2010年9月26日日曜日

とうとう「ゲゲゲの女房」が終わってしまいました。

3月29日に始まって以来、一回たりとも見逃すことなく(5月の連休中に一日だけ観れなかった日がありましたが、土曜の放送でカバーできました)、一日に何度も画面を食い入るように視聴してきた「ゲゲゲの女房」がとうとう終わってしまいました。

始まってしばらくして、いろんな人に「凄くいいドラマ」ってことを熱く語ったのですが、一部「視聴率が過去最低だったそうですね。」と馬鹿にしたようなリアクションしかしない人がいて、そういう見方しかできない人達って可哀想だなと思いました。
自分の目で良い物と悪い物を見分けるのでなく、評判だけ、ましてや初回視聴率だけで判断するって残念な人たちですよね。「見なきゃ後悔するかもよ。」と言っておきましたが、その後人気爆発となり、彼らはどうしたのかな?嫌味になるのでその後のことは訊いてませんが…。

さて、最終回は自然な感じで終って良かったです。二人が本当は?初めて出会った森の中で、40数年の時を経てまた二人でべとべとさんを送ることで、二人の原点に帰りましたね。そしてそこから、残りの二人の人生への思いを新たにした茂の「まだまだ、これからだ」という言葉。何気ない言葉ですが、胸に沁みました。布美枝に「これからもよろしく」という気持ちを込めたのでしょうね。

最初から最後まで爽やかなドラマでした。本当にこのドラマからは人間の善なる姿のモデルをたくさん教えてもらい、心が浄化され、癒されました。
皆があのドラマの飯田家の人たちの様だったら世の中住みやすいのに。
一方、村井家の皆さんは飯田家とは正反対でハタ迷惑な人たちではありますが、面白いし、ある意味純粋で愛すべき人たちです。
他の登場人物も、戌井さん夫妻や深沢さんや郁子さん、雄玄社の豊川さん、商店街の人たち、それに忘れちゃならない横山さんなど、素敵な人たちがたくさんいて、感動を盛り上げてくれました。

今までにも何度も書きましたが、何よりそんな魅力的な登場人物とエピソードを描いた脚本が素晴らしいです。
実際に原作者の布枝さんと関係があった人たちはどこまでなのかはわかりませんが、布枝さんの人間性がこれほど多くの素晴らしいエピソードを生んだのでしょうね。
変に自分を大きく見せようとはせず、ただ自然体で自分の立場をわきまえて、自分のすべきことに真面目に楽しみながら取り組むその生き方。苦しい状況でも自分のできるベストを尽くし続けることで、人生において大きな収穫を手にすることができるのですね。
特別仕事などで前に出ることがないから一見平凡な生き方のようですが、なかなか自我の肥大した今の日本女性には難しいことですよね。

そして音楽も素晴らしく、ドラマを盛り上げてくれました。そしてキャストの皆さんもそれぞれ魅力的でした。

このドラマに、心から「ありがとう」と申し上げます。

明日からはもう、7:30~8:15まで続けて朝ドラに時間を取られていた生活から解放されはしますが、不規則な生活に戻ってしまいそうです。そして、浄化された心で一日をスタートするための新たなアイテムも必要になるかもしれませんね。

4 件のコメント:

ウメウメボシ さんのコメント...

yochanさん、お久しぶりです。
ゲゲゲの女房、終わってしまいましたね・・。とても寂しいです。

ほんと良いドラマでした。朝から何度泣かされたことか・・・。yochanさんのおっしゃるとおり、心が浄化され癒されました。

>多くの人のおかげで今の自分があることは、誰にとっても言えることで、私も今日の放送を見て、ともすれば忘れてしまいがちな「感謝」の気持ちを改めて意識することができました。

私も、このドラマですべてのことに感謝する気持ちを改めて感じました。大事なことですよね。

心に残るシーンを思い浮かべると、たくさんたくさん浮かんできます。

しばらくはその余韻を楽しみたいと思います。


私も「てっぱん」はたぶん見ません。

yochan さんのコメント...

ウメウメボシさん、こんにちは。

「ゲゲゲの女房」は本当に良いドラマでしたね。
こうやってお互い見ず知らずのもの同士が同じ想いを共有し、感想を述べ合うことができるのも、「ゲゲゲ~」のおかげですよね。

>心に残るシーンを思い浮かべると、たくさ んたくさん浮かんできます。

 しばらくはその余韻を楽しみたいと思いま す。

ほんとそうですよね。私も余韻を楽しもうと思います。そして、これからの日々の暮らしの中で、自分を見失っていないか時々振り返るとき、きっとこのドラマで出会った素敵な人たちを思い出して、自分を律することができそうな気がします。

「てっぱん」、つい見てしまいました。いつも朝はNHKを付けっぱなしにしているからなんですけどね。やっぱり苦手なタイプでした。でもそれも朝ドラの一ジャンルですものね。明るく元気なヒロインが好きな方も大勢いらっしゃるでしょうから。私はそういうの疲れるのですけどね。

ジョディ さんのコメント...

こんばんは。コメント遅くなりました。

この半年、「ゲゲゲ」を見る楽しみがあったからこそ、朝の家事もパッパッと段取りよく出来てたのに・・・今週は何だかだらだらダメですわ。あぁ、つまんない~。本当に終わってしまったんですねぇ~。

夫婦って、家族って、幸せって何なのか、考えさせられるドラマでした。そして、いろんな人との出会いがあり、その人たちを最後にきちんと出してくれて嬉しかったですね。
布美枝は、どんなに苦しい状況でも乗り越えられたのは、ずっと夫を信じ尊敬することが出来たからですよね。夫婦で一番大切なのはそこなんでしょうね。

DVDは買えないけれど、BS2の土曜の放送は録画しておくんだったな~。もう一度最初から見てみたい。朝昼晩と3回(4回の時も)見ても飽きませんでしたもんね(笑)
わたしも「ありがとう」という気持ちです。

yochan さんのコメント...

ジョディさん、こんばんは。

ゲゲゲのない朝って、張り合いがないですよね。家事の段取りの話、わかります、わかります^^;

>夫婦って、家族って、幸せって何なのか、考えさせられるドラマでした。そして、いろんな人との出会いがあり、その人たちを最後にきちんと出してくれて嬉しかったですね。
 私も、嬉しかったです。皆がお互いを思い合ううれしさ、ありがたさ。出会ったすべての人にありがとう、ですよね。
 最近、私の100歳過ぎた祖母が入院し、顔を見せに病院に行ったのですが、そこで、十年ぶりとか何十年ぶりに会った親戚のおばさん達と、お互い再会できたことにものすごく感激しあいました。なかなか会えなくても、お互いのことを思い合ってるって感じ、ものすごく感謝の念が湧きました。

すべての人間関係にも言えることですよね。いろんな人が自分のことを思ってくれて、陰ながら守られてる。ありがたいですよね。それを感じると自然に、こちらも人のことを大切に思えるようになりますよね。
出会うすべての人を大切にしようって。

布美枝は持って生まれた謙虚さから、ずっと自然にそれを実践していたんですね。

だからこそ、夫をどこまでも尊敬し、信じ続けることができたんでしょうね。

ほんと、わたしも何回見ても飽きなくて、録画もしてたので、一日最高で6回見た日があります。なんか心のよりどころになってた感じです。