今から30数年前にNHK総合で放映されていた、アニメ「マルコポーロの冒険」。
私は当時高校2年でしたが、この番組が大好きで、毎週欠かさずに見ていました。
『東方見聞録』をベースに、マルコ・ポーロの冒険を描いたアニメなんですが、アニメの合間に、シルクロードの歴史や人々の暮らしなどのドキュメンタリービデオが入っていて、それが特に好きでした。
アフガニスタンのラピスラズリの話や、どこか忘れましたが、やはり中近東の国の鳥葬の習慣、それから、英語の暗殺者を意味するアサシンは、遡れば、これもどこか忘れましたが、中近東の国で昔作られ暗殺に使われた大麻ハッシッシが語源だとか、いろいろ勉強になりました。
アニメの中のマルコは「宇宙戦艦ヤマト」の古代進とキャラがかぶってましたが、(今の言葉で言えば)当時の私は萌えましたね(#^.^#)
アニメ絵本みたいなものも買って読んだり、眺めたりしてました。あの本、実家にまだおいてあるかもしれないので、今度確かめようと思います。
また、小椋佳が歌う主題歌やエンディングがまたすごくよくて、LPレコードも買って、お気に入りの曲はソラで歌えるほど歌いこんだものです。
高校2年の秋の遠足で、バスの中で何かの罰ゲームで歌を歌うことになり、主題歌の「いつの日か旅する者よ」を歌ったほどです。小椋さんの歌はかなり低音なので、キーを合わせるのが難しいんですけどね。
さて、今なぜこのアニメのことが気になるのかというと、年末に観た「聯合艦隊司令長官・山本五十六」のエンディングが小椋佳の歌で、これがすごく心に沁みて、30数年前に夢中で聴いた小椋さんの歌がまた聞きたくなり、さらにあのアニメがリンクしてしまったという次第です。
で、先日、LPで昔聞いていたのと同じアルバムをCDで購入してまた聴いています。ひと年もふた年もとってから聞くと歌詞が一層心に沁みます。
特に「大空から見れば」は非常にシンプルな人間賛歌ですが、聴くたびに涙が出ます。小椋さんの歌は押し付けがましさがなく、歌い方も淡々としているところがいいです。
「誰でもいいから」と「いつの日か旅する者よ」は若者にぜひ聴いてほしい歌です。
ちなみに、アニメのほうの再放送はもとよりDVD作成も不可能らしいです。見たくてたまらないのに、あんまりです。
wikipediaによると、
NHKには本作のマスタービデオテープ(ドキュメンタリー部分と組み合わせて音声まで完全パッケージされたもの)が現存していない。恐らく局側が当時高価だったビデオテープの再利用ということで後日に別の番組を重ねて録画したためであろうという説が濃厚である。真偽はどうあれ、マスターテープが行方不明で再放送すら行なわれず「幻の作品」となって久しいのは事実であり、各メディアでの発売は今後も絶望的な状況である。NHKアーカイブスに第1話と最終回が保存されているが、一般視聴公開はされていない。
マスタービデオテープがひょっこりどこかから見つからないものでしょうか?
2 件のコメント:
全く同感です!
小椋佳の歌、すごく良かったです
今もたまに思い出します
異文化の怖さも話の中にありましたが、魅力もすごくよく表現されてましたね
また、見たいです
共感していただいて嬉しいです。
匿名さんも、リアルタイムであの番組を見ておられたんですね。
本当にまた見たいです。
コメントを投稿