今日は、出雲芸術アカデミーでの娘の最後の演奏となる、音楽院本科 合唱とオーケストラによる出雲ジュニア・フィル・プロムナードコンサートに行ってきました。
去年までは出雲フィルハーモニーのプロムナードコンサートの前座で演奏していましたが、今年から、ジュニア単独でのコンサートとなりました。
実は、うちの子は7月でアカデミーを辞めるつもりでした。中1からもう4年以上ずっとファースト・フルートを任されてきましたが、なかなかちゃんとした交響曲を演奏する機会がなく、モチベーションが下がっていたし、部活(音楽とは無関係)が多忙になり、勉強との両立も心配になったしで。
でも、先生方が引き止めてくださり、今回のコンサートに出演の運びとなりました。
なんと、ちょうど娘がずっとやりたかったドボルジャークの「新世界から」を、今回のコンサートで演奏することになっていたそうで、それは、すなわち娘の出演を前提としておられたとのこと。フルートの聴かせどころがふんだんにある曲なんですね。指揮者の中井先生直々に声もかけていただいたそうで、ものすごく光栄ですし、これは出ないわけにはいきませんよね。
今週から学校の期末試験が始まりますけどね。
というわけで、このコンサートを以て引退とすることになりました。
さて、仕事帰りの夫の到着を待っっていたため、プログラムの最初の合唱は聴けませんでしたが、娘の出番には間に合いました。
なんの予習もせずに聴きに行ったので、よくわからない部分もありましたが、どの曲も取っ付き易くて聴いていて飽きませんでした。
もちろん、いつも素晴らしいトークで魅了してくださる中井先生がとてもわかりやすく解説してくださったというのも忘れてはいけません。
オラトリア「メサイア」HWV.56から よく知っているメロディーや歌詞が結構あり、演奏もとてもよかったです。
15分の休憩
祝祭ポロネーズ作品12 多分初めて聞いた曲でしたが、馴染みやすさのある心地よい曲でした。演奏もいい感じでした。
交響曲第9版ホ短調 作品95「新世界から」
これは誰もが知っている曲ですし、私もなんとなくならよく聞いていたのですが、どの楽器がどの辺を演奏しているのかまで注意して聞いたことがなかったです。サビの部分以外はあまりおぼえていませんし。
また、うちの子は家では練習しないので、本番の演奏を聴くまで私はどんなメロディーを吹くのか知りませんでした。
だから、娘のソロが始まる度に、なんだか慌ててしまいました。第一楽章の最初のソロは素人の私が聞いても、音が出切ってなかったのですが、2楽章で少し良くなり、3楽章と4楽章はとてもよかったです。娘だけでなく、他の楽器もそんな感じでした。でもフルートのセカンドの子は最初からずっといい音が出ていました。あの子が次期ファーストなんでしょうね。
今回の演奏で今更知りましたが、「新世界から」は3、4楽章がすごく盛り上がってノリノリになりますね。これからはウォークマンに入れて家事をしながら聴くつもりです。
最後は、合唱のメンバーと「もみじ」を演奏してフィナーレとなりました。
解散のあとに約7年お世話になったフルート担当の先生に花束をお渡し、お礼とお別れの挨拶をしました。先生の方からも花束をいただき感激しました。今までにも会うたびに、そして今回も、「一緒に演奏するのがすごく楽しいし、人間的にとても好き」と愛情に満ちた言葉をくださり、本当に幸せな子です。
私も、このフルートの先生のようにもっと生徒たちに愛情を注がなくては、と身が引き締まる思いです。
出雲芸術アカデミーは先生方の高い技術と愛情に満ちたご指導で、これからも幸せな子達を増やして行ってくださることでしょう。本当にありがとうございました。