2007年8月8日水曜日

島根県立古代出雲歴史博物館

 今年3月の開館から5ヶ月経ってようやく今日、息子と2人で行ってきました(DHと娘は春休みにさっさと行ってたので)。 石見銀山の世界遺産登録の影響か最近出雲大社周辺も観光客が増えてます。今日も平日にもかかわらず駐車場は県外ナンバーの車が結構とまってました。
 常設展示だけでも十分見応えがありますねー(今回は特別展はパスしました)。またもっとゆっくり一人で見たいと思うほどです。
 テーマ別展示室では「出雲大社と神々の国のまつり」「出雲国風土記の世界」「青銅器と金色の太刀」、総合展示室では「島根の人々の生活と交流」展示がありました。
 中でも特に圧巻なのはやはりというべきか、荒神谷遺跡出土の銅剣358本です。本物と復元された金色に輝く銅剣がズラーッと並んでいて壮観でした。
 また、島根出身や縁の人物についての展示も、県民なのにこれまでは知らなかった事が学べて良かったです。シーボルトから修了証書をもらった日本人医師3人のうちの一人が島根の人(名前をド忘れしてしまいましたが^^;)だったとか、松江藩のお抱え力士達が江戸時代は大変な活躍をしていたのだとか(雷電って松江藩の力士だったのですね。)。
 また、まるで鉄ちゃん歴10年の息子のためにあるような、一畑電鉄の車両(運転席と座席の一部)。運転席正面窓の部分がスクリーンになっていて動画が常時流れています(電車でGO!のように)ので、運転席に座って松江から出雲大社前駅まで運転している気分が味わえるのです。このスクリーンは窓の外側でも同じ画面が映っています。 全国の鉄ちゃん、鉄子さんにも是非来て欲しいですね。一畑電車に乗って。出雲大社前駅から歩いて10分弱ですから。
 唯一残念だったのは、神話シアターで観たオオクニヌシの映画(20分)です。映像のあまりのとほほさに苦笑してしまいました。まず最初の方でいきなり、オオクニヌシら神々が因幡の海岸を歩いているという場面で、足が全然進んでなくて、でも、動いているように見せかけているのが可笑しくて声には出さなかったけど笑ってしまいました。観ているこっちが前につんのめりそうな感覚に襲われます。顔だけ実写であとはCG?というつくりのためと思われますが、なんか変な映像でした。ナレーションもわざとらしかったな~。県外や海外のお客さんも見てるのに、恥ずかしいな~、もう。
 それ以外は本当に良かったです。島根に観光に来られる方、是非、この出雲古代歴史博物館にお立ち寄りになる事をお薦めします。場所も出雲大社のすぐ隣ですし。 料金も常設展のみなら大人600円ですし。
 今日は、迂闊な事に中央ロビーの宇豆柱に気づかないまま帰ってしまいました。展示室以外のところは無料で出入りできるし、また近いうちに行こうと思います。

しまねの観光ナビ:
http://www.kankou.pref.shimane.jp/mag/07/02/rekihaku.html#reki

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