2008年7月13日日曜日

ムカデが怖い季節です。

 毎年梅雨時分から数か月はムカデの恐怖におびえながら暮らしています。数年に一度は大きいのを家の中で見るのです。5年くらい前には台所のシンクの食器洗い用のスポンジに横たわっており、危うくムカデごとつかみそうになりました。
 今年は早めの対策ということで、5月下旬に白い粉の入った薬剤を家の周囲に散布しておきました。
 ところが、3週間くらい前から、数日に一回くらいの割合で、2階のベランダに小さいムカデらしき虫の死骸が丸まって転がってます。ベランダは盲点でした。排水管から上がってきたのでしょうか。でも、見た目はムカデなんだけど、ムカデの死骸って丸まってたっけ?と思いつつ、どちらにしても、「家の中にはいないから、まあいいか」、と様子見することにしました。
 ところが、ある朝、家の中を歩いているのを発見、ムカデキンチョールを噴射して駆除しました。やはり小さい(体長4cmくらい)奴でした。動きがゆっくりで、ムカデの子供ってこんなにのんびりしてたっけ?と思いました。でも、家の中まで入ってるとは…。寝てる時に咬まれたらどうしよう~!
 実は、私は、前に住んでいた家で、就寝中にムカデに手を咬まれたことがあるのです。「左手の甲がなんか突っ張るなぁ」と思い、親指を少し動かしてみたら、「きゅぅ~っ」っと挟まれるような感じがし、間もなく鈍いような熱いような痛みが。眼をあけると、体長6cm程の子供の?ムカデが手の甲にへばりついていたのでした。あわてて振り払ったら、どこかに飛んで行きましたが、次の瞬間、血の気が引きました。両隣に当時1歳と2歳の子供たちが寝ていたのです。幸い、誰も咬まれずにすみましたが、そのムカデが畳の隙間に入っていくのが見え、しばらくは不安でたまりませんでした。
 さて、今朝はベランダにまた小さいのが2匹、のんびりと這っていました。不思議と恐怖感はあまりわかない姿です。
 そして、先ほどはついに、いつも寝ている部屋の天井の隅を這っていたのです。息子がつついたら、丸まって落ちました。
 丸まったままのをガムテープで捕獲し、動けないようにペッタリ密封してゴミ箱へ。
 でも、これほどたくさんいたら、心配で夜も眠れない、実は大発生してたら?と思うといてもたってもいられなくなり、対策法を求めていろいろ調べていくと、最近出没していたのは実はムカデではなく、ヤスデだったということがわかったのです。
  「ほっ」 としました。
◎ムカデは平べったいけどヤスデは割と丸っこい。
◎ムカデは動きが速いけど、ヤスデはのんびり移動する。
◎ムカデは攻撃的だけど、ヤスデはつつかれたら丸くなる。
ということがわかったのです。うちで見たのは全部明らかにヤスデだったのです。それにこの時期大量発生し、壁などを這いあがることがよくあるそうです。
 また、ヤスデは毒はないそうです。そもそも咬んだりしないようですし。ただし、臭い成分を分泌するそうで、誤って口に入れると危険だそうです。 天井から落ちて食べ物に入ってるかも知れないと思うと怖いですね。
 あとムカデの生態情報についてもう一つ収穫がありました。それは、家の中では普通は繁殖しないということです。それを知っただけでも不安はかなり減りました。 外から侵入してくるのですね。よくつがいでいるとか言いますが、それは違うようです。
 でも、完全に侵入を防ぐのは難しいそうなので、不安はなくなったわけではありませんけどね。

 後で得意気に、調べた情報を夫に伝えたら、「知ってる。」と言われ、ちょっとがっかり。まあ、別所帯だから情報を共有し切れてなかったのですね。
 でも、夫からはついでに、「ヤスデが大発生して列車を止めることがある。(線路に群がり、列車にひかれると、体液で列車がスリップするため)」というミニ知識まで教えてもらい、今日はいい勉強になりました。

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