2008年8月2日土曜日

藤城清治・光と影のファンタジー



今日は、島根県立美術館へ、藤城清治・光と影のファンタジー展の鑑賞に行きました。

今朝、テレビのローカル番組で紹介されていて、すごく行きたくなったのでした。子供の頃からあちこちで親しんだあの幻想的な影絵を間近に見ることができるのね~、と心が躍りました。

数か月ぶりに家族そろって松江へドライブ、すぐに美術館へ。いつもなら入口を入って左の受付でチケットを買うのですが、藤城作品の展示は別の受付で、入口の右手にありました。大人1000円、中学生は500円でした。ちょっと高いかなと思いました。

展示室に入ると、宍道湖を望む松江の街の絵が。 最近描かれた作品のようです。藤城氏は今年の4月で84歳になられたのですが、精力的にお仕事なさってます。サイン会も今回の展示期間中だけでも、数回行われます。

次は、初期のモノクロの影絵へ。淡いシャボンが背景に入っているウサギの影絵が素敵でした。
しばらくしてカラー作品が次から次へと。 信じられないほど美しく、幻想的な作品の数々。
中には荒々しい孫悟空の影絵もあったり、猫の相撲などコミカルなものもありワンパターンではないこともわかりました。

間近に見る影絵はどれもとても手が込んでいることがわかり、その力作振りに胸がいっぱいになりました。どうやって作ってるんだろうと目を凝らして観察しました。多分こうやってああやってと考えながら。

そして、一つ一つの絵を離れてもう一度見ると、近くで見ていた時には気づかなかった部分も認識でき、一層その影絵の世界の深さを知ることができました。

特に感動したのが、「光彩陸離」という作品です。今回は25分の1のレプリカでしたが、それでも普通の壁一面の半分くらいの大きな作品ですので、元の作品を見たらどれほど感動するか、想像もつきません。

約190作を複雑な順路で立体的に展示してあり、いったいどこまで続くのかと不安になるほどでした。でも、終りが見えた頃は、さみしい気持ちになりました。結局、全部見終わって時計を見たら、1時間30分も経っていたのでした。

とても満足感がありました。1000円で充分元が取れてますね(^^)v。

「家に帰ってからも見たいな~」と思っていたら、さっそく出口に特設グッズ販売コーナーが目に入りました(入口と同じだから、入る時からあることはわかっていましたけどね)。
でも、どれもすごく高いのです(・・;)。クリアファイルは特に影絵の良さが生かされた商品だと思い、ほしかったのですが、一枚650円だったのでやめました。結局、12枚入り1050円の絵葉書を購入しました。 でも、葉書だと絵のサイズが小さくて、物足りません。

当分、図書館で藤城作品を探すことになりそうです。また、その技法も調べようと思います。
ちなみに、藤城氏の作品がこちらで多数ご覧になれます

それと、ケロヨンって藤城さんの作ったキャラクターだったんですね。そして、私は何十年もキューピーコーワのカエルのマスコットはケロヨンだと思っていたのですが、これは別物で、ケロちゃんと言うのだそうです。

2 件のコメント:

ジョディ さんのコメント...

あ~なつかしいなぁ~藤城清治の影絵。昔からテレビや本、あちこちで見ましたよね。
小学生の頃、友達が朝日新聞に毎週掲載されてた(多分、日曜版)影絵を切り抜いてスケッチブックにきれいに貼ってたのを思い出しましたよ。ウチは読売だったから羨ましかったりしてね。
物語の挿絵でも素晴らしい作品がたくさんあった気がします。きれいで素敵な色使いに加えて独特な絵でしたね。
ケロヨンは「バッハッハーイ」っていうアレだったかな?当時子どもたちのアイドルでした。

yochan さんのコメント...

ジョディさん、
なつかしいですよね~。
私は結婚して以来、読売新聞を読んでいますが、私が大学生の頃まで実家が朝日新聞をとっていたので、日曜版で藤城作品に親しんだクチです。
ジョディさんのお友達は、それを切り抜いてスケッチブックに貼ってたんですか~、いいアイディアですね。きっと自分だけ見るのはもったいなくて、みんなと感動を共有したかったんでしょうね。ほんと、きれいで素敵な色使いに加えて独特な絵でしたもの。
そうそう、ケロヨンは「バッハハーイ」っていうアレです。私はその言葉は知っているのですが、ケロヨンとははっきりと結びつかないのです。すごい人気だったこともほとんど覚えていないのです。子どもたちのアイドルだったんですね。