原作は4巻とも何回も読んだほどファンなので、この映画も楽しみにしていました。
主演の阿部寛は主人公のルシウスにそっくりで、彼なら安心して見れそうだし。
ただ、上戸彩は原作のどのキャラなのかイマイチつかめなくて不安でした。
さて、感想ですが、阿部ちゃんのルシウスはバッチリでした。
上戸彩は原作の数名のキャラとオリジナルキャラをまぜた役でしたがあまり違和感はなかったです。
そして、われ等平たい顔族のご老人たちが原作の雰囲気にかなり近くてほほえましかったです。
ケイオニウス役の北村一輝はギトギトし過ぎていて原作のイメージと違っていました。
とは言え、全体的にはキャスティング的にかなりいい線いっていたのではないでしょうか?
内容的には、原作のギャグ感が私には20%ダウンした印象でした。
たとえば、ルシウスがフルーツ牛乳を描写するとき、原作では「牛の乳に温帯の甘い果実の汁が加わったかのような風味」となっていて、個人的にそれがツボだったので、映画でも、阿部ちゃんにフルで再現してもらうのを期待していたのですが、「温帯の甘い」の部分が省略されただけで、面白さがダウンした気がしました。
ストーリーの後半はオリジナルの内容になり、先を知らない分、集中して楽しめました。
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