2011年10月14日金曜日

「僕たちは世界を変えることができない」観ました

今日はまた「はやぶさ」を見ようかと思っていましたが、上映時間が変わっていたので、「僕たちは~」のほうを観ることにしました。

向井君の演技については時々こそばゆさを感じるところもありましたが、なかなかどうして、いい映画ではないですか♪
主人公・甲太とその仲間たちに共感しながら、中だるみもなく集中して見ることができました。

彼らは医学生や、チャライけど実は真面目な大学生というエリート。でも一人の人間として発展途上中の自分にもどかしさを感じている若者たちです。
熱中できるものが見つからなくてモヤモヤしていた彼らが、カンボジアに学校を建てるプロジェクトに関わることにした動機に今一つ説得力がないと感じましたが、何かを始めるきっかけってそんなものかもしれませんね。むしろそれこそがリアリティかも。

プロジェクトが動き出してからも、山あり谷あり。そんな中、私が一番心打たれたのは窪田正孝演じるヤノッチの純粋さです。甲太や本田くんも凄く真面目で律儀でいい奴です。実話に忠実だとして、あんなに純粋な若者達がいるんですね。彼らはきっと育ちがいいからなんだろうなと思いました。彼らには「はやぶさ」プロジェクトの学者さんたちと似た匂いを感じます。やっぱり本当に優れている人たちって、ただ頭が優秀なだけでなく、物事や人に対する愛情が深いのでしょうね。仲間のうち、柄本佑が演じていた学生だけは普通の人っぽくて、彼の存在にはある意味ほっとしました。

この映画を通して、カンボジアという国について、特にポルポト政権下のカンボジアの悲劇やHIV患者について、これまでに知っていたよりもずっとリアルに知ることができました。

カンボジア側のキャスト達、特にガイドさん役の方、凄くいい味出してました。

この映画、本当に後味の爽やかな青春群像で、感動のあまり、また涙腺が緩んでしまいました。劇場を出た後、すれ違う人が一瞬私の顔を見てひいていたような気がして、トイレの鏡で顔を見たら、目が真っ赤でした。

月末にはダニエルの「カウボーイ&エイリアン」を観に行きます。

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