2010年4月30日金曜日

今日の「ゲゲゲの女房」(29話)

今日のキーワードは「ナズナ」と「自転車」ですね。いい話でした。布美枝と茂のエピソードでは、今のところピカイチのmoving storyです。

昨日までの話:結婚して調布の家で暮らし始めてそうそう、茂は仕事一筋で、新妻の布美枝はほっとかれっぱなし。でも布美枝は何もわからない中、妻として自分にできることを精一杯頑張ってきた3日間。
しかも、その間に置き引きに遭ったり、兄一家がお風呂に入りに来たり、2階に赤の他人を間借りさせることになったりと非常事態のオンパレード。なかなか夫婦でしっぽり…という時間がありませんでした(夜はどうだったかはわかりませんが)。
昨日の放送の終わりのあたりから、ようやく茂から布美枝への思いやりが形となって現れ始めて、見ているこっちまで嬉しくなってきました。ようやく一仕事終えて、結婚後初めて入ったお金を手に向かったのが一六銀行。そして買ったのがラジオ。相手をしてやれなくて寂しいだろうからと布美枝のために買ってあげたのでした。
ラジオを見て本当にうれしそうに喜び、ラジオから流れる音楽に合わせて歌う布美枝を見つめる茂のまなざし。昨日のクライマックスでしたよね。いいシーンでした。
ところが布美枝が茂の仕事部屋を片付けたことで茂が大激怒。

ここから今日の話:茂に叱られても布美枝はふてくされたり、泣いて飛びだしたりするのではなく、「どうやったらいいのか教えてもらわないとわかりません。一緒にここで暮らしていくんですけん。」と論理的に抗議しました。布美枝ってやっぱりいざというときは言うべきことを言えて偉いです。やけになってその状況から逃げるのではなく、「ここでやっていくんだ!」と腹を決めて前向きに対処できる、本当に頼りになる人ですね。

自分の部屋に閉じこもった茂はしばらくして、布美枝にあんなに怒ったのは自分の仕事がうまくいかないことの八つ当たりだったかな、と反省します。
ふと見ると、窓際に、瓶に挿したナズナが…。「ああ、もう咲いちょったか」。仕事だけに心を向けていたために気付かなかったいろいろな変化に気付きます。布美枝によってこの三日間に家のあちらこちらが彩りのある生活感で生まれ変わったかのよう。おしゃれな座布団カバー、新しい食器類、張り替えられた障子、折り鶴などなど。そして、布美枝の仕事場とも言える台所にも同じようにナズナが…。
今回のナズナは、夫婦のきずなと、ひっそりとたくましく家庭を築いて行くこと、そして地味だけど可憐でしかも逆境に強い布美枝を象徴しているように思えます。多分このシーンに感動した人は私だけではないはずです。そして今週のサブタイトル「花と自転車」の意味が今日のナズナの話で腑に落ちました。

お互いを思いやる心を持ちながら、すれ違ってばかりの二人でしたが、今日はラストで、茂からの自転車のプレゼントと、初デートのサイクリングの提案。思いがけない喜びと、それまで張り詰めてきた緊張の糸が緩んでしまったのか布美枝は涙があふれて言葉にならないのでした。
もちろん見てるこっちももらい泣きです。
今日は久しぶりに号泣しました。
夜の放送と明日の連続放送も観なくては。
明日は、オープニングでいつも流れる、二人で土手?をサイクリングしているシーンが見れそうですね。オープニングで見るだけで胸がキュンとなるくらいですから、明日もまたウルウルしてしまいそうです。

2010年4月27日火曜日

「埴生の宿」

NHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」の中で、主人公の布美枝が精神的にショックを受けたときによく口ずさむのが、「埴生の宿」。

私はこの歌については、メロディーはよく聞くけれど、学校でも習わなかったし、よく知りませんでした。タイトルも夫に聞いて知りました。原曲はイングランド民謡の‘Home, Sweet Home’。
映画「ビルマの竪琴」では、英兵に囲まれた日本兵がこの歌を歌うと、英兵も一緒に合唱し、戦いをやめたという感動的なシーンもあったそうですね。

「埴生の宿」とは土で作ったみすぼらしい家のことなのだそうですね。そういえば埴輪も土でできてるし、なるほど。
歌詞は「たとえボロ家でも我が家が一番」という内容です。

「ゲゲゲの女房」では、布美枝の見合い話を進めようとする父と、それに反対する叔母・輝子の言い争いであがった「布美枝の後にはまだ弟や妹も控えているから、布美枝をいつまでも家にいさせられない。」という言葉を聞いてショックを受け、河原で一人「埴生の宿」を口ずさむ布美枝。

また、東京での新婚生活に希望を抱いていたのに、思い描いた家とは天と地の違いのボロ家に住むことになり、またマンガの締め切りに追われる夫は仕事だけしか興味なし。なんでも揃っていた安来の実家と比べて何もない調布の家。ショックを受けつつも「比べたら、いけん。これから自分で作り上げていかないと。」と決意する、健気な布美枝。
このときも布美枝は「埴生の宿」を口ずさみましたね。

布美枝はくじけそうになる自分を奮い立たせるために無意識にこの歌を歌っているのでしょうね。

普通の人だったら詐欺だとかって騒いで、すぐ実家に帰りそうなところですが、布美枝は偉いです。
結婚って幸せにしてもらうための人生のゴールではなく、家庭を作り上げていくための新しい人生のスタートですが、それでもスタート地点が余りにも厳しい布美枝の状況。そこでジタバタせずに受け流すことができるのが布美枝の大人物たる所以ですね。

がんばれ!布美枝~!!

2010年4月25日日曜日

ゲゲゲの妖怪美術館

昨日は、平田本陣記念館の企画展「ゲゲゲの妖怪美術館」を観に行きました。5月16日までの展示なので、今のうちに行ってしまおうというわけで。うちは2~3年に一回は家族でこちらの企画展を見に行きますが、私的には今回は特に、今ハマっているドラマ「ゲゲゲの女房」関連なので、期待感は5年前の「石原豪人展」以来の盛り上がりようでした。

連休前のためか、お客はまばら。でも老若男女を問わずいろんな人が見に来てました。石原豪人の時は子供に見せるのはちょっと…という絵もたくさんあったけど、水木さんの絵はそういう意味での緊張感はなくて気楽に見れて良かったです。
会場には、ゲゲゲの鬼太郎の原画や妖怪画など149点が展示されています。一反木綿(鹿児島県)やキジムナー(沖縄県)など日本各地に伝わる妖怪が、言い伝えを記した解説パネルと一緒に紹介されていて、興味深かったです。
また、東海道五十三次の浮世絵の中に妖怪を登場させている木版画の「妖怪道五十三次」も面白いアイディアだと思いました。
妖怪画は妖怪自体はマンガチックですが、背景の絵はまるで写真のように写実的で、さすがだと思いました。また妖怪道五十三次の背景も本物そっくりにできていてすごいと思いました。

初期作品の「墓場鬼太郎」の原画も展示されていました。私はアニメで「ゲゲゲの鬼太郎」としてしか見たことがなかったのですが、マンガの方も面白いですね。昭和40年前後の超常現象モノの雰囲気が懐かしいです。ちょっと知的な感じがいいです。

ドラマの「ゲゲゲの女房」を見ていて、貧乏漫画家なのにどうして一戸建ての建売住宅を買えたのか不思議に思っていたのですが、この企画展に展示されている略歴をみて納得しました。結婚する前に、ヒット作があったそうです。

マンガで書かれた人生絵巻も面白かったです。5メートルはあったと思います。絵巻の最後の方の「人生は屁のようなもの」と言う悟り?の言葉に妙に納得しました。

さて、受付のカウンタでお土産を販売していたので、帰り際に「鬼太郎まんじゅう」と『のんのんばあとオレ』の2点を購入しました。

おみくじが大吉だったらプレゼントがもらえるそうです。饅頭にしては薄すぎて、オヤキと言った方がよいようなお菓子ですが、ほんのり抹茶風味の皮に粒あんがおいしかったです。

実は昨日の朝から扁桃腺が腫れていて、平田から帰って熱を測ったら38.4度もありました。平熱が35度台の私にすればかなりの高熱です。今朝から休日診療所でもらった薬を服用してますが、いまだに頭痛、咽頭通に苦しんでます。饅頭はもちろんのこと水分を飲み込むのにも一苦労。

もし病気を一瞬で治してくれる妖怪がいるなら、いますぐ会いたいです。

2010年4月23日金曜日

今日の「ゲゲゲの女房」(23話)

昨日の涙・涙の故郷との別れのシーンから、東京での茂との新生活へ。
さて昨日の話の終わりからついに、お騒がせ・疫病神キャラと思われるイタチの登場。
これまでの心洗われるような内容を期待することは当分なさそうかな。
でも、違う意味で目が離せないですね。
華やかな都心から離れた、牛も歩いている調布での暮らし。しかも信じられないほどのボロ家で。
さらに、イタチのようなトラブルメーカーの影も。そして、たぶん想像を絶する貧乏生活。茂の父・修平が茂に見合いをするよう説得する時に言っていた「一人では食べられなくても、二人なら食べられる」っていう理屈、私もいまいち理解できません。
頑張れ、布美枝~。

ところで、向井君の茂、なかなかいいですよね。変人だけど、けっこう人に気を遣ったりできる、根はとっても優しい人。向井君くらいクールで、しかも童顔な俳優さんが、飄々としながらもむさくるしさを感じさせないので、朝のドラマにはピッタリ合ってるかも知れません。
台詞のない場面でのちょっとした表情もイイですよね。昨日は東京に向かう列車で二人でみかんを食べるくだり。布美枝が茂の膝にハンカチを広げてあげたときの茂の表情が良かったです。「なるほど、女ってこうなんだ」と布美枝の女らしさに気付き、また、「ああ、自分にも嫁がいるんだよなぁ。」と言う感慨をも表現しているように見えました。
今朝の話でも、姉が手配してくれた車の窓から東京の街をながめて希望いっぱいで東京の歌を口ずさむ布美枝の様子をながめる表情が素敵でした。「こんなに無邪気に喜んでる。この人、結構かわいいな。」という感じ。私もそんな目で向井君に見つめられてみたいって、たぶん全国の女性が思っていることでしょう。

話は変わりますが、向井くん、昨日撮影に向かう途中、交差点で追突事故を起こしたんでしたね。追突された男女は首に違和感があるということです。スピードが出てなくてもちょっと当たっただけで凄い衝撃ですからね。向井くん、疲れていたのでしょうか。

2010年4月20日火曜日

BOND23 いつになるのやら、本当にお蔵入り?

007シリーズのプロデューサー、M.G.ウィルソン史とB.ブロッコリ女史がBOND23について久々のコメントを出しました。

2012年までに公開予定だったものの、なかなか撮影に入る環境が整わず、一体いつになるのか彼らにも先が読めない状況のようです。要するに相変わらず配給元のMGMの売却問題が解決しないための無期限の延期というわけです。

も~う、あんまり先延ばしされると、ダニエルがますますおっさん、いや爺臭くなる恐れが~。それまで身体も鍛えておかなくちゃ。まあ、そのうち撮影に入る「Cowboys&Aliens」では身体を使いそうだから、運動不足が続くってことはないかも知れないけれど。

詳しい内容は

こちら

よく読むとhalted という単語が使われているから、中止っていうことですか。もう、ダニエル・ボンドの007製作の可能性はゼロなのでしょうか?状況が変わることはもうないの?

横山さん…(・。・;

今日の「ゲゲゲの女房」も面白かったです。

○婚礼の祝いの席での、茂の放屁エピソード。
○茂は酒が飲めないのに、勧められるのを断れなくて飲んでしまい、倒れてしまうエピソード。
○父・源兵衛からの新郎新婦への安来節のプレゼント。
○村井家に入ってからの布美枝と茂の父母とのやり取り。

どのエピソードも見応えがありました。過去の出来事とのリンクも織り交ぜ、感動的なものになっています。
たった15分の中でこれだけの内容が、無駄なく盛り込まれているなんて、このドラマはやっぱり凄いです。

ところで、茂が下戸だと知らずに酒を勧めた人物が、実は横山さん。あの、ユキエ姉ちゃんの旦那様。
ユキエ姉ちゃんとの見合い騒動の時のあの横山さんです。あの当時の横山さん(石田法嗣)は、見た目的には、凄いハンサムってわけではないけど、一般人だったらいい男の部類です。そして私は、その誠実で知的だけど秘めた情熱を感じさせる好青年ぶりと精悍な顔つきに、心奪われてしまいました。確か、あの回はBShi→BS2→総合(朝)→総合(昼)→総合(夜)と一日5回見てしまったほどです。なんか気になるというか、横山さんlove状態にはまってしまいました。ジョディさんも横山さんがお気に入りとコメントしてくださってますし、このブログの検索ワードでも「ゲゲゲの女房 横山さん」が一時多かったのです。あのころの横山さんは結構な数の女性の心をとりこにしてしまったようです。

その横山さん、ユキエと同じく俳優さんが変わってしまい、すっかり別人になってましたね(・。・;
あの頃の精悍な雰囲気が髪の毛とともに消え去ったかのようです。ただ、誠実そうな感じは同じでしたけどね。

ユキエ姉ちゃんと横山さんは若い頃の二人がとっても素敵だったので、あの二人のロマンスの続きも見たかったのですが、なんだかもうどうでもよくなりました。

2010年4月19日月曜日

「ゲゲゲの女房」今日から第4週

先週は結局まだ結婚式まではいきませんでした。
第18回は、嫁入り前の挨拶をしたい布美枝と、照れくささから話を変えようとしたりして逃げる父・源兵衛のやり取りが、おもしろかったですね。湿っぽくなりそうな場を胡麻化そうとラジオのチャンネルを替えていると、(私はよく聞き取れなかったのですが)、この二人にぴったりな歌が流れて…。

兄が、片腕のない茂はネクタイは結べないからと、布美枝に、自分を練習台にしてネクタイの結び方を教えに来たシーンも感動しました。このネクタイのことも、父・源兵衛が気付いて兄に指示したのですね。この件に限らずですが、源兵衛は頑固で横暴だけど、家長として実に責任感があり、よく気が働く父です。
その後布美枝は、翌日の婚礼用の酒を選んでる源兵衛のところへ。やっと父娘二人きりになれました。源兵衛は背を向けてはいたけれど、父から娘へ、娘から父へ、お互いの思いを伝えることができて良かったです。布美枝の感謝の言葉を聞き源兵衛が涙をこぼすシーンは圧巻でしたね。

さて、今日はいよいよ結婚式当日。村井家の人々相変わらず面白いですね。茂の両親役の竹下景子さん、風間杜夫さんの演技は、今さらいうまでもないのですがサスガですね~。あのお母さんも苦労が多くて口やかましくなってますが、家族思いのいいお母さんですね。片腕を失くした茂の不便さを自分も知ろうと一週間片手しか使わなかったり。でも、姑としては嫁からすると手ごわそう。

ところで、白無垢姿の布美枝を見て目を見張っていた茂。あの表情は「奇麗だな~♡」という反応だと解釈していいですよね。それともまさか茂のことだから、「やっぱりこの女、一反木綿だ~♪」と言う意味での反応だったのか。今回ばかりは布美枝の美しさに見とれてしまった表情だったと思いますが…。

明日も結婚式の続きです。結婚式だけでもいろいろ面白いエピソードがあるっていうのが水木さんらしいです。

それにしてもやっぱり茂役の向井君はイケメンですね~。顔はかわいいけど、体格的には背が高いうえになんか競泳の人みたいに肩幅はあるし、セクシーです。そして低音のいい声。そこに今回のようなもっさりしたタイプを演じてるから、母性本能をくすぐられて一層かわいく思えます。なんか朝からときめいてしまいます。
ちなみに中3の娘も朝練がない月曜と土曜は向井君の姿を拝んでから学校に行きます。
前に向井君の記事でも書きましたが、彼は韓流スターみたいですよね。それまでは「メイちゃんの執事」とかで若い子たちのファンが多かったでしょうけど、このドラマを見ている全国のおばちゃん達のハートも鷲掴みしてしまってるんでしょうね。

2010年4月16日金曜日

古手川さ~ん!!

今朝も、「ゲゲゲの女房」の古手川さんの演技に感動の涙が止まりませんでした。
布美枝が自分の部屋で嫁入りのために荷物をまとめているところへ入ってきたミヤコ(古手川さん)。
少し話した後、笑顔なんだけど感極まったような表情に。
この顔!
ずっと家のために頼りにし続け、婚期を遅れさせてしまった娘を、急転直下、見合いからわずか5日で遠方へ嫁に出すことになった母の心情をあの表情一つで的確に表現されてました。
しかも部屋に持って入ったものから推察できるその後の母娘のやり取り。
涙腺が条件反射的にスタンバッてしまいますよね。
案の定、思った通りのやり取り。
母から娘への愛情とせつなさ、娘から母への感謝と気遣い。

今思い出しても涙があふれてきます。
朝から心が洗われました。

「ゲゲゲの女房」第3週

毎回、内容が濃くて、丁寧に作られており、おもしろくてたまりません。相変わらず毎日2,3回は見てます。こういうとき、在宅での仕事っていいですね。

今週は、布美枝と茂のお見合いがメインに描かれています。
いや~、村井家の人達の個性が炸裂していますね~。
飯田のお父さん(源兵衛)もたじたじ…って感じですね。

お見合い前とお見合い本番での登場人物たちのそれぞれの思いと行動が、実に細かくコミカルに描写されていて、思わず笑っちゃいます。朝から気持ちの良い笑いをありがとう!と制作陣に感謝してます。
一方、布美枝がお見合い直前に仏壇前でおばばに語りかけ、髪におばばの形見のかんざしを挿す所はとても美しくて感動的なシーンでした。

また、今日はあの時代のストーブのネタもあり、興味深かったです。私は、あのポンプ式?の石油ストーブはこのドラマで初めて見ました。

あと、布美枝のお兄さん役の人と弟役の人、二人とも凄くうまいです。出雲弁が驚異的にうまいからでしょうか。話し方に加え、髪型や服装も、私の幼児期の親戚のお兄さんやおじさんの雰囲気そのもので懐かしいです。

義理の姉(といっても布美枝より年下ですが)がまたいい人ですよね。実話を基にしているから悪く描写されることはないでしょうけれど、本当にいい人です。飯田家は姑が嫁を思いやる伝統ができているから、嫁姑、嫁・小姑の関係も暖かくて思いやりにあふれたものになってるんだなあ、と素直に感動できます。

そして、忘れちゃいけないのが、茂役の向井くん。最初はぎこちない感じがして、見ているこっちが照れてしまう感じでしたが、だんだん慣れてきて、違和感がなくなりました。水木さんの、大人なのにいつまでも純真でかわいい人柄をよく表現できてると思います。

明日か明後日はいよいよ結婚式ですね。

それにしても、お膳にあった赤貝の煮つけ、おいしそうだったなぁ。正月に実家で食べて以来口にしてないので、無性に食べたくなりました。

2010年4月11日日曜日

「ゲゲゲの女房」明日から第3週目

第2週も良かったです。
戦後の日本の復興の様子がよく描かれていると思います。
昭和35年頃はまだ私は生まれていませんでしたが、ヒロインやその友達、男の子たちの服装が、実家のたんすにしまってあった父や母の若い頃の服とそっくりで、リアルに懐かしいです。

2週目も主な人物は皆とてもよく描かれていて、どの人物にも共感できます。

それにしても、布美枝の母親役の古手川祐子さんの演技、うまいですよね。第一話からずっと注目しています。台詞がある場面だけでなく、台詞がない場面での表情やしぐさも凄くリアルで共感できます。最初に凄いと思ったのが、源兵衛が金物屋を始めると言いだしたのに対し、くぎを刺したのに、言いくるめられた時のぐっと言葉を飲み込む表情です。
失礼ながら古手川さんがこんなに演技がお上手だとは知らなかったので、意外でした。その後もどんな場面でも納得の演技を見せてくださっています。出雲弁もとても自然です。

インスタントラーメンの実演販売のお客さんにだけは違和感を覚えました。島根の人間は基本的に人前ではあんなにガツガツしないんですけどって思うのです。同じ台詞でも、もっとのんびりおっとりした感じで言うと思うのです。まあ、不快と言うほどではなかったですけどね。

明日からいよいよ第3週。布美枝としげるのお見合い、楽しみです。松下さんは内気でやさしい布美枝をさわやかに演じて、素敵な布美枝像を確立してますが、向井君はどんな茂像を見せてくれるでしょうか?楽しみですね。

それと、舞台が東京に移ってからも安来の父母の出番がありますように。

2010年4月7日水曜日

「ゲゲゲの女房」第2週三日目

今日は、ついにおばばがこの世を去りました。
源兵衛がまた変な事業意欲を起こして、おばばに気をもませていたから心配していたのですが、やっぱり。
源兵衛が大の字になって一人駄々をこねてる姿はかわいかったですけどね。

おばばから布美枝への最後の語りかけ。いつもだったら感動するのに、今日は今にも死にそうなはずのおばばの顔が妙につやつやしているのが気になって入り込めませんでした。

でもおばばが亡くなってから、源兵衛が大福帳を見ておばばの努力と苦労について回想するシーンに泣かされました。おばばは、早くに夫を亡くして、読み書きもできないところから夜なべして字を練習し、家事や商売を切り盛りして源兵衛を育ててくれたのです。
現代を生きる40代50代の私たちの親世代が布美枝たち。そしてその親世代の源兵衛。その源兵衛にもお母さんがいて…。それぞれの生きた時代背景に思いを馳せ、一層涙がこみ上げます。

大福帳を送り盆のように川に流した後、「おかあさん!」と泣き崩れる源兵衛。あの頑固おやじの源兵衛の母を偲ぶ気持ちが痛いほどわかります。おばばが倒れる前に大の字になって駄々をこねていたまるで子供のような源兵衛と重なり合ってまた涙腺が緩んでしまいました。

毎日必ず感動して泣いてしまいます。そして毎日必ずクスッと笑わせられます。15分の中に無駄のない演出と確かな演技でこれほどのものが作れるなんて凄いですね。

ここ数年の朝ドラとは大違いです。まだまだ序盤なのにこんなに毎日朝ドラを楽しみにしているなんて、驚きです。

2010年4月6日火曜日

「ゲゲゲの女房」第2週

昨日から第2週目に入りました。
話は一気に十年後に飛び、布美枝とその同年代のキャストが一斉に子役から大人の役者に変わりました。これまで子役たちが最高の演技をしてきただけに、昨日は期待と不安が入り混じった気分で見ました。
布美枝は松下奈緒さんが演じることは最初からわかっていたのですが、やっぱり子役とは顔の印象が全然違いますね~。でも、顔って普通成長とともに大きく変わるし、松下奈緒の顔って、古手川祐子と大杉蓮を合わせたような顔で、祖母役の野際陽子とも似ているので私は納得と言うか、このキャスティングにむしろ感心しています。
演技の方も納得の演技で、布美枝のおっとりしていて謙虚でおとなしく、でも暗いのではなくどこかユーモラスな性格を自然に表現できていると思います。
また、布美枝は家族の中での役割をしっかりこなしながら、この十年で学校も卒業し、自信が付いてきたでしょう。ユキエがお嫁に行く日に、おばばから「布美枝は目に見えないけど大きな力がある。人のために頑張る力~」と言ってもらえたことも大きいのかもしれません。その辺のところも松下さんの演技にあらわれていたように感じました。
洋裁の腕を買われて洋裁学校の助手を頼まれるまでになったのも布美枝らしいです。姉のユキエにもらった裁縫箱のエピソードがこんなところに生きているのもずっと見ていると嬉しく感じます。

友達のチヨちゃんも、子役のキャラそのままに大きくなった感じで平岩紙さんが絶妙の演技で引き継いでますね。特に昨日は布美枝の見合い相手を偵察に行った所が面白かったです。「あら、財布がないわ。」と上品ぶった話し方をしているけど滑稽な感じがうまいなあと思いました。もしかしてチヨちゃんがその和菓子屋の若旦那に見染められたりして?それはないか。

そう言えば、洋裁学校の仲間の見合い相手の勤め先の話が出ていて、「金属会社にお勤め」というくだり、地元の人間としては「なるほどっ」と嬉しく思いました。安来と言えば、地元では日立金属の街との認識がありますので。
第2週も1日目から面白くて続きを待ち遠しく思いました。

さて今日はまた更に面白かったです。たった15分の中でとてもわかりやすく話が進んでいき、しかも感動する場面もあり。おばばがかんざしを布美枝にあげるシーンでは泣かされました。
布美枝も家族の皆も心情がよく伝わる演技です。
本筋からはそれるけど、他に印象に残ったこと。
売れ残りの反物で見合い用の着物をあつらえさせる父・源兵衛と「売れ残りで作るなんて、縁起でもない、売れ残りだなんて、ねえ」と小言を言うミヤコとおばば。この3人の源兵衛VS嫁姑と言う関係もいつも見ていて微笑ましいです。7歳の布美枝がいなくなって大騒ぎになった時もそうでしたし、他にもあったような。あの嫁姑の関係、いいですよね。
また、弟の貴司もいいキャラですね。夕げの場で、見合い話がダメになった布美枝が無理して明るく振舞っているところに帰ってきた貴司が場違い発言して、更に「(八頭身美人も)世界で通用しても、安来では通用せんわね」と布美枝に切り返されて、顔をひきつらせ、しょんぼりうなだれているところがかわいかったです。
姉のユキエはすっかり農家のお母さんになってましたね。でも、おしゃれは忘れないところがユキエらしいです。髪型がなんて素敵なんでしょう。アップにした部分が編みこみ風で素敵。
あと、妹のいずみはマンガを熱心に読んでますね。これもこのあと布美枝が漫画家と結婚することになることをさりげなく暗示してる感じですね。

このドラマは昭和の日本人の美徳を体現したような飯田家の人々の人としての在り方に感動させられるとともに、笑いもあり、バランスがいいです。

明日のお話も待ち遠しいです。

2010年4月5日月曜日

ダニエル最新画像 in New York

 
 アメリカ時間の4月3日、マンハッタン、ウエストヴィレッジ。                           
  
 ダニエルはいつものジャケット羽織ってますね。      
 
 サツキのあの服装は凄いですね。朝、ベッドから出て羽織ったダニエルのYシャツをそのまま着て出ましたーって感じ。ベルトでウエストマークしてるので更に裾が上がってるので目のやり場に困りますし、何よりお尻がスースーしませんか?せめてスパッツでも下にはいてほしいところです。
  
 そして、金髪のロングヘアーの、顔にモザイクがかかってる若い子はダニエルの娘さんのエラ。確かもう16歳くらいでしたよね。身長は父ダニエルと余り変わらないようです。一見今風のファッションだけど脚から下がちょっと残念。                              
 
 ダニエルは先日まではカナダでレイチェル・ワイズ達との映画の撮影が続いていましたが、ようやく終わったようです。先日はエア・カナダセンターでホッケーの試合を観戦しているところも目撃されたそうな。007シリーズ23作目もそのうち撮らないといけないし、「タンタンの冒険」の撮影もあるしで今年も多忙なダニエルですが、時々こうして娘とも会ってるんですね。       
 
 そもそも、娘さんは普段誰と住んでいるのかしら?前妻のとこ?以前、ダニエルたちと一緒に住んでるってどこかで読んだことがあるけど、サツキはいつもダニエルと一緒に世界中を移動しているし。実はエラもついて行っているのでしょうか?でも学校もあるし。産みの母のところとダニエルたちのところと行ったり来たりしているのかな。両親が離れ離れになって、しかもおそらく養育者がころころ変わる環境にあって、グレてる風でもない普通のお嬢さんっぽいエラさんを見てほっとしました。行く先々でたっぷり愛情をかけてもらったのかな。ダニエルファンとしては、ダニエルも娘にしっかり愛情を注いだのだと思いたいですしね。

2010年4月4日日曜日

どれみふぁワンダーランド

昨日たまたま夜の十時頃にテレビのチャンネルをまわしていたら、ちょうどNHKBS2で「どれみふぁワンダーランド」が始まりました。
娘が「これ面白いに~。観ようかな。」と言うので私も一緒に見ることにしました。娘の一つ年上のオケ友達からのおススメの番組なのだそうです。

一時間番組なのですが、私が特に面白いと思ったコーナーが「音楽の深読み」と「音楽コント」。

「音楽の深読み」は宮川彬良氏のコーナーで、古今東西の名曲を宮川さんが独自の視点から分析、解説と演奏で名曲の新たな一面を教えてくれます。そのユニークな分析は、まさに宮川さんの本領発揮。
昨日はいろんなエンディングのパターンを面白おかしく分析・解説していて最高でした。
「ティンパニーのエンディング(ドン!ドン!ドン!ドン!ド~~~~ンンン!)が心の中に鳴り響いてきたら、それはあなたの人生の危機が迫っている時です!」とか。

「音楽コント」は、RAG FAIRのメンバーが歌を盛り込んだコントを披露しているのですが、昨日は「テレサ不動産」と言うタイトルのコントでした。
お客さんが部屋を探しにテレサ不動産にやってくると、紫のロングドレスを着た女の人(メンバーの女装による)が応対し、いい部屋がありますと、
 「窓に西陽が あたる部屋で
  いつも誰かの 匂いがするわ
  ひと月暮らせば慣れるでしょうから
  壁の傷は残したまま貸しているわ」
             と「つぐない」の替え歌を歌いながら部屋の紹介を始めました。

西日が当たって、いつも誰かの臭いがして、壁に傷が残ったままの部屋なんて嫌ですよね。
次々とその女従業員は部屋を紹介します。テレサ・テンのヒット曲の替え歌で説明しながら。
最高に笑えました。

もう一回見たいです。再放送しないかな。
ちなみにyou tubeでも見れます。↓
http://www.youtube.com/watch?v=KpAvE6swuX8

2010年4月3日土曜日

今日の「ゲゲゲの女房」

やっぱり横山さんいい人ですね。
布美枝も正直に全部これまでのいきさつを話し、横山さんにも謝れてよかったです。
すべては優しい気持ちと家族を思う気持ちから出たことですが、横山さんが悪者になってしまったため心を痛めていたので。
そして、期待通り、横山さんとユキエが対面、そして結婚、よかったよかった!
でも、戦争が終わってからの農家のことを考えると、これからが心配です。
いや、あの二人なら、うまくやっていけるかな。

布美枝の飯田家での存在がだんだん大きくなってきました。控え目で目立たないけど、いざという時に大きな力を発揮できる布美枝のことを皆が認めるようになりました。

思いやりの心や、目には見えない力を感じれる謙虚さを毎回のように思い出させてくれ、浄化の涙を毎朝のように流しています。親子愛、おばと姪の愛、姉妹愛、祖母と孫の愛、夫婦愛などさまざまな情愛がとてもわかりやすく描写されていて、心が洗われます。今日は特にたくさん泣かされました。

今はBS2の6話連続放送を録画中です。何回見ても感動は色褪せないです。

2010年4月2日金曜日

何回でも観たくなる~「ゲゲゲの女房」

今週月曜からスタートしたNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
第一話の感想は先日書きましたが、今日の第5話までのどの回もすべて、素晴らしかったです。今朝はBSハイビジョン、BS2、総合と3回続けて観てしまいました。脚本とキャストがいいのでしょうね。

飯田家の日々の暮らしぶりと、家族を思い合う心情と振る舞いに心が温まります。

布美枝のキャラメルのエピソードには泣きました。
布美枝役の子役が三日目から代わりましたが、この子もうまいですね。最初の子と顔が全然違うけど、次女のユキエとはよく似ているし、猫背気味にしているところがリアルです。

また、布美枝の家族の一人ひとりがそれぞれ個性がはっきりしながら、不快に感じる人が一人もいません。時代背景や、登場人物それぞれの心情が丁寧に描写されているので、それぞれの思いに共感できるからでしょう。これは凄いことです。今まで私が見た朝ドラでは必ず主人公およびその家族に不快な人がいて、朝から気分が悪くなるからドラマ自体見る気が失せていたのです。

父親だけは酷く独善的で横暴な人ですが、家長として家族のために良かれと思っての愛情と責任感からの言動なので不快な感じはしません。

姉のユキエは布美枝を巻き込んでいろいろやらかしてくれますが、人のせいにしたりする卑怯な人間ではなく、自立心旺盛でかっこいいです。

古手川祐子のお母さん役もいい感じです。弟もかわいい。赤ちゃんもね。

そして、このドラマの雰囲気をいっそう地についた、心にしみるものにしているのが野際陽子さんの演じるおばばと落ち着いた調子のナレーション。
まさに理想のおばあさんです。特に、電信柱とからかわれる布美枝の様子に心を痛めながらも見守り、さりげなく自分で乗り越えられるように励ます所に胸が熱くなりました。なかなかできませんよね。
また、子どもたちを寝かしつけるときにお話をしてくれたり、送り盆の習わしについて優しく子どもたちに教えてくれたり。布美枝の「見えんけど、おる」という言葉に長い人生を生きてきたからこそ実感を込めて、「見えんけど、おる、うん。」とうなづいてくれる。そんなおばばの存在は子供たちにとってどんなに大切かはかりしれません。

飯田家以外のキャストも皆さん、いいですね。布美枝の友達とか。おばさん役の有森也実も。今日気に入ったのは、ユキエの見合い相手(になるはずだった)横山さん。いい人ですよね。これっきりなんでしょうか?この後、結局二人は結婚するのではという期待をしてしまいます…。

出雲弁も「だんだん」の時のような違和感がありません。みなさんお上手です。発声の仕方がうまいのかな。とはいえ「だんだん」の時も双子の姉と父以外は違和感ありませんでしたけど。台詞の多い彼らの出雲弁がわざとらしかったために、耳障りだっただけなのですけどね。

ここ5回までの内容は、戦中の昭和の田舎の人々の暮らしが丁寧に描かれていて、人々の誠実な日々の営みや習わしを見て、大切なものを学ばせてもらったという感動がありました。朝から毎日いろいろな意味での感動があり、暖かい気持ちで一日をスタートさせてもらっています。

もともとNHK連続テレビ小説はほとんどの場合、朝から不快なキャラ絡みのドタバタを見せられたり、主人公がカラ元気出したりしてるのが痛いしで、見たくて見ていたわけではありません。朝6時から我が家はずっとNHKをつけっぱなしにしていて、朝の用事をしているうちに始まってるって感じで見るともなしに見るのが私のいつものパターンでした。でも今回の「ゲゲゲの女房」は朝のスタートに欠かせなくなりました。

さて、今後も見続けずにいられないほどの素晴らしい内容を維持できるのか。

いきものがかりの歌を背景に松下奈緒と向井くんが自転車に乗ってる映像を見るたび、せつなさがこみ上げてくるあたり、いい感じになりそうな予感はしています。期待してます。