2009年10月26日月曜日

インフルエンザ、驚異の感染力

今、中学生の娘の学年で新型(と思われる)インフルエンザが猛威をふるっています。今日から金曜日まで学年閉鎖となりました。

うちの娘も昨日未明に発症し、朝、休日診療所で新型(と思われる)インフルだと診断されました。

今回、まるで、澄んだ水面に垂らした一滴のインクのように広がっていく感染の様子を目の当たりにし、インフルエンザの感染力の強さと速さを思い知りました。

今回娘のクラスでの流行の最初の一人が発症したのが木曜日。その後、まず、クラスで特によく話していた生徒が数人、他に同じ運動部の部活で別のクラスの生徒が金曜から土曜日にかけて発症。それから他のクラスメイトと部活の先生が土曜から今日の朝までに発症(うちの子はこのグループ)。結局今日はその、娘のクラスの半数(17人)が欠席したそうです。またすでに2次感染も始まっているかもしれません。ちなみに部活つながりで発症したと思われる先生は同じ部活で感染したと思われる生徒のクラス担任でもあるせいでしょうか、そのクラスは今日の欠席者が十数人だったそうです。

さて、いつもならこの時間は、私は仕事をしている時間なのですが、なぜ、この記事を書けているのかというと、このインフル騒ぎのおかげで今週は一週間、教室を閉鎖せざるを得なくなったからです。家族にインフル患者が出たら休講措置、と親会社のガイドラインで決まっているからです。ちょうど今週はハロウィンパーティをする週だったのに、生徒さん達と、コスチュームの準備をしてこられた保護者のみなさんに申し訳ないです。今一軒一軒謝罪の電話をかけています(約50軒(*_*;)。

娘も昨日は地域の文化祭で演奏する予定だったのに当然欠席。吹奏楽部員はうちの子を含めて当日5人欠席していたそうです。そのうち私が知っている限りでも3人はうちの子と同じクラスです。
しかも巷では、この文化祭での吹奏楽部の活動のせいで感染が広がったとか、吹奏楽部の中で感染が拡大したとかいうデマまで流れているそうで、とんだ濡れ衣に唖然としています。
学校の文化祭も一部を除き中止。

違う学校に通う息子も、あるイベントでそれまでの練習の成果を出す予定だったのですが、自粛して出演を取りやめました。金曜日まで学校も出席停止扱いになり、楽しみにしていた行事にも参加できません。
出雲市管轄の幼稚園・小・中学校は家族が発症しても本人が発症しない限り、登校はできるのですが、これは冷静な対応だと思います。息子の学校もそうあってほしかったです。

夫はとりあえず水曜まで出勤停止。夫に関しては、これまでに代休すら消化できないほど仕事が忙しかったので、ある意味ラッキーかも知れません。

うちの家族だけでもこんな状態です。きっと他の家庭でもいろいろな影響があったでしょう。

たった一人にとり憑いたウィルスから、ほんの数日間でこんなにも多くの人が巻き込まれるとは。そしてそれがまたあちこちで繰り返される…。すでに5月ごろから他の地域では起きていたことなのに、身近で起こるまでは他人事でした。特に最初の感染者の神戸の高校生たち、その及ぼした影響ゆえ、地域でいじめられないかと当時は過熱する報道を見て心配はしましたが、テレビの向こうの世界でしかありませんでした。

ほんとにインフルエンザって怖いですね。っていうかそれに振り回されて冷静さを失い、大騒ぎする社会がもっと怖いです。病気自体は風邪に毛の生えたようなもので、死亡率だって他の病気と比較して特別高いわけでもないそうなのに、前厚生労働相の舛添さんの時に過剰な対応を促すガイドラインが周知されたばっかりに、ほとんどの国民が感染者を疫病神扱い。それを煽ったのはマスコミですけどね。今も相変わらずですが。スポンサーの製薬会社と結託して予防接種を促すためにわざと大騒ぎしているのでは?と勘ぐってしまいます。おかげで健康面よりも社会的な面で大変に振り回されています。

それもこれも、インフルエンザの感染力と急激な高熱症状のせいでしょうが、ほんと今回は参りました、社会的な面で。

私もいつ発症するかとびくびくしています。するなら今晩にでも発症してほしいです、来週仕事が再開できるために。それに知らないうちに感染していて他人に感染させていたら、と思うと怖いですから。まあ、ここまで来ると誰から感染したかはわからないのですけれど。

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