。自分の生活は変わった。それまであった自由がなくなったが、ボンドになったのに伴って付随してきたものすごくたくさんの別の自由を手に入れたと言う事において変わった。」と答えています。
 イギリス人ではないマーク・フォースター監督について「彼はどんな感性をBOND22に吹き込めるか」との質問には、「彼の今までの作品を見ればわかる様に、まさに素晴らしい。世界を多角的に見ている。それこそ我々がほしいものだ。彼はその点信頼できる。BOND22をカジノロワイヤルからさらに飛躍し、違った物にする必要があるので、自分にとってこれは非常に重要なポイントだ。マークはまったく際立って優れている、そしてやる気も十分だ。」と答えています。
 また、ライター達のストライキがあるがその影響はどうなるだろうかとの問いに「彼らのストライキは7月になるが、脚本の方はもうできているので影響はないと思う。」そうです。
 またBOND22の内容はイアン・フレミングの小説に基いているかと言う質問に対して、自分が知る限り「違う」と言う事です。
 前から何度も言われているようにやはりBOND22はカジノロワイヤルのストーリーの直後から始まるそうです。
 また、ユーモアを取り入れるという噂については否定しています。彼は前もって書かれたギャグは嫌いなのだそうです。ボンドにもジョークが入るのは必ずしも悪い事ではないが、ジョークが入るなら、緊張状態からでるものである必要がある、あらかじめ作られたジョークはよくないとダニエルは考えているようです。

http://www.mi6.co.uk/news/index.php?itemid=5612&catid=106
 これまたインタビューで。
 ボンド役を演じる合間に自分の興味を引く役柄があれば他の仕事も引き受けたい。それが多くの人に見てもらえるような作品である必要は必ずしもない。感情や激情を扱い、必ずしも大爆発や官能的な女性が出るわけでもない映画を製作するよう人々を説得するのは困難なことだ。 これはFlashbacks of a foolについての話のようです。
 BOND22のシナリオは完成しているかとの問いに「できている」。また、内容について知らされているかという問いには「全部。もしそうでなかったら今頃電話してなぜ教えてもらえないか訊いてるよ(笑い)」
 また、「今回はマーク・フォースターを監督に迎え、「黄金の羅針盤」のデニス・ガスナーがデザイナーとしてこの映画の視覚的な面とフィーリングに変化を持たらしてくれたし、脚本のポール・ハギスがすばらしい脚本を作ってくれた。今度は僕らがやる番だ。僕たちが頑張らなくてはならない。もう、始めている。今はこのインタビューの為抜けてきているが、リハーサルの途中だ。撮影は年明け1月4日にスタートする。」と言っています。

http://www.mi6.co.uk/news/index.php?itemid=5621&catid=106
 http://www.mi6.co.uk/news/index.php?itemid=5620
 ダニエルBOND23,24,25の契約について否定
ダニエルがさらに他のボンド関連の噂について答えています。中でも、カジノロワイヤルの後もう4作のボンドを演じる契約をしたと言う噂がありましたが、本人は否定しています。 一体あの報道はなんだったのでしょう?(11/28追記)

 ところで、このところ海外の雑誌にダニエルの記事がたくさん出ているようですが、「GQ」に掲載されている写真のダニエル、妙に目の周りがアイラインを引いたようでキモイのです。もっといい写真はないのでしょうか。体型的にはスリムになっていい感じなんですが。一方、Times Magazineの写真はなかなかシブかわいくて気に入ってます。

GQ


Times Magazine ↓

2007年11月23日金曜日

Glad to see you again, リッチストロベリーチョコレート!/ Nice to meet you, リッチ抹茶チョコレート!


 さっき近くのスーパーに買い物に行って感動の再会を果たしました、明治リッチストロベリーチョコレートと。ディスカウント品以外では約半年振りの再会です。6月中旬に突然スーパーなどから姿を消してしまい、こんなにおいしいのになんで?と心配したけど、やっぱり戻ってきてくれましたね。
 
 ちょっと包装が変わりましたね。イチゴ含有率も70%から77%に増加し、おいしさに更に磨きがかかったかな?チョコ好きでまだ食べたことがない方、今なら確実にスーパーにあります、ぜひ食べてみて欲しいです。そしてなんと、ストロベリーチョコの横にはリッチ抹茶チョコレートなる商品まで並んでいるではありませんか。これはもう買わずにはいられません!で各一個ずつ買いました。ちなみにそのスーパーでは定価各210円が178円で売られてました。

 さて帰宅してから、さっそく家族みんなでいただきました。リッチストロベリー、やっぱりおいしい~(^^)。リッチマッチャチョコレートのほうも普通の抹茶チョコよりもずっと抹茶がまさにリッチに使われているようで、濃くて苦味もあり、甘さはほどほど。後口が本当に抹茶を飲んだ後のよう。口の中に抹茶の香りが長らく残り、爽やかです。ひょっとしてチョコとしては画期的な口臭予防効果も期待できるかも?これはもう抹茶好きの方なら、リピーターになること確実です。明治製菓、いい仕事してますねぇ。発売日はいつだったのか知りたくて明治製菓のホームページを見たのですが、特に記述がありませんでした。でも他のサイトで今月20日に発売されたと言うのを見かけました。あと、明治製菓の新発売のチョコには他にも紫のパッケージのセレクテッドバニラチョコなどがあることがわかりました。ダイエットしているはずなのに明治のチョコには、リッチストロベリーチョコ以来やはり注目してしまいます。
 
 食べ物の話のついでなのですが、今見ていたテレビの「ランキンの楽園」で全国47都道府県のご当地カレーをギャル曽根が食べてランキングをつけていましたが、鳥取の鬼太郎ビーフカレーが1位、島根のどんちっち鰈カレーも4位にランクイン。山陰勢すご~い。島根のカレーは浜田のカレーです。いまソフトバンクのCMに出演しているシロイルカも浜田のアクアスだし、このどんちっち鰈カレーこれから売れるかも。

2007年11月22日木曜日

この冬もまた熱中しそう

 冬になると、日が暮れるとともに我が家のまわりは真っ暗になります。夕方から夜にかけて生徒さんたちが来るのにこのままではいけない、家の周りを明るくでき、しかも見て楽しめるツールを、という事でここ数年冬が近づくとイルミネーションにいやがうえにも注目してしまいます。そして、70メートルほど離れたご近所さんが、それはもう素晴らしいイルミネーターで4年ほど前から毎年、ご自宅の道路に面している全ての面を上から下まで庭までもセンス良く飾っておられ、私も少しだけでもとりあえずやってみようと2年前からちょっとずつですが、電飾、始めました。 ご近所さんに張り合うつもりは毛頭ありません。ただ家の周りをちょっとお洒落に明るくしたいだけなのです。
 一昨年は外につけるのに抵抗があり、窓の内側につけるタイプにとどめました。うちは外の電源が家の裏側にあり、家の前面に電飾をつけるのには不向きなため諦めていたということもありまして・・・。でも、去年は家の中の電源から窓を通して外にコードを出せる超薄型コードや屋外用延長コードも購入し、屋外の電飾にも挑戦してみました。テラスを囲っているラティスに葉っぱのライトを、20メートルの赤・黄・緑ミックスのLEDストレートライトをコニファーに巻きつけただけですけどね。この葉っぱのライトは電球タイプで、半透明のビニールでできた緑の葉っぱに緑の電球がついたもので8メートルほどあります。ラティスに絡めるとお洒落だし季節を問わず使えるのですが、いかんせん電球なので電気を食うため、今年は使うのを止める事にしました。LEDのストレートライトは本当は青とか白にしたかったけど高いので赤・黄・緑のミックスにしましたが、いかにもクリスマスという色合いなので年が明けたら片付けてます。以上全てアイリスオーヤマのネット通販で購入しました。取り付け方等の情報もアイリスオーヤマのサイトを参考にしました。
 そして去年は手作りイルミネーションも作ってみました。仕事用に看板を手作りしてみようと思い立ったものですから。ライトは近くのホームセンターでその前の年に買っておいた赤の室内用LEDライトと去年買ったピンクと青の同じく室内用LEDライトを使いました。ホームセンターで買っておいたボードに文字の形になるよう穴を開け、ライトをはめ込み吸盤で窓につけただけの簡単なものです。作り方はこれまたアイリスオーヤマのサイトを参考にしました。
 今年も、去年在庫処分で買ったチューブライトを使って何か作ろうと色々アイディアをめぐらせています。今日試しにポーチに這わせて点灯してみたらあまりにも派手な色合いでまるでオン・ステージで西城秀樹の「ヤングマン」でも歌いたくなるような有様(^^;。値段の安いものってやっぱり色が下品な感じになるんですよね。この派手さをうまく活用するか(逆に殺してしまう?)して何とかしなくちゃです。
 また、今年もコニファーに去年と同じストレートライトを巻きつけました。このコニファー、高さが3mはあり脚立も置けない場所に立っているため、巻き始めはライトを輪に結んで輪投げ方式で「ヒュッ」と木のてっぺんに引っ掛け、後はライトを持ったまま木の周りをぐるぐる回って巻きつけることにしています。去年はなんと!一発でスポッ!!と輪投げが決まり、すごく楽にコニファーの巻きつけができたのですが、今年は木が更に成長しておりなかなかてっぺんまで届かず、50回くらいでやっと輪投げが成功。しかも、木が大きくなっている分20メートルのライトでは足りなくなってきた感じです。
 本当はもっとやらなければならない仕事がたくさんあるのに、楽しくってこういうことの方につい熱中してしまうんですよね。

2007年11月21日水曜日

昨日の人生案内より

不細工で親に嫌われ育つ
20歳代女性 親子連れ見ると嫉妬

 20歳代女性会社員。年の近い弟妹がいます。
 弟妹は親に似て容姿端麗、生まれたときから誰もがうらやむかわいい赤ちゃんだったそうです。それに比べ私は不細工で、親も連れて歩くのが嫌だったようです。「私は何をしているときならかわいいか」と親に聞いたところ、「何をしてもかわいくない」と言われたこともあります。
 大人に甘えられずに育ったせいか、この年になっても、街で親子連れなどを見ると憎らしくなります。「大してかわいくないのにおしゃれして、フン」「そんなに我が子がかわいいか」と思ってしまいます。
 人として女性として、いけないことだと理解しています。しかし、心の中は、嫉妬(しっと)でいっぱいなのです。人の反感を買う悩みなのでまわりには相談できません。どうしたら私は安らかな気持ちになれるのでしょうか。(福岡・I子)
◇ 回答◇
 私の想像では、あなたは、いわゆる美人だと思います。そうでないと言われるけど、大体容貌(ようぼう)のことを話題にするかたは、容貌に自信を持ち、他の美人が気になる、というタイプが多い。
 劣等感は人と比較するから生まれるのです。比較するのは、自信があるからです。自信過剰であればあるほど、劣等感は強まります。嫉妬は劣等感と比例します。
 従って、要するにわが身を人と比べなければ、心は平安です。憎しみも恨みも悲しみも、一切ありません。あなたはまず弟妹と比較しなければよろしい。
 ちょっと古い人ですが、新国劇の創始者、沢田正二郎は、理由もなく家族からのけ者にされて育ちました。一家中が花火見物に出かけるのに、正二郎は留守番をさせられました。家族にかわいがられなかった彼は、長じて大衆から愛される役者になりました。人を恨むより愛する方が、大人なのだと知りました。グチや嫉妬は、心が未熟なのだと、知ったのです。
 (出久根 達郎・作家)
(2007年11月20日 読売新聞)

 私は最初、この記事を読んだとき、「この相談者は親の偏った育て方の被害者でかわいそう」と同情しましたが、回答者の意見にもなるほどと唸ってしまいました。

 確かに人と比較するのは自分に自信があるからで、どこかに張り合う気持があるから比較し、少しでも相手が優位だと思うと嫉妬の心でいっぱいになる。または自己卑下してみせる場合もありますよね。また普段の心の持ちようについても書いておられます。

 とはいえまあ、私は人と比べるのはそんなに悪い事だとは思わないですけどね。だって、人から刺激を受けることによってより自分を見つめなおし、劣等感をばねに成長する事もできるわけですから。顔のつくりは整形でもしない限り変えようがないですけどね。

 でも、劣等感と自信の関係については勉強になりました。出久根先生、さすが読みが深い。今回の人生案内は相談内容のとほほさよりも回答者のお答えにブラボー!!


2007年11月18日日曜日

A gentleman from 紳士の国

 先週金曜の夕方から今日の午後3時過ぎまで、待ちに待ったイギリスからのお客様、ジュリアン(46歳・男性)をお迎えし、お世話いたしました。 

 本人に会うまでDHは、相手がイギリスの自治体幹部だから、もしかしたらパブリックスクール~オックスブリッジというエリートコースを進んだ人物で嫌味な皮肉屋かもと想定して、「よくもまあ、そんなに口から出まかせにいくらでも~!!」と感心するほど皮肉合戦のシミュレーションをして遊んでいました。ところが、いざご本人に会ってみるとなんとも穏やかで優しいタイプのジェントルマンでした。容貌的には典型的な白人男性。今までのゲストの中で一番鼻が高かったです。背は185cmでどちらかというと細身。謙虚な人柄を表しているかのような猫背がちな背中がおじさんぽかったです。顔はハリポタシリーズに出てるネビル役の子の最近の顔に似た感じで、なかなか男前だけど人畜無害な感じ。そんなジュリアンを見て、皮肉の応酬など楽しめそうもないと悟ったのか、はたまた、風邪気味だったためかDHはこの3日間終始大人しくしていました。 

 さて、ジュリアン、我が家に着いてから玄関で「どうぞお入りください」と促すといきなり靴を穿いたまま上がったのにはびっくり。これまでのゲストは6人とも靴は玄関で脱いで、律儀にきちんと揃えていたので今回のゲストも日本の習慣を勉強しているとばかり思っていたのでした。もしや、お約束のギャグ?とも思いましたがそういうタイプでもなさそうだし、本当に玄関で靴を脱ぐ習慣について知らなかったのか、知っていたけど忘れていたのもしれません。

 金曜日の夕食は前回のビクトルのときとほぼ同じものにしました。ただ、今回はそれにリンゴと柚子の蜂蜜和えとビール、スーパーで買った巻き寿司や鉄火巻き、サラダも追加しました。というのもこれまでの場合はコーディネーター側から「お客様扱いせず普通の生活のままでお願いします」と言われていましたが、今回はそう言ったことを特に言われなかったので、それなりのおもてなしを期待されていると感じたからです。
 
 実はジュリアンが来てからまともに私が話をしたのは夕食を食べ始めてからでした。ジュリアンが来た時すでに仕事が始まっていて、挨拶だけして仕事に戻り、2時間後仕事が終わったらすぐさま夕食作りを始めなくてはならなかったのです。
 ジュリアンは日本語はまだ「はい」「いいえ」「こんにちは」「おいしい」くらいしかわからないということで、全て英語で会話しました。こちらは適当な英語を適当な発音でしゃべっているのにもかかわらず、すぐに打てば響くような反応があり、ジュリアンの勘のよさに感心しました。それとも私たち、自分の英語力にもっと自信を持っていいのかな?
 私はせっかくだから話し始めるとさっそく、ちゃっかりダニエルの話をしました。 ジュリアンも「007カジノロワイヤル」や「レイヤーケーキ」は観たそうです。もともとピアース・ブロスナンが一番好きなボンドだったそうで、私が「ダニエルがボンドになったときガッカリした?」と訊くと「いや、メディアの人達同様、最初は期待してなかったが、ダニエル演じる強いボンドを観て、考えが変わり、高く評価している。」と言ってくれました。それと私が「ダニエルのボンドは傷つきやすいもろさを感じさせるところが特に好きだ」と言うとすごくうなずいていました。また、「レイヤー・ケーキ」についても「いい映画だ。」と言ってました。いや~、うれしいですよね~。
 お風呂を勧めると、お風呂に入る前にお土産を披露してくれました。DHにはスコッチウィスキー、息子にはイギリスの地下鉄の車両模型、娘にはフルートのCD、そして私にはクリスマス模様の缶に入った紅茶(Whittard of chelseaのクリスマス・リーフ・ティー)。いままでのゲストも半数はお風呂に入る前にお土産をくれたのですが、これってなんかホームステイ・マニュアルでもあるのでしょうか?「お土産は初日の入浴前に渡すべし」みたいな。まあ、実際は多分お風呂に入る前ってかばんを開けることになるので、その時点でお土産のことを思い出したと言うのが真相なんでしょうけどね(^^)。それにしても、息子と娘にいただいたお土産は事前に渡っていたこちらの情報をもとに選んでいただいた事がよくわかるものでした。特に娘がもらったCDには日本の曲が「さくら さくら」「朧月夜」など数曲入っていて感激しました。さっそく皆で聴きました。
 
 ジュリアンがお風呂から出てきてからもベッカムのイギリスでの人気凋落についてとか、いろいろ他愛のない話をしつつお菓子をじゃんじゃん食べながら、「HEROES」の再放送を観たりして金曜の夜は更けました。
 
 翌日の朝食はご飯と卵焼き、野焼きかまぼこ、ほうれん草のおひたし、浅漬け、豆腐の味噌汁にしました。

 午前中は出雲大社と古代出雲歴史博物館へ行き、昼食は我が家の非イスラム系外国人ゲスト御用達の広島風お好み焼きの「HERA」へ。前回のビクトルの時に30分は待ったので今回は見学もそこそこに11時に歴博を出てHERAに向かいました。着いたときはまだ「仕込み中」の看板が出ていましたが、1分も待たないうちに「営業中」に変わりました。首尾よくお好み焼きができる工程がよく見える特等席に座る事ができました。見て楽しく、食べておいしいので「HERA」は最高です。他のゲストもそうでしたがジュリアンも写真を撮ってました。特にジュリアンは英国食品基準局の部長さん、食品には興味津々なのです。

 その後は娘のフルートのレッスンの送り迎えがあったので近くの書店や島根ワイナリーで時間をつぶしました。仕事柄なのかどうなのか、ワイナリーでは興味深そうにいろいろ試食していました。DHが面白がっていたのが、「やっぱり中年のオッサンの好みは洋の東西を問わず一緒だな~(^-^)」という事でした。DHもそうでしたが、あれこれ試食した中でもワインチョコでコーティングしたレーズンや、きな粉をまぶした豆菓子がジュリアンもお気に召したらしく何度も試食し、結局お土産に買っていたのでした。 私はというとDHにそそのかされてワインを2本買いました。

 夕食はジュリアンもイギリスで時々作って食べているというカレーライスにしました。サラダはスーパーで買ったポテトサラダにしました。カレーは「おいしい」と言っておかわりもしてくれました。でも、サラダのほうは勧めても断られました。スーパーで買うのを見られていたので、やっぱりな、と思いました。
 
 食後にジュリアンとDHと私とでワインを飲みながらいろいろおしゃべりを楽しみました。前夜と違ってけっこうまじめな話をたくさんしました。ワインがすすむ、すすむ。お菓子もすすむ、すすむ(^^;。日英の医療費についての比較とか学校給食についてとかDHの仕事のことなどジュリアンからふってきたので、大人な話を色々しました。イギリスの病院って歯医者さん以外は無料なんですね。歯医者さんもそんなに高くはなかったような。「それだけ税金が高いんですよね。」と私が言うとジュリアンは苦笑い。さらにDHが「まさにゆりかごから墓場までだね。」と言うとジュリアンは可笑しそうに笑ってました。日本は全て3割負担だと伝えておきましたがそれでいいんですよね?あとイギリスではタバコが一箱1000円もするそうな。教育の成果もあり喫煙人口は減っているそうですが、ただどんなに高くても吸う人は吸うのですね。他にも交通事情などいろいろ日英比較の話をしました。
 今朝も日本の給食費や医療費未納問題などモラル低下の話をしたら、モラルの低下についてはイギリスも同様だと言ってました。また、食品会社の産地偽装問題について教えてあげたかったけど今一つうまく伝えられなくて、ネットの英字新聞を見せてあげたら喜ばれました。

 今朝の食事はトーストと各自好きな飲み物、スクランブルエッグ、ベーコン、スパゲティ、またまたリンゴと柚子の蜂蜜和え。
 お昼は出雲文化伝承館の中にある羽根屋さんで出雲そばの定食などを食べ、館内見学をした後、お茶席へ。ジュリアンは正座は無理だそうで、胡坐をかいてお菓子を食べ、抹茶をすすってました。
 
 今日はジュリアンが帰る日でもあり、「イギリスに帰ってから何か送ってもらいたいものはあるか」と訊かれたので、ちゃっかり「ダニエルが表紙になっている雑誌!それとウォーカーズのショートブレッド!」と答えちゃいました。DHは「自分の欲しいものは高いものばかりだからいいよ、ちなみにツィードのジャケットとか。」ですって。
 
 午後はもうジュリアンとお別れです。午後2時に私の運転で我が家を出発し、松江のホテルまでジュリアンを送りました。
 
 また、いつか会える日を楽しみにしています。もし、もう会えなくても、連絡を取り合ってお付き合いを続けていこうと思います。

 

2007年11月11日日曜日

プロムナードコンサート

 今日は、出雲フィルハーモニーアカデミーオーケストラのプロムナードコンサートに行きました。娘(小6)が出雲芸術アカデミーの生徒で、今週のレッスンはこのコンサートの鑑賞(親も同伴で)なのでした。この出雲芸術アカデミーは出雲市が運営しており、プロの指導を受けながら、月謝は楽器の使用料込みで3000円とお安いのです。うちの娘は一昨年に第一期生として入学したので今3年目になりました。それまで外での習い事を何もさせてなかったのと、 なにか楽器の演奏ができるようになって欲しかったのとで娘を説得して入らせました。フルートなら場所もとらないし、それに私としては月謝の安さも魅力でしたけどね(^^;。入るのを渋っていた娘でしたが、レッスン初日から俄然やる気が出て、2年以上喜んで続けています。楽器の練習だけでなくクラシック音楽全般についての講義のようなものもあり、まさにアカデミーの名にふさわしい教育を受けさせていただいており、出雲市には感謝、感謝です。

 さて、プロムナードコンサート、私は2年ぶりに聴きに行ったのですが、やっぱりクラシックも生演奏は格別ですねぇ。
 開演前にロビーコンサートもあり、指導者の5人の先生が、J.シュトラウスⅡの「春の歌」「観光列車」、となりのトトロの「さんぽ」、あと曲名は忘れたけどプーランクの曲を演奏されました。出雲芸術アカデミー芸術監督で、オーケストラの指揮者でもある中井章徳先生の進行、解説がいつもながら絶妙でした。「プロムナード」は「散歩」という意味なのだと中井先生の話で今日初めて知りました。

 中井先生は30過ぎくらい?の若くてお洒落な男の先生ですが、その世界ではかなりの実力者だそうです。岡山の方ですが、月の半分は出雲で指導等をしておられるそうです。わかりやすく、しかも面白おかしく講義やレッスンをしてくださるので子ども達も先生が大好きです。親が一緒の集まりの時もすごく面白くてためになるお話をしてくださいます。
 
 今年のプロムナードコンサートは、前半はグリーグ没後100年を記念して、ノルウェーの作曲家グリーグの「4つのノルウェー舞曲から 第一番作品35-1」と「ピアノ協奏曲イ短調 作品16」を演奏されました。グリーグと言えば、「ペールギュント」しか知らなかったのですが、今日聴いた曲は北欧っぽさのあるどこか哀愁漂う感じが良かったです。ピアノ協奏曲ではピアノがオーケストラと素晴らしいハーモニーを奏でていて感動しました。また、ピアニストの方がアンコールも一曲、熱演してくださいました。ピアノもいいもんだなぁと思いました。
 
 また毎回後半はトラベル・アワーとして特定の国をテーマにした曲を聴かせてくれるのですが、今回はハンガリーをテーマにした曲でした。曲目はベルリオーズ「ラコッツィ行進曲」、ブラームス「ハンガリー舞曲 第6番&第10番」、サラサーテ「ツィゴイネルワイゼン 作品20」、リスト「ハンガリー狂詩曲第2番」でした。ブラームスやサラサーテのほうはよく聴く曲だから、集中して聴けました。特にまだ19歳の学生さんが弾いた「ツィゴイネルワイゼン」、すごかったです。やっぱり生演奏は迫力ありますね。それと、リストの「ハンガリー狂詩曲」の紹介のとき、中井先生が「出だしの金管のパートが“仕事人”みたいな感じですけどね」と言っておられましたが、本当にそうだったので娘と顔を見合わせて笑ってしまいました。私の中では永遠に「ハンガリー狂詩曲=必殺仕事人」で記憶されることでしょう。
 
 アンコールが2曲ありましたが、最後の曲は「ラデツキー行進曲」でした。中井先生が観客にも拍手をするよう促されました。強く、弱く、ストップと動作で示しながら。中井先生はいつもこうやって観客も一体となって音楽を楽しめるような演出をしてくださるのです。最後の最後まで盛り上がった本当にいいコンサートでした。
 

2007年11月5日月曜日

スペインもいろいろ

 先日からそれとなく仄めかしておりましたが、一昨日(11月3日)から今朝までスペインからのお客様のお世話をいたしました。

 ゲストの名前はビクトルくん。大学4年生です。ヴルカヌス・イン・ジャパン・プログラムの研修の一環としてホームステイ体験が組み込まれていて、そのホストファミリーとして我が家とビクトルがマッチングされたのでした。

 ところで、ヴルカヌスとはラテン語で鍛冶屋の神様を意味するそうですが、このプログラムはヨーロッパの大学生・大学院生がインターンシップを通じて日本企業に貢献すると言うものです。一年間の研修期間のうち初めの4ヶ月は毎日、日本語をみっちり勉強し、残りの8ヶ月間は企業で研修をするそうです。9月からの研修なので、皆さん日本語を2ヶ月勉強したところでホームステイを体験するわけです。なんでも、今回の学生達は日本の田舎の生活を知りたくて島根に来たのだそうです。そうか、田舎と言えば島根ということですか。やっぱり島根って田舎 of 田舎s なわけですね。 とほほなような嬉しいような。

 さて、3日の4時30分に、松江のホテルに向けて子ども達と私の3人で家を出発しました。ところがホテルの近くまで来て道に迷ってしまい、慌てたのなんのって(@@;)。宍道湖と夕日の絶妙なコンビネーションに感動したりと余裕かましているうちにホテルが近づく頃にはすっかり暗くなっていてわけがわからなくなり、パニック状態に。松江市内を運転するの苦手なんですよね。大慌てでファミレスに駆け込み、レジで電話帳を借りてホテルに電話し、場所を確認、夕方6時からのWelcome Partyの4分前になんとかホテルに到着しました。ちょうど学生達も着いたばかりだったようでフロント付近に白人のイケメンand 美女集団が。やっぱりヨーロピアンはシックでお洒落~と横目でながめつつ2階の受付へ。

 パーティが始まり、オープニングセレモニーが終わると、ゲストとホストファミリーのご対面。「アンドレアさんのホストファミリーは・・アンドウさんです!」のアナウンスが聞こえたときはあちこちから笑いが・・。マッチングした人、これは絶対ウケをねらってますね?そして40組の発表の終わりの頃いよいよ我が家もアナウンスされ、手を挙げると、ビクトルがゆっくりとこちらのテーブルに歩いてきました。

 さて、ビクトルくん、バルセロナからやって来たのですが、いかにもスペイン人っていう感じじゃないんです。スペイン人のイメージってなんか「目鼻立ちがくっきりした濃い顔で、血が熱そうでセクシー、知的って言うよりは肉体派」あたりだと思いませんか?

 ビクトルの外見はもっと繊細でぼやっとした感じで、肌が透き通るように白く、あっさりしてるんですよね。ギトギトしてなくて、しっとり感、透明感があり、知的な感じ。星座で言うと、うお座、双子座、水瓶座、乙女座ってとこかな?(後で聞いたら乙女座でした)。体格は40人の中では中肉中背(身長183cm)、ダークブラウンの髪の毛と髭、瞳がカジュアルなスーツとよくマッチしてお洒落な雰囲気。

 なんか言動も飄々としていて、あっさりした感じ。でも、基本的に陽だまりのような笑顔つき。タレ目勝ちの大きな目はやっぱりラテンだよなぁ、と思いました。睫毛も長~い。

 我が家には夜9時20分頃に着きましたが、彼が最初にしたのはうちの庭でお留守番していたダンジュウロウとじゃれる事でした。しばらく遊んでました。あとはコーヒーも紅茶もお酒もだめで、「水をください。」というので水を飲ませ、お風呂に入ってもらい、その後は12時くらいまでおしゃべりをしました。

 約1日半でいろいろな事を話しました。よく見るテレビドラマのこと、映画のこと、スペインにいる家族やペットの犬、それに彼女のこと、将来について、などなど。 彼の日本語の勉強になるよう、できるだけこちらは日本語で話しかけましたが、リスニングが苦手で語彙力にも自信がないそうで、より丁寧な日本語で言い直したり、それでもだめなら結局お互い英語で補足しつつ会話しました。 
 
 ところで、「スペインでは一日5食食べるんだそうですね?」と聞くと、「えっ?」と驚いてました。彼によると、日本と同じで一日3食だそうで。ふーん、そうなんだ、地域または家庭によって違うのかしらね、と思いました。

 また、私の部屋のキャビネットにあった浦沢直樹の「マスター・キートン」を見て大喜び。彼にとって、人生で最高の漫画は浦沢直樹の「20世紀少年」だそうで、「マスター・キートン」も読みたいけど、スペイン語版はまだ出ていないので読んでないのだそうです。日本語の勉強にはコミックを読むのが手っ取り早いし、日本語版を読めばいいのに、と言いましたがどうもその気にはなれないようでした。スペインでは鳥山明の「ドラゴン・ボール」が火付け役となり、日本の漫画がたくさん翻訳されて人気なのだそうです。ビクトルもいろいろ読んでいて、ちょっとした薀蓄を語ってくれたりもしました。 「Death Note」も全部読んでいて、パート1は面白いけど、パート2はだめだと言ってました。
 
 ビクトルってイメージしていたスペイン人とやっぱり違うなあ、と思って、スペイン人気質について調べてみると・・・ありました!キーワードはビクトルの出身地「バルセロナ」。
 なるほど、バルセロナのあるカタルーニャ地方は特別な地域なんですね。いわゆるスペインとは人間の特徴も外見的にも内面的にも違うのだそうです。ビクトルも北部と南部では体格が違うし、気質も違うとは言ってましたが。だから食事の回数なんかも典型的なスペイン人とは違うんですね。納得、納得。
下記URL参照:
http://barcelona.s28.xrea.com/forbeginners/principal.html

上記のサイトに写真が載っていたバルセロナの人より、ビクトルはずっとハンサムでしたけどね。
バルセロナ、面白そうです。いつか行きたいです。

 ところで、ダイエット中のワタクシですが、やっぱりパーティでは炭水化物をつい食べまくっちゃいました。デザートのケーキやプリンも小さいものを4個は食べました。ティラミスのおいしかったこと!車の運転があるから飲み物もジュース飲みまくり。
 でも、なんと体重がこの2日間で1キロ減ったのです。やっぱり緊張感のためでしょうか。それにいつもより、てきぱきとよく動いたし。
 2日目は朝から皆でイヌの散歩で50分くらい歩きました。その後、我が家では見れない和風家屋や仏壇、ちゃんとした床の間、欄間、和風の庭などを見せてあげる為、私の実家へ行き、そのあと稲佐の浜へ。さらに出雲文化伝承館でも歩きましたしね。
 お昼には、いつも行く広島風お好み焼きのお店に行きました。時間帯のせいか覚悟はしていましたが、やっぱり待つことに、しかも駐車場で。やっと食事にありつけたのが1時半。でも、待ったかいがありました。いつも以上においしかったです。やっぱりHERAのお好み焼きは最高です。ビクトルもものすごく喜んでいました。昼食の後は出雲科学館でちょっと遊び、4時前には近くのスーパーで夕食の買出しをして帰宅しました。ビクトルは日本の料理の作り方を習いたいとのことだったので、一緒に肉じゃがを作りました。それとご飯の炊き方も教えてあげました。あとのメニューは玉木宏の真似をして永谷園の松茸のお吸い物を調味料にして和風スパゲティ、あとポークの大根巻きカツレツ、それと朝散歩コースで見た「しじみ」を使ったしじみの味噌汁にしました。
 この間、私も皆と同じものを食べました。でも、今朝、体重が減っていたのです。緊張感とよく働くことがやっぱりダイエットの近道かもしれませんね。
 でも、私ってぐうたらなのでそんな緊張感のある生活がいつまで続くか自信がないので、やっぱり食事療法は明日から再開しようと思います。
 次のイギリス人のゲストが来る頃までにもうあと2キロ減らしたいです。

2007年11月2日金曜日

我が家のホストファミリー体験記

(1)2006年2月5日~2月6日 セラージュ(27歳・男) from アフガニスタン
 アフガニスタンの学校教師(中・高生の英語担当)
 背は168cmくらいでがっちりタイプの男性。立派なヒゲを蓄えたハンサムさん。でも、同国から来た他の人たちに比べて忘れ物が多かったりと、行動がどこか抜けていて微笑ましかったです。
 5日 朝、松江に迎えに行って国際交流センターでご対面。すぐに車に乗り出雲方面へ。途中でお昼を食べ、自宅へ。その間、お互いの家族のことや仕事の事、お互いの国の気候、学校の様子など、いろいろな話をしました。自宅についてから暫くお茶を飲んだりしてのんびり過ごした後、大社方面へ出かけました。まず吉兆館と出雲大社へ。それから寒風吹きすさぶ稲佐の浜へ。確か大社図書館にも立ち寄ったような。

 その後おみやげを買う為にダイソーへ(和の小物がたくさんあるので)。彼は必死でMade in Japan製品を探していましたが、お察しの通り・・・。でも、婚約者のためにバッグを買っていました。百均ショップのもので本当にいいの?と思いましたが・・・、うちに来る前に大阪で他にも買ったと言っていたので、いいんでしょう。27人家族だそうなのでおみやげ買うのも大変だったと思います。

 コミュニケーションは英語でとりました。お互い英語が母国語ではないので多少の誤解もありましたが、概ね良好に意思の疎通ができたと思います。セラージュは特に息子のキャラが気に入った様子で、愉快そうに過ごしていました。

 翌日は夕方までに松江に連れて行かなくてはいけないので、松江に向かいながらMade in Japanの電気製品をさがして何軒もまわりました。とにかく日本製でなければ買う意味がないと真剣に言うのです。Made in Japanは単純な製品よりももっと複雑で精密な製品になるからどうしても値段が高くなるし、やはり彼にとっては高価すぎるのです。結局、懐中電灯にはなぜか日本製のものがあったらしく4本も購入していました。以前も書きましたが、あちらでは夜がとにかく暗いからなのだそうです。観光としてはゴビウスと平田図書館、松江城に立ち寄りました。そして、集合場所のホテルへ連れて行き、十数組のホストファミリーとゲストが一同に会し、和やかながら感動的なfarewell partyへ。

 パーティではアフガン青年達が荒木八洲雄さん(安来節の普及や山陰鉄道研究会の世話役をなさっている方で、ビートたけしの番組で「デンデンバッハ~」と言いながら宇宙人と交信を試みた方としても一部では有名)の指導で安来節を踊りました。荒木さんとはその頃たまたま鉄道趣味の息子を通して手紙のやり取りをしていたので、うちの息子も荒木さんから安来節を一緒に踊ろう、と誘われ戸惑いながらも踊りの列に加わりました。また、青年のうちの数名が民族衣装を身に纏い、彼らの国のポップス系の音楽に合わせてダンスを披露してくれました。アラビア風で幻想的な音楽と流れるような動きのなかにも力強さのあるダンスにウットリしました。踊っていた青年達がまた、イケ面でしたしね。あの曲をもう一度聴きたいです。パーティが終わるとあちこちで抱擁しながら涙涙のお別れ(もちろん同性同士で)。彼らの幸運とアフガニスタンの発展を願わずにはいられませんでした。

★お世話するに当たり気を付けたこと: イスラム教徒のため、1日5回のお祈りと食事制限があり、かなり気を遣いました。お祈りには水を必要とするので、外出時には主人の職場のシャワー室を借りたりしてしのぎました。また、女性は肌を見せてはいけないという事で私はスカートはやめました。また、異性との接触も基本的にタブーだと聞いていたので、私と娘は席が隣にならないようにしました。でも、お別れする時間が近づいた頃、向こうから隣に座るよう誘ったり、別れ際に握手を求めてきたのには面食らいました。タブーの話は一体なんだったの?

 やっぱり食事が一番気を遣いました。豚肉がだめなのはもちろんですが、本人の好き嫌いのためか、魚介類も全く食べませんでした。昼食の天婦羅定食はご飯しか食べず、夕食のおかずは結局、鶏のから揚げくらいしか食べなかったですね。うなぎのおいしいお店にも連れて行ったのですが、「日本人は蛇を食べるのか?」と聞きます。こちらが蛇ではなく、魚の仲間のeelだと何度言っても納得してくれず、結局唐揚げ定食を食べてました。野菜もあまり食べなかったですね。ただ、チョコレートやバナナはいくらでも食べていました。あらかじめ、甘い物が不足している国から来るので甘過ぎるくらいのお菓子が喜ばれるとは聞いていましたが、その通りでした。前にも書いた事がありますが、バイキング形式のfarewell partyで、最初からケーキを3つお皿に乗せてましたしね。 

★感想: farewell partyが終わり、別れを告げる時、夫は泣いていました。「帰国後の彼らの行く末を思うと・・・」と言って・・・。アフガニスタンという、再興をかけて奮闘している国から日本の教育事情などを学ぶ為にやってきたセラージュ。まだまだ政情が不安定で、セラージュの帰国後も、たびたび学校がタリバンの残党による爆撃を受けたというニュースを目にして、安否が気になっています。帰国後2ヶ月ほどはメールのやり取りをしていたのですが・・・。アフガン関係のニュースを見聞きするたびに本当に厳しい現実を目の当たりにする思いがします。

 我が家にとってこれが初めてのホストファミリー体験でした。きっかけは夫の職場の方から声がかかり引き受けることになったのですが、今回のセラージュ達アフガニスタンの青年を見ていて、これからも発展途上国の発展と、若者達の志を微力ながら支えることができればと思い、しまね国際センターのボランティア登録をしました。その後昨年から今年にかけて予定も含めて6人の受け入れをするに到っています。 発展途上国だけでなく欧米からのお客さんも、身近な国際交流になるので喜んで受け入れています。

 それと、観光施設等の案内に際し、DHの読書による豊富な歴史知識が役に立ち、またそれを特別得意なわけではないはずの英語で上手に伝えていた事につくづく感心したと言う事も付け加えておきます。やはり、語る内容なくしては多少英語ができてもね~、というのを改めて痛感しました。

(2)2006年6月30日~7月2日 ポーンさん from カンボジア

(3)2006年11月25日~26日 ジョンさん from  アメリカ合衆国

(4)2007年1月6日~7日 ターちゃん from  中国

(5)2007年8月5日~6日 ファンフィちゃん from 中国    

  詳細は: 中国もいろいろ 2 http://peachboy-peachboy.blogspot.com/2007/08/blog-post_05.html

(6)2007年11月3日~5日 ビクトル from スペイン

  詳細は: スペインもいろいろ http://peachboy-peachboy.blogspot.com/2007/11/blog-post_05.html

(7)2007年11月16日~18日 ジュリアン from  イギリス

  詳細は: http://peachboy-peachboy.blogspot.com/2007/11/gentleman-from.html