2009年12月29日火曜日

「坂の上の雲」オリジナル・サウンドトラック

ここ一カ月くらい、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のサントラをよく聴いています。

ドラマを見ていて、劇中音楽の豪華さに感動していたところ、夫がサントラのCDを買ってきたのでラッキーでした。

久石譲の作曲で、N響の演奏。サラ・ブライトマンの歌声も3曲入っています。

ドラマのオープニングの
「まことに小さな国が、開化期をむかえようとしている~」
とともに流れる曲「旅立ち」。トランペットの空を突き抜けるような音色が、近代日本の夜明けを象徴しているようで、ナレーションと相まっていやがうえにも感動してしまうのです。この曲はCDの3番目に入っています。
ドラマのエンディングの曲「Stand Alone」は、壮大な中にサラ・ブライトマンのヴォカリーズが透明感を出していていいですね。フルートが、エンディングの画面で空を舞飛ぶ鳥のイメージとぴったりなところも気に入っています。このCDでは1番目は日本語の歌詞入りでサラ・ブライトマンの歌が入っているバージョン、7番目のヴォカリーズ、12番目のオーケストラのみ、ボーナストラックのヴォカリーズ&ピアノの4バージョンが入っていてお得感があります。
1番目のサラ・ブライトマンの歌声はとても美しいのですが、日本語の発音を英国人の彼女に完璧にできるわけはなく、歌詞が聞き取りにくい個所があるのがちょっと残念です。

劇中流れる勇ましい曲や、滑稽な感じの曲、律のテーマ(?)「Human Love」のような優しい感じの曲など、映像と実によく合っています。ところどころ、「あっ、この部分は千と千尋の神隠しっぽい!」と思ったりすることも。やっぱり、久石さんですからね。
ところで作曲家は、どの段階で曲を作っているのでしょうね。撮影が終わってから、映像に合わせて作ってるのでしょうか。それとも、脚本ができた段階で、物語の場面に応じたものを作っているのでしょうかね。

いやあ、どの曲もほんとに素晴らしいです。やっぱりオーケストラの演奏ってスケールが大きくていいですね。ぜひ、娘の所属している出雲芸術アカデミーのジュニオケでも演奏してほしいです。いや、出雲フィルの演奏で聴いてみたいかな。

ドラマの方は第一部が一昨日で終わり、第2部が来年の12月に放送されます。あと一年も!!しかも第3部はさらに次の年に。待つ期間が長すぎます~。でも仕方がないから、それまでに原作を読んだり、サントラを聞いたりして待つことにします。

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