2008年8月15日金曜日

「ダークナイト」観てきました


バットマンシリーズを見るのは今回が初めて。
しかも、バットマン自体に何の予備知識もなく見たのですが、話がわかりやすかったので大丈夫でした。

感想ですが、見に行って良かったです。
まず、劇場ならではの迫力。音響が体に響きますからね。ド~ン、ド~ンと。そして映像!特に高層ビルを上から見渡すシーンが素晴らしい。
バットマンが翼を広げて飛行するシーンやオートバイに乗ってるシーンのカッコよさといったら。

内容も、それぞれのキャラがとても生かされた脚本で、わかりやすく、なにより押し付けがましくないメッセージ性が良かったです。
ジョーカーが投げかける問い。確かに世の中欺瞞に満ちているかも知れません。
でも、世の中を成り立たせるには、ルールが必要で、それを守る人間の良心を信じるしかないですよね。
それにしても、ジョーカー、怖かったです。狂気というよりも、人々の心の中の矛盾を暴く審判者気取りの信念で破壊を繰り返すジョーカーは、ヒース・レジャーの役作りあってこそリアルなものになったのでしょうね。

クリスチャン・ベールの演技は、初めて見たんですが、素敵ですね。バットマンのヒューマニズムと頑固なまでの正義感が、彼のまとう空気とぴったり一致していると感じます。警察とか単純な正義の味方ではなく、ならず者呼ばわりされているのに、自分を犠牲にしてでも市民を守ろうという信念の人。見終わって3時間経つ今でも、バットマンの思いが切ないほど感じられます。
スパイの役なんかも似合いそうですね。でも、ボンドのような粗野で熱い一面を持つタイプではないですね。訳ありの警察官なんかの役もいいかも。あと、学校の先生の役とか。
ところで、先月の暴行事件、やっぱり濡れ衣っぽいですね。証拠がなくて不起訴になったそうで良かったです。でも、わざわざ大事な時期に身内がそんな仕打ちをするなんて、どういうことなんでしょうね。もしかして嫁姑問題で逆上した母と姉が嫌がらせで起こした騒ぎとか?

ハービーの役どころも重要でしたね。あと、アルフレッドやフォックス、ゴードンもいい味出てました。

また、場面展開も動から静へというように、メリハリがあり、しかも全体的には、綺麗にまとまっていて、すばらしい作品だと思います。

DVDが出たら、また最初から観たいです。そして、その前に「バットマン・ビギンズ」の方も見ようと思います。

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