先週の日曜日にふらっと島根県立出雲古代歴史博物館の特別展「琉球王国」に行ってきました。
なぜ、島根で琉球王朝?と思いましたが、4年くらい前に琉球王朝を舞台にしたNHK-BSドラマ『テンペスト』に一時ハマッていたので、興味深く見ることができました。
順路の前半は歴史、後半は美術品の数々。内容については、この展示のサイトに的確な貝瀬tがあるので引用します。
中国大陸から日本列島へと数々の島々からなる琉球列島は、古くからそれぞれの地域独自の風土に根ざした生活文化を残しつつ、地理的環境を生かして東アジア、東南アジアとの交流を通じて、独自の文化圏を形成してきました。
わけても本土の中世の頃にほぼ該当する古琉球時代の中頃には、中国へと進貢を介した交易が活発となるなかで統一が進められ、王朝が成立した第一尚氏王統初期にかけては、東アジア諸国と東南アジア諸国を結ぶ壮大なる貿易によって、「万国の津梁(国際貿易センター)」の地位を築きました。
この特別展では、尚家に伝来した数々の至宝を中心に、中国を中心とした東アジアとの交流を通じて築かれた国際国家・琉球王国の様相をたどるとともに、琉球王国に育まれ、今や国内外で高い評価を受けている、壺屋焼や紅型など、沖縄の優れた美術工芸の数々を紹介します。
聞得大君や八重山、薩摩藩や中国とのつながり、主役の仲間由紀恵が演じた孫寧温を彷彿とさせる人物など、出てくるキーワードがたくさんドラマとシンクロしており、非常に面白かったです。
王が変わるたびに中国から承認を受けることになっていたとか、知らなかった歴史を知ることもでき、勉強になりました。
美術品はビーズ細工のものがたくさんあり、なんか親しみがわきました。
衣服では特に印象に残っているのが、少年が江戸に上るときに着用したとされる着物です。琉球風でとても美しく、動きのある絵柄で、それを身に付けた少年がどんなにうきうき晴れがましい気持ちだっただろうと想像しました。
また、他の着物のデザインでは、琉球色の濃いものが私は好きですが、後に日本風が流行していたそうで、桜など日本的なデザインのものがたくさん展示されていました。
たっぷり1時間はかかりました。足が疲れたので常設展示はお金が無駄になるけど5分くらい見てやめました。もう10回くらいは見てるし。
なんかまた『テンペスト』が見たくなりました。
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