さて、「のんのんばあ」は、一畑薬師を熱心に信仰する信者さんでした。そして、しげる少年の幼年期に妖怪の話をして聞かせたりして、後の水木しげるに多大な影響を及ぼした人物です。少年時代の水木しげるはのんのんばあに連れられて一畑薬師へお参りしたのです。
私は以前にも子供の時一回くらいは行ったことがあるですが、もうその時のことは記憶にありません。
かつて隣接してあった一畑パークへは何回か行った記憶がはっきり残っているのですが。
あの頃は一畑電車に乗ってからバスに乗り換えて行ったものです。今日も、薬師に向かう道すがら一畑パークの遺跡を確認しつつ、在りし日の一畑パークを偲びました。
さて、このお寺は標高200mの一畑山上にあります。ここは「目のお薬師さま」「子どもの無事成長の仏さま」をはじめとする、諸願に霊験あらたかなお薬師様として古くから全国的に篤く信仰されています。
麓から本堂へ続く1200段余りある石段(参道)も有名で、毎年この階段をかけ上るマラソン大会も恒例行事です。
山頂まではドライブウェイがあり車であがることもできます。私たちは、車で上がりました。体力的にも時間的にも、とても1200段は無理ですので。
逆光で見えませんが、実際は山の向こうに宍道湖が 見えてました。この石段は本堂の手前から撮ったものですが、 下まで約1200段あります。 |
上の写真の石段の手前には目玉おやじのブロンズ像が。 |
境内には「薬師瑠璃光如来」を本尊とするお堂をはじめ、八万四千の仏様が奉納されている「八万四千仏堂」、百八基の燈籠がならぶ参道などがあります。
のんのんばあと水木しげる少年のブロンズ像 |
上の写真の灯篭のような物の中に線香をお供えしますが、黒い線香は萌えると白くなり、 表面にお経が浮き出ます。目が悪くて読めないし、時間もないしでどんなお経なのかは 確認できませんでした。 |
写真の左手の建物の前面には奉納された八万四千体の仏様の一部がズラッと並んでいます。 みっしり並んでいるのでこの写真では全くわかりませんが(´・ω・`) |
八万四千の仏様が並んでいるのは壮観でした。かなり近くまで寄ってみないと、仏像が並んでるなんてわかりません。ひとりで何十体も奉納されてる方もいらっしゃって驚きました。
本堂の近くには休憩所や寺務所があり、中で事務の人たちがパソコンに向かって何やら仕事をしておられました。
休憩所の前にはお茶湯のコーナーが。一畑山の清水でわかしお供えをした伝統の「お茶湯」。
トックリに入れて持ち帰ります。
一本500円のとっくり。可愛いですよね。 今回これが目当てでいったようなものなので、忘れずゲット! |
お寺の参道はイロハモミジの新緑が綺麗でした。秋に来ると紅葉も楽しめそう。
またゆっくり参詣したいです。
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