今日は、日中、私以外の家族はみんな留守。そして私は完全オフで時間はたっぷり。墓参りや親戚訪問は昨日行ったし。しかも、今月末が期限のTジョイの1000円鑑賞クーポン券が2枚手元に。
というわけで、映画を2本観ることにしたのでした。
まず初めに「HACHI 約束の犬」。
リチャード・ギアの、忠犬ハチ公の物語(日本的な忠誠心・自己犠牲精神の象徴)への思い入れがすごく伝わってきました。
演技と言うよりも、ハチ役の犬に対して心から愛情と敬意を抱いて接しているようでした。 それに、リチャード・ギアと秋田犬って顔が似てますよね。特にアーモンドのようなつぶらな瞳が。
ハチ役の犬もまた、いろいろな表情を見せてくれて、人間のセリフに反応しているかのようにうまく編集され、まるで犬が演技をしているように見えます。
洋犬よりも日本犬好きの私にとって、秋田犬のかわいさと言ったらもう身もだえするほどです。
子犬時代は柴犬みたいだと思って見ていたのですが、やっぱり実際に子犬役には柴犬を使っていたのだそうです。
ところで、本家本元の渋谷のハチ公は、一説には主人を待っていたというよりも焼き鳥をなど食べ物をもらうために駅に通っていただけと言われていますが、どうなんでしょう。
餌をもらったのは事実でも、それだけが目的だったかどうかは分かりません。ハチ公は、じっと改札を見つめていたそうなので、主人を待っていたというのもまた本当かもしれませんし。
まあ、いろいろな説もあり、今回の映画の方でも、ことさらに美談として描かれるとしたら、なんだか抵抗があるなあ、と思っていました。
実際は、この映画では割と淡々とハチと飼い主や他の人々とのふれあいが描かれていたのが良かったです。それがかえって観た者の心に静かに深い感動を残すのだと思います。
私が一番感動したシーンは、飼い主の妻(ジョーン・アレン)が、夫の死後10年経ってもなお駅で待つハチに再会した場面です。犬の気持ちは想像でしかわからないけど、犬の家族である人間側の気持ちは痛いほど分かりますからね。私も17年間犬を飼っていますからなおさら。
そして、この映画は孫の「僕のヒーロー ハチ」のスピーチとして語られる話という構成になっているので、ハチの「忠犬」としての生涯を描いたものだと言うことは明確で、ハチ公の話を知らない人にもテーマがわかるようになっています。
実は、いくつか突っ込み所はありましたが、いい映画だったので、「まあ、いいか」と思います。
40分後に今度は「ナイト・ミュージアム2」を観ました。 本当は「ボルト3D」を観るつもりだったのですが、割引が利かないそうで、しかたなく。
でも、笑える小ネタが盛りだくさんで、楽しかったです。ただし、映画ならではのダイナミックさは今一つだと感じました。もっと盛り上がるかと思ったら、ここまで?とちょっと拍子抜けと言う感じ。
それと、エジプトのファラオ役の俳優さんがどうも見覚えがあるのに思い出せなくて、気になってしょうがありませんでした。日本の俳優さんで言うなら大坂志郎さんとか宝田明さんみたいな顔なのですが…。
でもベン・スティラーが結構いい男に見えたのは収穫でした。
この夏はこれで映画を6本、劇場で観たことになります。どれも1000円か1300円で観たので、金額的には3~4本分ですけどね。今後は多分10月のファーストデーに「カムイ外伝」を観るまではお休みです。
2 件のコメント:
えー?もう両方みたの?私はどちらにしようか迷っていたところです。ベンスティラーファンの私はナイトミュージアム2も観たいところですが、何でも2っていうのは感動も少ないもので。HACHIにしようかな。
数年前に上野の博物館に行ったときは、改装中でハチ公見られなかったな。なんてことを思い出しました。
ベン・スティラーファンのきーこさんのことだから、もう「ナイトミュージアム2」は見られてたのだと思っていましたよ。なるほど、2ってのは感動が少ないから二の足踏んでるところなんですね。確かに、わざわざこれを観るために劇場まで行くほどではないと思います。
「HACHI」と「ナイト~2」のどちらか一つを観るなら、「HACHI」の方がやっぱりお勧めです。「ナイト~2」は小さい子のいる家族向けには良い映画ですけどね。
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