2009年11月26日木曜日

熱いトタン屋根の猫

今週はずっと夫は出張で留守です。昨夜は12時を回ってからも、まだ寝る気分ではなかったので、何となくテレビをつけっぱなしでウダウダしていました。

チャンネルを変えるのも3巡目くらいになったところで、「おっ!」と目が留まったのが、若き日のエリザベス・テイラー。何と美しく、しかもなまめかしいのでしょう。なんかお部屋の中で旦那さんらしき人と口論をしています。口論の相手は、これまた若き日のポール・ニューマン?松葉杖に寄りかかってます。酒びたり夫だけど、そこはかとなく色気が匂い立つ感じ。


口論の内容は、若妻のほうから
 ①夫に、酒をやめてくれ ②子どもが欲しいのに、なんで夫婦関係を拒否するのか ③夫婦関係を拒む原因は夫の友人と自分の関係を疑ってるためのようだが、真実を言わせてほしい ④夫の兄嫁が義父の財産を狙っていて、自分たちを目の敵にしている。子供ができないことでいびってくる(兄嫁は6人目を妊娠中)。

一方、夫の方は、親友との話が出たところで、激しく動揺し、先を言わせまいと松葉杖を投げたりして激しく妨害。

こんなやり取りを聞いてしまうと、続きを見ずにはいられず、とうとう最後まで見てしまいました。

もう、エリザベスの美貌と色気がむんむん。そして、ポール・ニューマンが甘ったれな次男坊でボンボン丸出しなんだけど、凄くセクシー。かっこよすぎます。松葉杖なしでケンケンしたりしながら階段を上ったり下りたりする動きさえ、セクシー。

一方、長男がなぜ親からも冷淡な扱いを受けているのかよくわからなかったです。もしかして、父親の実の子ではない疑いがあるから?でも、長男本人はそんなに嫌な人には思えなくて、次男同様、親の愛が欲しくて頑張ってきた可哀想な人に思えるのですが。ただ、長男妻は強欲で、底意地の悪い下品な人物。顔がまた強烈!!あんな顔初めて見ました。そんな女と6人も子どもを作る長男ってやっぱりそれまでの人?だから親にも嫌われる?
途中から見たのでその辺のことがよくわかりませんでした。

映画が終わってようやく映画のタイトルがわかりました。「熱いトタン屋根の猫」だったのですね。
昔、大学の英作文の授業で『時事英語研究』の暗記暗誦をさせられていて、この作品の原作者テネシー・ウィリアムズ死去のニュースもその中にあったので、このタイトルは知っていました。ピューリツァー賞受賞作だということも。

いや~、1958年作のためか、もろにベタな内容だけど、つい、引き込まれてしまいました。何と言ってもポール・ニューマンの色気に参りました。後で調べてわかりましたが、ポールの役って原作では親友とは同性愛関係だったそうで、映画でもそれとなく表現されているとか。前半部分を見てないので、最初からまた見たくなりました。ちなみに私が見たのはBSハイビジョンでしたが、再放送してくれないかな~。

2 件のコメント:

ジョディ さんのコメント...

きゃ~♪ ポール・ニューマン!!
うれしいなっ♪ こうしてyochanが取り上げてくれるなんて~。 ね、ね、ステキでしょ?
この頃の彼はホント若くてかっこいいんですよ。まるでギリシャ彫刻のような顔と肉体でしょ。タフで男らしくて知性的な役もありで、昔からファンだったのですよ。
yochanも彼の魅力にノックアウトされちゃいましたか~? ふふふ。
リズ・テーラーも昔はきれいでしたよね。「ジャイアンツ」の頃も好きだったわ。
テネシー・ウィリアムズというと「欲望という名の電車」も有名ですよね。

yochan さんのコメント...

ジョディさん、
ポール・ニューマンのファンでもあったのですね。
ほんと、顔も肉体もギリシャ彫刻のよう。肉体の方は服を着てるとこしか見てないので、想像ですが(*^_^*)。
体中からエネルギーがほとばしってる感じのオーラですね。まさに精悍って言葉がぴったり。役柄では酒に溺れてるのに、全然酔っ払ってる感じじゃないくらいシャープでかっこいいし。
そうそう、知的な顔立ちに知的な瞳の輝き。知的な役も合ってるでしょうね。
頭が切れて、反体制派のあまのじゃくって感じのキャラが合ってそうですね。
「欲望という名の電車」もピューリツァー賞受賞作ですよね。作品自体は読んでないけど、これもまた暗記した記事に書いてあったのでした。