最初から最後まで、胸がいっぱいで目が潤みっぱなしでした。
無数の星がちりばめられた夜空、宇宙から見る地球、宇宙を一人ぼっちで旅するはやぶさなどの映像を見るだけで、もともと宇宙の神秘や星空大好きの私はウルっときてしまうのですが‥。
何より、はやぶさプロジェクトにかかわるすべての人たちの頭脳、技術力、そして不屈の精神に感動しました。「こういうこともあろうかと」と、様ざまな危機回避をしてあるところが素晴らしい。原発関係者にも見習ってほしいです。
飲み屋で町工場の社長が思いがけないヒントをくれたりするのも、研究者たちの熱意が天に通じてるからなんでしょう。
中でも、佐野史郎、高嶋政弘、鶴見辰吾、山本耕史など、プロジェクトの主役の学者や研究者、または技術者を演じた人たちが最高の演技を見せてくれたと思います。私、ああゆう科学者タイプに小学生の頃から弱いんですよね~。
それにしても、佐野史郎さんはモデルになってる川口淳一郎氏によく似てます。典型的な理系顔ですしね。本人は俳優だけど、実家はお医者さんですし。
主演の竹内結子の演技は理系女をステレオタイプに演じてる感じでちょっと鼻につきましたが、まあ、かわいかったのでいいのではないでしょうか?
ところで、高嶋政弘が演じた役の方は、いわゆるポスドクのようですが、ああゆう、非常に優れた頭脳と集中力を持つ人たちが不安定な立場に長い間おかれているなんて、本当にもったいないです。
医師でも、大学や病院の正規職員になれなければ、そんな感じですよね。すごく責任は重いわ、労働時間は長いわで、気の毒になります。
一方で、企業の業種によっては、高卒でも普通の大卒以上の高給取りで、しかも行き届いた福利厚生の恩恵をばっちり受けられるわけで‥。
やはり研究の分野によっては、目先の経済活動に直結しないから、趣味の領域とみなされ、正規職員の定員は必要最小限にして、定員外でやりたい人は、自己責任。ボランティア精神でやってね!という感じなんでしょうか?
でも、今みんなが享受している便利な生活は研究、開発した人たちがいたからあるのです。もっと彼らは金銭面、生活面でも報われるべきだと思います。
とっても感動しながらも、途中でそんなことも考えてしまいました。
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