人生100年とか言われ出して、今や60過ぎても働くのが当たり前になった昨今ですが、60歳で定年退職した夫は、再任用は頑なに拒否し、嘱託で誘われた仕事も断り、無職となって1年と9か月。
退職後1年目は家の引っ越し作業を自力で1年かけてしながら、老母の世話と小中学校で読み聞かせボランティアをする日々で慌ただしく過ぎたようです。その間、洗濯や食事の用意など家事も結構してくれていました。
そして2年目に入り、前に住んでいた家の引き渡しが終わり、義母の住む家に完全に引っ越してからは、専業主夫としてしっかり家を守ってくれています。
最近は料理のレパートリーが増え、今までやってくれなかった場所の掃除もしてくれるようになり、主夫力がどんどんUPしてます。
今年に入ってから我が家に来た犬のジョウくんの散歩も基本必ず1日2回行くし、天気の良い日は義母を車椅子に乗せて1時間ほど散歩にも行くしで、運動もしているから、勤めていた時より健康そうです。
義母の介護関係の諸々の調整、手続き、来客対応も勿論夫がします。
読み聞かせボランティアも今年度、もう1校増えたし、本人の好きなことをしながら少しは社会貢献になってるのかな?
お陰様で、私は家事を今年度に入ってからあまりやらずに済んでいるので、とっても楽をさせてもらっています。私は、夫の定年退職と同じタイミングで転職し(非正規で月16日勤務ではありますが)自治体職員として働き始め、夫は私の扶養家族になっているので、まあ、家事をサボっていても罪悪感はないです。
数年前まで私が仕事をしながらやっていたことを、今は夫が専業主夫としてしていることになるので、夫も私が楽してることに対して全く非難めいたことは言いません。むしろ定年前に比べてかなり優しくなりました。
しかも、かつては嫁の揚げ足取りばかりしていた義母まで優しく、協力的なんです。やっぱり息子が無職で嫁が働きに出ているのでそうなるんですかね。
ところで、よく夫の知り合いから私に「ご主人、今何されてます?え!仕事しておられない?なんで?」という感じのことを言われます。60歳過ぎたばっかりで働いてないことに対して周りから異端者扱いされてしまいがちなんですよね〜。別に遊んでいるわけではなく立派に専業主夫をしてるし、定年前に比べて夫婦がお互いに負荷を減らして協力しながら生活できており、精神的にも肉体的にもいい感じなんですけどね〜。老後資金が十分なのかどうかは自信はありませんが、年金が出るまでのあと数年、退職金に手をつけることなく暮らせそうなので、とりあえず気にしないようにしています。
男性の定年退職後の過ごし方に悩んでいる人がいるとして、こんなパターンもあるんだとお伝えしたくて記事にしてみました。
【追記】次年度からは町内会長も加わりました。
2 件のコメント:
よいご夫婦ですね~
今は70くらいまで働いている人が多いから、60で仕事やめると
なんで~暇でしょう?なんて言われますが、家事や介護やペットの世話やって
いたら、暇じゃないですよね~
やってみて奥さんの大変さもわかってもらえたし、ようちゃんが仕事をスムーズに
できるようになって、すごくうまくいってますね~
うちも67で仕事やめてバンコクから帰国しましたが、うちの場合は
単身赴任が長かったから、最初はずっと2人でいるのはきつかったです。
きっちりしてるタイプの主人とおおざっぱな私ですから、
同じおおざっぱな息子と二人の生活がすごく懐かしかったですが、
やっと慣れた感じです。
大きな庭仕事などは主人がいないと無理ですし、田舎に越したので
田舎の付き合いも主人がいて助かりますから。
適度に距離を持って、主人は野菜作り、私はガーデニングとそっちも
わけてやっています。
お料理は本当に人に作ってもらうと美味しいですよね~
羨ましいです。
アリスさん、
そう言っていただけるとうれしいです。
ありがとうございます😊
もともと贅沢しない方なのでなんとかなってる面もありますが、
今はいい感じで家庭内が回ってます。
ご主人は去年リタイアされましたよね。67歳までお勤めされてたんですね。
単身赴任から帰られると、それまでの生活が変わりますよね〜。
母子で自由にやってた時代の終焉、我が家も経験あります。
そしてご主人VSアリスさん&息子さんでタイプが違うんですね。
実はうちもそうなんです。
その点では未だに、夫からダメ出しがあります。
向こうのダメダメなところにはこっちから言いますが。
アリスさんご夫妻も協力しながら生活を楽しんでおられて、とっても素敵です。
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