箱根駅伝～新・山の神

柏原竜二。人は彼を新・山の神と呼ぶのだそうです。小田原中継所～箱根芦ノ湖間　２３．４キロを１時間１７分８秒 で走った男。急こう配の上り坂の区間をそんなに速く走れるとは、やはり神業でしょう。

私は彼のことを今日の駅伝中継を見るまで全く知りませんでした。
駅伝にほとんど関心がなかったもので。大社に住んでいた１０年ほど前までは多少は興味があり、毎年出雲大学駅伝を家族で見物に行き、応援の旗を振ったりはしていましたが。

今年は夫の母校が久しぶりに出場するということで、私もテレビ中継を見ているうちに結構夢中になって観てしまいました。

さて、５区に入って、東洋大の柏原君の走る姿が映りました。なんか、他の人と走る姿が違う!と一目見て思いました。多分彼の走る姿を見た人は誰もがそう思うのではないかと思います。まだ２年生だというのに、凄い落ち着きと、安定感。歩幅が非常に大きく、しっかりしたフットワーク。それに、顔つきが「安心・信頼」という言葉を連想させるのです。なんか神々しい感じ。

そして、みるみる前を走る走者を一人、また一人と追いぬいていきました。上り坂で、カーブも多いコースで皆が苦しそうな中。そしてついに１～４区をトップで独走していた明治大学を追い越したのでした。彼は他の選手とは別次元の走りを見せ、７位からトップと４分２６秒差を逆転したのでした。
そして最終的に２位の山梨学院大に３分３６秒差をつける圧勝。

中継を見ているうちに知ったのですが、柏原君は去年からすでに伝説の走者だったのですね。先輩にすでに「山の神」と言われた人がいたので、彼は「新・山の神」なのですね。

２区では日大のダニエルが注目を浴びていて、期待通りの走りを見せてくれましたが、アフリカ人だですからねえ。日本人でこれだけの選手がいたとは！柏原君はまさに神！

スポーツ中継もたまには観てみるものだなぁと思いました。今まで知らなかった感動がありますからね。

ちなみに夫の母校は１～４区でトップを独走していましたが、夫は最初から、今年はとにかく無理をせず、棄権するようなことなく、来年以降につなげればいい、と控え目な応援をしていました。長い低迷期のあと、いきなり優勝などできるわけがないとの見方からです。ただ、さすがに最終的に６位まで下がったのはショックだったようです。明治大学にも頑張ってほしいです。

それと、出雲工業高校出身の大谷康太くん（山梨学院）が５区で５位から２位まで順位を上げる大健闘！区間２位の記録を出しました。明日は双子の兄弟の健太君も復路で出場するそうです。
島根出身の彼のことも応援しています。

いや、テレビに映るすべての選手を応援してしまいます。みなさん、頑張って！！