2010年6月28日月曜日

久しぶりの一畑電車沿線

今日は、夫が松江市内での結婚式に出席するため、往きは私の車で松江まで行きました。夫を式場で降ろし、私は出雲までとんぼ返り。
ルートのうちち3分の2は、いつも夫が通勤で走る一畑電車の沿線で、BGMはもちろん映画「レイルウェイズ」のサントラ。このルートは数カ月ぶりに通りました。
日曜のため、普段以上に運行数が少なく、走っている一畑電車にまったく遭うことができず残念でした。雲州平田駅に停まっているデハニ50形や松江宍道湖温泉駅に停まっている5000系や2000系は見ましたが、やはり走行中の電車に出会う喜びはまたひとしおですからね。
でも、嬉しいことも。映画「レイルウェイズ」の主人公・肇の実家として使われた民家や、シジミマンの舟着き場、それに肇の実家の最寄り駅である伊野灘駅を確認することができたのです。私は昔、数年間も毎日のように電車で伊野灘駅を通っていたのに、その姿がいまいち認識できていなかったのでした。まるでバス停のような小さな駅なのです。

さて、夫は帰りは一畑電車を利用して帰って来ました。
映画の方も興行的に成功し、旅行会社も一畑電車乗車をコースに取り入れたツアーを企画しているようで、今日は数区間だけツアー客が乗車して行かれたそうです。夫が言うには、電車の車掌さんも運転士さんも、以前より感じがよくなったような気がするそうです。夫もまた、感じのよい出雲人になりきって、ツアー客の皆さんに声をかけたりしたそうです。

映画の影響で、地元民もますます?穏やかでいい人になってきて、いいことずくめです。

そうそう、披露宴での土産話まで、「レイルウェイズ」がらみ。招待客の中に、錦織監督の弟さんと、映画の中で肇の亡父(遺影として出演)役をされた方がいらっしゃり、「映画を4回も観たかみさんのために」と、一緒に写真を撮らせてもらったのだそうです。さっそく現像しましたが、監督の弟さん、素敵な方です。

2010年6月25日金曜日

今週の「ゲゲゲの女房」(第13週)

安来に3年半ぶりの里帰りを果たした布美枝。昔と変わらぬ様子になごんでいたのも束の間、実は弟・貴司や妹・いずみが、今後の人生の方向性について、独善的な父・源兵衛の考えと違うことに悩んだり、反撥したりしていることが明るみに。

弟・貴司については、以前「鶴瓶の家族に乾杯」の感想でも書きましたが、消息が気になっていました。長男は教員の仕事があり、次男(ここでは貴司)が酒屋の仕事を任されていたのに、現在は長男さんが教職を退いてから酒屋を経営されている様子だったので、一体、次男さんはどうされたのだろうと心配していたのです。家のために尽くしてきた貴司の人生設計を源兵衛はどう考えていたのか?と気になっていたのですが、やはり、親としてちゃんと貴司のことも考えて、酒屋の2号店まで出して、貴司にまかせようとしていたなんて、さすが源兵衛さんです。
でも、現在の飯塚家の様子から考えて、結局は次男さんは酒屋は継がれないのかな。それとも2号店の方を経営し新居を構えられたとか。まあ、明日の放送でその辺はわかるでしょう。フィクションだから真偽のほどはわかりませんが。

藍子ちゃん、4代目になりましたが、3代目までの赤ちゃんたちとはちょっと雰囲気が変わりましたね。でも、やっぱりかわいいし、演技うまいですよね。昨日なんか、甥っこの俊文が面白い顔をして見せたら、しばらくその真似をしていましたよね。今日は、言葉を発したり。そうそう、茂が4歳にして初めて発した言葉は「ねんこんばば」なんですよね。「これはおれのクソじゃない、猫のだ」と、自分の粗相を猫のせいにしたという話。
こういった、茂の子供時代のエピソードは水木しげるさんの著書で読んでけっこう知っているので、このドラマで改めて聞くとなんだか懐かしいです。

藍子には安来のおじいちゃん・おばあちゃん、境港のおじいちゃん・おばあちゃんともメロメロですね。特に境港の絹代ばあちゃんは、藍子を離さないものだから修平爺さんは抱っこしたくて腕を差し出しているのに、おあづけ状態で可哀想なような、かわいいような。

さて、茂さんの方ですが、妻子が遠方の実家に帰っている間に、偶然とはいえ、はるこがやってきましたね。はるこったら頼まれもしないのに「アシスタントの仕事ですから」と言って居座って女房気取りでかいがいしく家事にいそしんだりして。でも、そんなことじゃないかと心配してきた浦木に邪魔されて、結局、茂に追い出される始末。それでいいのです!!実話の方はどうだったのか知りませんが、茂さんは魅力的だから、はるこの気持ちもわからなくはないけど、行動面ではバツです。

今日の茂さん、忍法屁力?を描きながら放屁し、その音色について布美枝に話しかけたつもりでいたけど、「ああ、そうだった」。布美枝は実家に帰っていていないんですものね。このシーンにはちょっとキュンとなりました。そして茂さん(向井くん)、かわいかったです。

昨日発売の『女性セブン』に向井君の記事が出てるので、スーパーの雑誌コーナーでそこだけ立ち読みしました。記事のほとんどが2月発売の『「婦人公論』の焼き直しっぽかったけど、浪人時代からのバーテンダー生活を彼の人生の下積み時代とし、ゲゲゲで演じている茂との共通点であると言う観点で書かれていました。確かに、初めのバイト時代は安い時給で働いていたんですものね。実家はそれなりに裕福だったでしょうに、あえて自立のためにそういう生活をした向井くん。只者ではないし、だからこそ、いろんな立場の人間を演じる俳優は向いているでしょうね。

2010年6月18日金曜日

今日の「ゲゲゲの女房」(71話)

今日は、戌井さんの奥さんと布美枝が、お互い変な夫を持つ妻同士、意気投合してましたね。
戌井さんの奥さんって本当にいい人ですね。とっても我慢強くて、生活のために良く働くし、さっぱりしていて、お人よしのご主人にあきれながらも、そんなご主人の人間性を誇らしく思い、その理想に覚悟を決めてついて行ってるところが素敵です。
茂同様、戌井さんも、いい奥さんとご縁があったんですね。

布美枝が今日の最後の方で熱を出してしまいましたが、ゲゲゲの後に放送された「あさイチ」にゲスト出演していた向井くんが、「大丈夫」と言っていましたので、大事にはならないようですね。

「あさイチ」では向井くんをたっぷり拝めて良かったです。今日のシャツ、さわやかながらおしゃれな感じで良かったです。エスニック風の靴もかわいい感じで似合ってました。全部自分の持ち物だそうです。
プレミアムトークの内容はほとんどがこれまでどこかで聞いたり読んだりしたことのあるものでしたが、お母様のコメントや、大学時代の論文や研究室の様子、それに昔の写真は、新しい情報で、大収穫でした。
お母様のコメントで、「2歳半までねんねおっぱいがやめられなくて困った。」て言うのがあって笑っちゃいました。

それと松下さんが向井くんについて、「子どもをあやすのがうまい。自分は子供をどう扱っていいかよくわからないから、子どもと仲良くしている向井くんに嫉妬している。」と言っていて、やっぱりそうだったんだと思いました。その辺しっかりドラマの画面を通してこちらに伝わってましたものね。

向井くんがバーの店長になったのが大学卒業と同時の22歳って言っていたけど、本当は彼は一浪して明治大学に入っているので、23歳の間違いだと思うのですが…。
それと、アラン・ドロンの話を出すときに「イタリアの俳優の」って言っていたけど、「フランスの」の間違いでしょ、と突っ込んだ人は多かったのではないでしょうか。どちらも単なる言い間違いだったのかもしれませんけどね。

実は、「あさイチ」のゲストに質問メールを昨日送信したのですが、残念ながら読んでもらえませんでした。今日読んでもらえたのって3人くらいでしたよね。多分何千というメールやファックスが届いたでしょうから、所詮無理なことだったでしょうけどね。なんだか宝くじみたいです。

2010年6月16日水曜日

今日の「ゲゲゲの女房」(69話)

『悪魔くん』はちょっと前に私も読んだ時、途中で急に話が終わりに向い、ついには悪魔くんが死んでしまったので、いくら7年後に蘇ると結ばれていても、???と思っていました。
視聴者はみな知っているように、けっこう早い段階でテレビで実写版が放映されるので、『悪魔くん』が初めはそんなに売れなくて打ち切りになっていたなんて。

今日は布美枝も模型作りに参加し、茂と仲良く作業してましたね。
藍子ちゃんはよく寝る子だし、夫婦水入らずで、楽しそうでした。

貧乏でも、ぎすぎすせず、逆に好きなことに熱中して、精神状態を明るく保つ茂は人生の達人ですね。そしてそんな茂を信じてついてゆく布美枝。貧しくても二人で楽しい時間を共有できるなんて、幸せですよね。

でも、ドラマの後半は、茂が忙しくなってそれどころではなくなるでしょうね。二人の仲睦まじい姿が後半も観れるといいのですが。

2010年6月15日火曜日

今日の「ゲゲゲの女房」(68話)

今日は、こみち書房の美智子さんのご主人に感情移入してしまいました。一番感動したのは、藍子が土間に落ちた時の彼の必死になんとかしようとする姿でした。
シベリアでの過酷な日々を、赤ん坊の時に抱いて以来会えなかった息子の顔を見るのを楽しみに何年も耐えてきて、ようやく復員したと思ったら、息子はすでに亡くなっていたのです。彼のいつもの無気力さはここからきていたのですね。

一方、今日は布美枝の鈍感さにがっかりしました。
息子さんが腸チフスで亡くなっていることは以前聞いているのだから、美智子さんのご主人が藍子を見て表情が変わった時点で、布美枝もその理由にすぐ気付くかと思っっていました。ところが、全く合点がいかない様子で、「お食事中すみませんでした。」なんてトンチンカンなこと言う始末。

美智子さん夫婦の息子さんが亡くなったのは赤ちゃんの時じゃなかったにしても、そのくらいの想像力ないのか、布美枝には!とイラッときました。
それに、おむつが濡れたと騒いだり。周りを巻き込まず、黙って自分一人でさっさとおむつくらい替えればいいのに、とここでもカチンときてしまいました。

でも、布美枝のそのくらいの鈍感さが、つらい現実も受け流すことのできる力につながっているかもしれませんね。
原案にも書かれていましたが、水木さんが布枝さんについて、「いつも自分の隣でぼんやりしていた」とおっしゃったそうです。

短気は損気と言いますし、こせこせせずに「おんぼらと」暮らしているのが大物になる秘訣かも知れませんね。やっぱり鈍感力って素晴らしい能力かも。

それと、あの圧力団体の教育ママゴン、嫌な女ですね~。こみち書房のおばあちゃんよく言ってくれました。「子どもに漫画を借りさせたくなければ、貸本屋に行かせないよう、ちゃんと躾したらどうなんだ。」ほんとその通りですよね。おばあちゃん、この前も、あの団体のことを「正義を笠に着てる人間ほど厄介な者はない。」とも言ってましたけど、本当にそうだと思います。
そういう人間って、きっと自分の欲求不満を、他人を攻撃することで晴らしてるんでしょう。

そういう人たちにはぜひ、布美枝の鈍感力をマスターしてほしいです。きっとその方が世の中がもっと良くなるでしょうから。

「ゲゲゲの女房」7月から新展開で新キャスト発表

まだまだ貧乏生活が続く村井家ですが、折り返し地点となる来週あたりから少しは光が見えてきそうな気配。
そして、そうなれば後はいよいよ漫画家水木しげるの大驀進。

7月5日放送分からの新キャスト7名の発表があったそうです。私が知っている俳優さんは風間トオルと斉藤工くらい(イケメンだから?)ですが、皆さん朝ドラは初出演なのだそう。

そうそう、6月12日放送分はついに視聴率が20%を超えたそうですね。まあ、一日5回放送する中の8時からの分しか反映されない朝ドラの場合、視聴率なんて意味がないとは思いますが。それにあの「ウェルカメ」でさえ20%越えを一回だけしたそうですし。
私の周りでは、ゲゲゲファンは多いです。私が熱心に布教?してから見始めた人もいますけど。ちなみに7時半からBS-hiで見てる人が多いです。

新キャストについて詳しくはこちらで。

2010年6月14日月曜日

一畑電車関連資料

我が家は鉄ちゃん歴十数年になる息子がいるおかげで、鉄道関連、中でも一畑電車関連の書籍やDVDはほぼ全部そろっています。

しかし、息子が子供の頃から集めた本が多く、ベッドの上で読みながら寝たりしていたため、それらの本はかなり劣化しているのです。

特に『一畑電車がゆく』の初版本は外れてしまったページもいくつかあり悲惨な状態。この本の著者は、現役の一畑電車の運転士で、息子も何度かお会いして話をしたことのある根宜康弘さん。昨日、何気なくア○ゾ○で調べたら、今では中古しかなくて、5000円近い値がついていました。なんてことでしょう。

でも今日、本屋さんに行ったら、『一畑電車がゆく』の増補改訂版、『一畑電車がゆく~RAILWAYS特別版~』が出ていました。表紙が初版とは違っていますが、初版の内容にプラスして、映画関連のインタビュー記事や一畑パークソング・CMのDVD付き。これは買うしかないでしょう、というわけで迷わず購入しました。もちろん劣化してしまった初版本は元には戻りませんが(;_:)。
錦織監督のインタビューによると、この『一畑電車がゆく』という本が、映画「レイルウェイズ」制作のきっかけとなったそうです。そして佐野史郎さんにとっては、一畑電車と言えば、一畑パークなのだそうです。
一畑パークと言えば、今の島根では考えられないけど、動物園もあるちゃんとした大きな遊園地でした。私の年代にとっては幸せな子供時代の象徴でした。この遊園地がなくなってから30年が経つので、その間に子供時代を過ごした人は遊園地へ行く=他県に行くことだったでしょうが。
4月末に購入した、島根県立古代歴史博物館で開催中の特別展「BATADEN~一畑電車百年ものがたり~」の本にもこの遊園地の記事がたくさん出ており、地元の人のコメントも掲載されています。

さて、夜も更け、帰宅した夫が「お土産だよ~♪」と言ってさし出したのが、映画「RAILWAYS」のサントラ。わたしの方は『一畑電車がゆく~RAILWAYS特別版~』を買ったと言うと、夫も買おうかと思ったけどCDだけにしたとのことでした。夫婦ですばらしいチームワーク!

さっきサントラを聴きましたが、曲を聴くとどの場面なのかすぐに思い出せました。伊達に4回も観たわけではないですね。夫からは「レイルウェイズ検定一級合格だね。」と認定?してもらいました。

このサントラには時々電車の走る音も入っていますが、息子は「これは2100系」と音だけで言い当てていました。しかも「これは点検明けの車両」だそうです。こちらも伊達に鉄歴を重ねているわけではないようです。

そうそう、いつも書き忘れていましたが、映画「RAILWAYS」は音楽もとてもいいのです。場面場面を感動的に引き立てる力のある、時には力強く、時にははせつなく美しい吉村龍太さんの音楽。
彼の音楽がなかったらあれほど涙も出なかったかもしれません。

それにしても、サントラを買ってくるほど夫もそうとう「レイルウェイズ」にはまったようです。実は昨日からパソコンの壁紙も夫が映画「レイルウェイズ」の画像に替えてしまったほどです。

2010年6月11日金曜日

「RAILWAYS~49歳で電車の運転士になった男」4回目鑑賞

今日の予定として当初は足立美術館へ行こうかと考えていましたが、大塚にも足を延ばした場合、時間的に厳しいので、やはり足立美術館はもっと時間に余裕のある日に行くことにしました。
代わりに、今日はちょうど夫が代休が取れたので、念願の‘夫婦で「RAILWAYS」鑑賞’をすることにしました。

平日にもかかわらず今回も観客が多かったです。この映画は、あまり今どきの映画館に来たことのないお年寄りの観客が多いためか、毎回、通常は聞かない場内アナウンス、「レイルウエイズが始まる前に他の映画の予告編が入りますので、席を立たずに待っていてください。」というのが入ります。

4回目にもなると、本当に細かいところにも気がつきますね。肇の実家の座卓に、広告紙で折った屑入がぎっしり、広げた屑入に入れた状態で置かれていました。これ、私の実家でもやってます。
田舎の70代の母親のイメージをとってもよくあらわしている小道具だと思います。多分、その家を撮影用に貸してくださったお宅にもともとある物をそのまま使ったのではないかと思います。
悔しいことに、私は4回目でようやく気付いたのに、夫は一回目でこの屑入に気付いてました。

さて、辛口になりがちな夫から見ても、「RAILWAYS~49歳で電車の運転士になった男」はよくできたいい映画だったようです。
感動したツボは私とは違っていたようですが、鷺のシーンはやはり印象に残ったようです。

また、同じ錦織監督の「白い船」は、予告編でヒロインが「ただ手を振っているだけなのにどうしてこんなに涙が出るんだろう」と言っているくらいに、ひたすら「手を振る」だけの力技で強引に感動させていたけど、今回は、相変わらず手を振らせてはいるものの、力技ではなく、しっかりした内容で細かいところまでよく考えて作られた感動作だと感じたそうです。

でも、夫はたとえ感動しても、やっぱりツッコミを入れずにはいられない性格です。以下は夫のツッコミ:
①遠藤憲一の法則。遠藤憲一が無造作ヘアーで前髪を下ろしているときは、どんなに目が血走っていても、いい人役、髪をポマードで固めオールバックにして、銀縁眼鏡をかけていたら悪者の役だと内容を見なくてもわかるのだそう。今日のレイルウェイズを見て確信したそうな。

②エンドロールを見ていたら、中井貴一さんだけ専属のヘアメイクがいることが分かったけど、なぜ中井さんだけに?

③主人公・肇が、乗客が起こしたトラブルの責任を取って退職願を出したとき、もっと社長(橋爪さん)や営業課長(佐野史郎さん)が引き留めなきゃ。やっぱり、ここは「不退転の決意か?」って言ってほしかった。

ところで、6月16日はTジョイ出雲で13:30~15:45の上映後中井貴一さんや高島礼子さんが来て舞台挨拶をされるそうです。12日から大人1800円でチケットが発売されるのですが、中井さんは見たいもののさすがに5回も観るのもな~と迷っています。

2010年6月9日水曜日

今日の「ゲゲゲの女房」(63話)

紙に書いてふすまに貼った7段飾りのお雛様か~。茂さん、やりますね~。
藍子の初節句のために布美枝の実家から貰ったお祝いまで生活費にまわさざるを得ないなんて、どれほど無念だったでしょう。
でも、それでめげるのでなく、父として精一杯娘のためにできることをしてあげる茂、いいお父ちゃんです。図案の原型はやはり本棚の百科事典からでしょうか。
もちろんそのきっかけとなったのは布美枝お母ちゃんがお雛様を紙で折っていたから。
布美枝はあんなに無念な思いをしながらも、茂を非難するのでなく、いつも明るくふるまっていて偉いです。人間あれだけ貧しくても、楽観的に暮らしていると生きては行けるんだとこの二人を見ていて思います。

茂作の平面7段雛飾りで親子3人のささやかなひな祭り。
「白酒をのんだつもり。」「菱餅をお母ちゃんの目を盗んで食べたつもり。」「でも慌ててのどに詰まらせた。」
この時の藍子に語りかける茂の口調は境弁でなく標準語風で、いつものぶっきらぼうな話し方ではなく、丁寧です。やっぱり東京で育っていく娘にはきちんと標準語を覚えてもらいたいのでしょうし、子どもには丁寧にわかりやすくはなす方がいいですものね。
な~んちゃって、いつもと違う話し方に聞いてるこちらが照れてしまい、無理やり理由を考えてみたのでした。

ところで、また赤ちゃんの抱き方にこだわってしまいますが、今回は茂です。
立ったまま抱っこしている時は特になんですが、ひっきりなしに、藍子の体を揺すってるけど、あんなに揺すって大丈夫?と気になります。多分、右腕しか使えないので、腕がだるくなるからなのかな?

2010年6月8日火曜日

今日の「ゲゲゲの女房」(62話)

いや~、藍子ちゃん、かわいいですね~。なんか生まれた時より髪が短くなった気がするのですが、こっちの方がかわいいです。

松下さんもあやし方が板についてきたかな。

今日の放送でも言っていましたが、布美枝が出産した産科医院の方針で、アメリカ式育児法に従って子育てしているんですよね。あの抱っこの仕方もそのせい?

原案によると、布枝さんは母乳はとってもよく出たのに、病院の指示でアメリカ式にミルクで育てなきゃいけないと言われて、お金もないのにミルクを調達しなくてはならず大変だったようです。なんて理不尽なんでしょう。あの時代からしばらくは、特に知識階級がなんでもアメリカ式が偉いっていう幻想のもと、庶民を振り回していた時代だったんですよね~。
またあの時代の日本人には、アメリカ人みたいに大きく育つかも、っていう願いもあったのかもしれませんが、布美枝も茂もデカイのでそういう意味ではメリットはないし、布美枝も自信を持って安来式の育児をすればいいのに。

今日、後半の方で美智子さん(松坂さん)が藍子ちゃんを抱っこしてましたが、その抱っこの仕方が、とってもしっくりきました。やっぱり首の据わらない子はあんな風に抱っこしなくちゃ。少なくとも私が出産した頃は松坂さんのように抱っこするのが基本だったのです。

向井くんは赤ちゃんをあやしている姿が様になっていて、本当に「いいお父ちゃん」って雰囲気が出てます。

「鶴瓶の家族に乾杯」安来・後編

向井くん、何やらせても要領がよさそう。今日はタケノコ掘りに挑戦し、なかなかの腕前でした。後で、背中に背負った籠にぽいっとタケノコを入れる時も、一発でひょいひょい入れていましたね。
お世話になった家庭の飼い犬がとっても臆病で、人見知りする犬らしいのに、向井君が働きかけるとねぐらから出てきて、吠えもせず撫でられるままいい子してましたね。あの犬、4年前に亡くなった我が家で以前飼っていた梅吉に似ていました。

さて、布枝さんの実家の皆さんですが、先週は姪っ子さん大活躍で、今週はイケメンな甥っ子の頼寿さんが出番多かったですね。この方もお父様同様学校の先生。

足立美術館はやっぱり凄いですね~。あんなに広いとは知りませんでした。それに生の掛軸とか、素晴らしいですね。島根の誇りです。
実は島根県民なのに、私はまだ一度も行ったことがないのです。入館料が高いのと、わざわざ安来まで行くのが億劫と言うのがありまして。
でも、今回この番組を見て、行かなくちゃと思いました。ゆっくり丸一日休みが取れるときに行ってみようと思います。7月下旬くらいなら行けそうかな。

2010年6月7日月曜日

今日の「ゲゲゲの女房」(61話)

藍子ちゃん誕生に布美枝も茂も幸せいっぱいですね。
茂の喜びようが微笑ましいです。
2階の部屋に布美枝用の布団まで敷いて待ってくれていたなんて、なんて素敵な旦那様でしょう。
うちの夫はそんなに気が効いたかなあ?茂の気遣いには他人事ながら感激です。

でも、今日は布美枝の赤ちゃんの抱き方が気になってちょっとがっかりしました。
病院から家に帰ってきてタクシーから降りたあたりからすでに違和感。抱き方がぎこちないのは仕方ないとして、取ってつけたように、赤ちゃんの背中をポンポン。違和感を通り越して軽い嫌悪感を覚えてしまいました。

さらに気になったのが姉の暁子がぎっくり腰になったシーンです。
まだ生後10日くらいの赤ちゃんで首が据わらないのに、布美枝(松下さん)ったら首の後ろに手を添えずにあっちこっち向きを変え、極めつけは、赤ちゃんを首を支えずに抱いたまま、急に座ってました。あの赤ちゃんは実際は生後どのくらいなのかわかりませんが、心配になりました。見ていて赤の他人の私がハラハラしているくらいだからあの子のお母さんはもっと気が気じゃなかったのではと思います。松下さん、赤ちゃん苦手なのかな?

実は第4週でも、布美枝が安来を離れるとき、プラットホームに見送りに来ていた邦子がちょっと前に生まれたばかりの赤ちゃんをおんぶしているのを見たときもギョッとしました。ドラマの方ではあの赤ちゃん誕生から見合いまでの期間ははっきりしてないので生後2カ月くらいは経っているかもしれないし、まあ、それもありかな?と無理やり自分に言い聞かせましたけど。ちなみに先週の「鶴瓶の家族に乾杯」によると、実話の方は生後10日かそこらです。

一方、姉のぎっくり腰の騒ぎの中、布美枝から赤ちゃんを受け取った茂は、胸で赤ちゃんの頭を支えていて安心感がありました。そして向井君の赤ちゃんの扱い方にさりげない優しさが表れていて、向井君には惚れなおしました。彼は動物好きだし、命をいつくしむ気持ちがそんなところからも伝わってきます。

戌井さん、会社を興すのはいいけど、どうせなら雑誌の方向でいけばいいのに。これからますます生活が大変になりそうな村井家。そんな中でも心が温まるエピソードが毎週1回は盛り込まれることを期待します。

2010年6月6日日曜日

1年数か月ぶりのスジャータ

以前、コーヒーフレッシュのスジャータの上フタに書かれている誕生花の花言葉に悲しくなったという記事を書きました
(→http://peachboy-peachboy.blogspot.com/2009/04/blog-post_05.html)。

それ以来、お店でスジャータを見るたび「フンッ」と言いながら素通りしてきました。
選んだのについていた花言葉がマイナスイメージの言葉だったら、気分悪いですからね。

それに誕生日の花言葉が「無限の悲しみ」「永遠の悲しみ」の人の気持ちを考えたことがあるのか?と思いますもの。スジャータのホームページに366日分の花言葉が出ていますが、マイナスイメージの物は数えるほどしかありません。その中で、私のは「感謝・後悔」です。感謝はいいけど、後悔って…。

でも、今日は「おやっ?」と思い、近づいて見てみました。いつもと何となく違うような気がしたので。
すると、花言葉ではなく、世界の国旗がフタに書かれているではないですか。

きっと私だけではなく、あの花言葉に傷ついた人たちの声がスジャータさん(めいらくグループ)側に届き、誰も傷つかないし、知識も増えるしで国旗シリーズにしたのね、ニヤリ。時々このブログに「スジャータ、花言葉」で検索かけてきてくれてる人もいますし。
花言葉シリーズの終了を祝うためと、しかも98円でたっぷり入っていたので1年ぶりに買いました。

ところが、念のためホームページで調べたら、別に花言葉シリーズもなくなったわけではないようでした。国旗シリーズは期間限定なのだそう。な~んだ、ぬかよろこびか。でも、花言葉を楽しみにしている人もいるかもしれないし、それも仕方ないですね。

2010年6月5日土曜日

「RAILWAYS~49歳で電車の運転士になった男」3回目鑑賞

今日は夫とではなく、息子と鑑賞しました。

3回目ともなると、それまで見逃していた細かい描写にも気づくことができ、一層心に沁みてきます。

一つの命があの世に飛び立ったことを象徴するかのように、田園を飛び立つ一羽の鷺(いやウミネコ?)。

それと、今回は肇の親友への思いが、自分自身が感じているように伝わってきました。完全に感情移入してしまいました。

息子が気付いたことがあります。この映画の主人公・肇の母の名前が絹代と言いますが、我が家で今ブームの「ゲゲゲの女房」の茂の母も同じ絹代だということです。面白い偶然ですね。

すでに3回も観ましたが、夫にも観てほしいので、今度こそ夫を連れて観に行きたいと思います。

図書館からごっそり水木作品が…

今日は2週間前に借りた『anan 1670号』と『水木しげる貸本傑作大全』の悪魔くんと河童の三平(前編)の返却のため図書館に行きました。

返却後、『河童の三平』の後編を借りようと所定の棚まで行ったところ、前回は漫画や関連本を含めて数十冊あった水木しげる関係の本が一冊もありませんでした。ごっそり、コーナーごと移ったかも?と思い、確認しましたが、全部貸し出されていました。『河童の三平・後編』は残念ながらまたの機会になってしまいました。

結局、悪魔くんをもう一回借りて帰ることにしました。それにしても、ごっそりですよ。凄い人気です。っていうか、むしろ2週間前は数十冊も借りられずに棚にあったのが不思議ですけどね。

2010年6月4日金曜日

「ゲゲゲの女房」関連情報

久しぶりに公式ホームページをのぞいたら、DVD- Box 発売情報が♪ とりあえず8月6日発売予定の第一巻(48話まで)しか予約できないのですが、さすがに高いです。15,960円か~。でも密林なら安いかもと思って行ってみると、やっぱり4,000円以上安い!即予約しました。
これで、HDDに録画していたのに消えてしまった第4週もカバーできます。

それと、写真集っていう項目に漫画家魂。というのが加わっていました。漫画を書いている演技をしている時の向井君は、胸が締め付けられるくらい、素敵ですよね。布美枝がその姿を見て感動したというのを納得させる演技です。漫画家魂。にはたくさんの画像があるので、いつでもじっくり眺めることができて幸せです。

また、6月20日は安来編のダイジェスト番組「ゲゲゲの女房・安来編ふたたび!〜布美枝の結婚までの物語〜」が放送されます。:
  ○6/20(日)午後5:00〜6:00 /総合
  物語の原点となったヒロイン・布美枝(松下奈緒)の故郷・安来での
  少女時代から結婚して東京に旅立つまでの数々のエピソードを再編集して放送。

まあ、これは見れたら見るくらいです、私は。

2010年6月2日水曜日

『ゲゲゲの女房』読みました。

ドラマの方にはハマっていたけど、原作は買わなくてもいいか、と思いながら2カ月が経ちました。でもやっぱり無性に読みたくなって、今さらですが、ついに先日買いました。丁度読み聞かせの謝礼に貰った図書券もあったし、図書館の予約が9人待ちだったしと言うのもあったりで。

この本は、布枝さんのおっとりとして、実直なお人柄がよく表れていて、心がほっとします。また、生きる上での大切なことが書かれていると思います。そのあたり、ドラマでも松下さんが上手に表現されていますけどね。

「鶴瓶の家族に乾杯」でも話題に上りましたが、見合いのときの加圧式ストーブのエピソードは実話だということがわかりました。逆に、あの番組で向井君が、その事実をあの時初めて知ったと言っていたのが驚きでした。原案の方を彼は読んでいないのか、という意味で。ここ数年、向井君は超売れっ子だから読んでる暇はないのでしょうね。

ドラマについて私がずっと疑問に思っていたことがあります。
布美枝が調布に来てすぐに、置き引きに遭い、それが縁で都合よく茂の仕事に関連のある貸本屋を営む美智子さんと仲良くなり、そこから商店街の人たちとも仲良くなれたというラッキーさに、これが実話ならすごいけど、実際どうなんだろうと思うのです。
さて、原作の中にはそう言った人たちの話は出てきません。もし実話だったら、あれほどお世話になったのだから、原作の方にも書かれるでしょうし、あの商店街の関係の話はフィクションの可能性が高いですね。
ただ、ドラマは、原案だけでなく、水木先生の自伝的な作品や、安来の親族の方からの情報も加えつつ、シナリオが作られているでしょうから、商店街の人たちや貸本屋の話も全部がフィクションと言うわけでもないかもしれませんけどね。

家族でヨーロッパ旅行に行かれたときの写真が載っていたのですが、長女の尚子さんの脚の長いのに驚きました。やっぱり遺伝か~、うらやましい。当時女子大生の尚子さん、私と同学年ですが、あの頃まだ流行っていた聖子カットか、サーファーカットみたいなヘアスタイルに懐かしさを感じました。大学卒業とともに難関を突破して東京都の教員をなさっていたそうです。今は水木プロのお仕事をなさっています。(地元の古いニュースで知りましたが、水木プロの社長さんなんですね。)
実は、この本を読もうとした動機がこの長女さんなのです。水木夫妻の次女・悦子さんの方は、本を出してらっしゃったりで、そのご活躍を知っているけれど、長女の方はどうされているのかが気になってしょうがなくなったのです。
だから、原作の方に長女さんのことについてたくさん書かれているのを読んで、安心しました。

この本は、あとがきがまたいいです。娘にも読ませたい本です。