数日前に読み終わりました。
<感想>
最初は、タイトルにもなっているグレイ氏のイケメンぶりにドキドキし、彼に一目惚れしたヒロイン・アナスタシアに感情移入できそうかなと思いました。
でも、読み進むうちにどんどんヒロインの言動に違和感というか共感できなくなり、「もう、勝手にすれば?」と思いながら読むようになりました。何が嫌って、彼女の下唇を噛む癖と減らず口。彼女のその癖がグレイ氏のツボにはまってることを知っていてわざとグレイ氏に見せつけるところとか。品がないところがちょっと。母親が自由奔放過ぎてちゃんと躾けられなかったのでしょうね。
そして、クリスチャン・グレイはパーソナリティ障害傾向が強いですね。支配的でものすごく独占欲が強い。ストーカー傾向も半端ない。一言でいえば、愛情というものを信じられない。そんな人格は生まれ持ったものではなく、彼の生育歴(父と死別、母親の彼氏による虐待、母親の自殺、グレイ家の養子になって母の友人から思春期に受けた性的虐待)が原因と思われますが‥。アナスタシアは彼に同情し、救ってあげようとしてますね。私には無理ですね。でも、自分も21歳くらいだったら、惚れた弱みでアナスタシアみたいな行動をとるかもしれませんが。
結局、過酷な生育歴の中で深く傷ついた者と、離婚再婚を繰り返す母に振り回されてきた者との共依存関係を描いてる作品というとらえ方もできると思います。
今、2作目の『Fifty Shades Darker』を80ページまで読みましたが、二人の関係はずるずる続きながら、クリスチャンがだんだん人の愛情を信じれるようになりそうな感じです。
5 件のコメント:
海外では、ヒットしている作品なんですよね。
官能的な文章はたくさんあるのですか?
人格障害と共依存のカップルの話って
ちょっとしんどいかも・・
って英語では読めないですけどね。
そうなんです。発表から1年もたたないうちにハリポタ全巻の売り上げを抜いたほどに売れてます。
文学的な価値はかなり?ですが、やはり官能的な場面は結構あるので、そこが売りなのだと思います。ノーマルなのが4回くらいとアブノーマルなのが3回くらいはあったと思います。しかも結構生々しい表現なんですよね。マミー・ポルノ(母親用ポルノ)と呼ばれる所以でしょう。
かなり読みやすい本ですが、途中から彼らのやり取りに嫌気がさして飽きてきました。
同じ表現の繰り返しが多いのにも辟易しましたしね。
とはいえ、根がスケベな私は買ってよかったと思っています。(#^.^#)
いや、やっぱり最初の1回だけノーマルで後はアブノーマルかも。
つい、ネクタイプレイくらいはノーマルにカウントしてました。(#^.^#)
これの映画化でグレイ氏を演じるのは、ライアン・ゴスリングじゃないかという噂がありますね。実際のところは分らないし、ゴスリングが受けるかどうかも分らないけど(笑)
あら、そんな噂があったんですか。
ライアン・ゴスリングは、画像で見ただけですがハンサムですね。
でも、私のイメージしているクリスチャンとは違うタイプです。
それにしても、こんな作品でどんな映画を作るのだろうと疑問に思います。オファーが来ても断る俳優さんも結構いるのでは?
この本からエロ部分をのぞいたら、ここまで売れることはまずなかったと思うほど内容的にはは薄いので。
コメントを投稿