この数か月はなかなか落ち着いて本を読むことがありませんでした。
この間も、 寝る前に読もうと図書館で『カンタベリー物語1~3』を借りたのですが、いつも2巻目の「バースの女房」の最初の2ページのあたりで眠くなってしまって、結局ほとんど読まないうちに返却期限切れに。
7月23日、大型商業施設内で渡り廊下を渡りきったところで、黒のとんがり帽子(魔女の帽子)をかぶったおじさんたちに声をかけられ、なんだか可愛くてつい、なんでも言うことを聞いてあげたくなり、二つ返事で買ってしまった『ハリーポッターと死の秘宝』。
こちらも、娘は二日で読み切りましたが、私は原書で結末を読んでいるし、いまさら上・下合わせて千数百ページも読む気力がなくて、いまだに読んでいないのでした。
でも、オマケでもらったエコバッグは読み聞かせ用の本入れとしてちゃんと使うことにしました( 買い物にはもう2年くらい前からマイバスケットを使っているので、エコバッグはもらっても、いつも他のことに使ってます)。
(後で知りましたが、今井書店の予約購入限定プレミアだそうです。予約してなくてももらえましたけどね。)
さて、今日は娘のフルートのレッスンが2時間半もあり、待ち時間に2時間、本屋さんで過ごしました。手持ちの現金があまりなかったので、ブラウジング目的です。そもそも夫が買いたい本があるというので、私はついて行っただけなのでしたが。
なんとなくぶらぶらしていたら、まずダイエット本のコーナーに行きつきました。
骨盤ダイエット系の本が相変わらず流行ってますね。私が半年ほど前に買った本は今日は見当たらなかったです。どんどん新しいのが出ていて新陳代謝が早いのかな。
また、ここ数年、健康雑誌では開運グッズや占いが大きく取り上げられるようになりましたね。新聞の広告欄を見てきた印象では、数年前から「笑いが健康にいい」→「心の持ち方が大事」→「運を高めよう」という感じでだんだん、開運ネタの比重が上がってきているように思います。先行き不安な世相がこんなところにも反映されてるんでしょうね。
先日取り上げたように、「誕生日占い」も健康雑誌「ゆほびか」に大きく掲載されています。
さて、次は昨日の藤城清治展の余韻を楽しもうと、影絵の画集や技法の本を探しに美術コーナーへ。残念ながら一冊も関連したものがありませんでした。相変わらず大人のぬり絵は流行っているのでしょうか、狭いコーナーの中に結構ぬり絵の本はたくさんありました。
次に何気なく女性雑誌のコーナーを見ていたら、切り紙のムックが何種類もあり、これは影絵のヒントがあるかもと、それぞれを手にとってみました。本に掲載されている数々の作品を見ているうちに、影絵のことはすっかり忘れて、切り紙の虜になりました。特に、切り紙のランプシェードにはうっとり。そのうち気持ちと時間に余裕ができたら始めてみたいと思いました。
切り紙の本のすぐ隣に風呂敷のおしゃれな使い方の本も数冊あり、とても楽しく読みました。そして、「これは!」と思う結び方をその場で暗記しました。
次はムックや新書のコーナーへ。数週間前に新聞の広告で見かけた柳田理科雄の『空想科学読本』最新刊をぱらぱら。『空想科学読本6』はサザエさんのエンディングの山小屋の件を流し読みしました。「なるほどね~。」という感想。そして、『空想科学読本6.5』なる本が隣にありました。6.5巻の存在は今日初めて知りました。この本に載っていた「巨人の星」の「星飛雄馬がクリスマスパーティで大散財」という項目が面白そうだったので読んでみました。そういえば、誰も来てくれなかったクリスマスパーティの話、おぼろげながら覚えています。読んだ感想は、これまた、「なるほどね~。」なかなか面白かったです。
本日本屋さんで最後に読んだのが、光文社新書の『実は悲惨な公務員』。
こういうネタ大好きです。
実はかなり身近なネタだったりします。
この本では、公務員バッシングも正しくやらないと、ひいては国民の不利益につながるということを訴えているのですが、私も常日頃そう思っていました。
私自身は今、こうして自営業者として頑張っているので、バッシングする側の気持ちもわかるのですが、やみくもに感情的にバッシングする傾向がマスコミなどに見られるので、それはアンフェアだと思います。突っ込み所をよく見極めないといけません。
この本を読んで一番印象に残り、また妙に納得したのが、あるケースワーカーさんの言葉です。非常にストレスの強い仕事を続けていくためのモチベーションについて問われて、
「福祉の心より、野次馬根性」。
きれい事だけでは仕事は続けられませんものね。福祉系の大学を出て理想に燃えてる人ほど、現実の生身の市民を相手にすると、理想通りには行かなくて、辞めてしまいやすいという話をよく耳にしますからね。この言葉って、他の仕事にも応用できそうなある意味名言のような気がします。
さて、夫はというと、目当ての本はなかったのですが、バーゲンブックのコーナーで掘り出し物を見つけました。小学館の『クラシック・イン』(CD付)がなんと半額。我が家には夫が独身時代に買った中央公論社のクラシックCD全集全24巻があるのですが、その中に入ってない「ベートーベン交響曲第7番」いわゆる「べトシチ」が『クラシック・イン第16巻』に入っていたのです。「チャイコフスキー交響曲第5番&スラブ行進曲」の入った26巻や「ブラームス交響曲第一番」の入った40巻も一緒に買いました。
待ち時間消化にまだ時間もあり、夫の奢りで、書店内の○リーズコーヒーで休憩。エスプレッソ・スワークル(シェークみたいな感じ)がとても美味しかったです。
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