1週間ほど前に桜について思う事を書きました。
あれから、毎日車を運転しながら車窓越しに多くの桜を見て来ました。
前の記事で書いたように、満開になる直前のまだ濃い目のピンクが多めの木が私は1番好きです。
そして、一気に満開になった時の桜の木の瑞々しさは一度きり、その日しか見られないとも書きました。
その後はもう終わりに向かっているようで切ないと書きましたが、開いた花が一週間の間に少しずつ変化しており、散る前の数日間は、花を開き切ってまさに我が世の春を満喫しているように咲き誇っていました。色も一端薄くなって後半また濃くなって行きました。それぞれがまた美しいと感じました。
そして満開になってちょうど1週間後から散り始めました。散る直前は遠目に見ると、花の色がコーラルピンクに変わっていました。これは59年生きて来て初めて気付きました。もしかして若い頃にも気づいていたかもしれないけれど、きちんと意識したのは初めてです。
そして次の日(一昨日)には一気に散って、地面の窪みを埋めるくら花びらが積もっていました。その日は桜の木の下に車を停めていましたが、1時間もたたないうちに鳥のフンがフロントガラスに着いていました。しかもチェリーピンクの!🍒🍒🍒 まるで口紅みたいでした。
昨日はもうほとんどの桜の木が半分くらい花が散ってしまっており、葉の黄緑色が見え始めていました。
桜の木が咲き始めてから散り始めのこの10数日ほど、毎日桜の変化を眺めながら、人の一生にどうしても重ねてしまいました。
前の記事では満開になったばかりの桜を最盛期だと書いていましたが、散る数日前こそがまさに最盛期なのだと認識を改めました。
人の一生で言えば、満開になったばかりのフレッシュな勢いがあるのは青年期で、散る数日前の豪華絢爛に咲き誇る段階は壮年期で一番脂が乗っている時と重なると思いました。
桜に限らず、他の植物も同じようなステージの変化はありますが、圧倒的勢いで目に入る桜だからこそ、強烈に印象に残り、思いを巡らすきっかけになるのでしょうね。
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