2009年8月29日土曜日

プリングルズ

私はプリングルズ(さっき知りましたが、最後はズと濁るそうですね)を食べるのは好きです。
いかにもアメリカ的な脂っこさと、たっぷりの調味料が使われているところが、身体に悪そうだけど、癖になります。特に好きなのがサワークリームオニオン味です。あの酸味と香り、こってり感がたまりません。

ところで、最初に敢えて「食べるのは好き」と限定的な書き方をしたのは、このスナック菓子は食べてる時はいいのですが、容器を捨てる時にいつもストレスを感じるからです。
まず、なんで底だけが金属なのでしょう。
そして、筒の紙質が硬くて潰しにくい。
上蓋がプラスチックなのもゴミの分別の細かい地域では厄介なのでは?と思います。もっとも私の住んでいる地域に関しては問題ないし、食べかけするときに便利ですけどね。

これまでに、底の金属部分をカッターで切ってみたり、上から紙の部分を螺旋状にくるくる剥いてみたりといろいろ処分時に手間がかかったことを思うとウンザリ。金属部分を切り取るときに手が切れないかヒヤヒヤしますし、ほんとにストレス!筒の紙を螺旋状に剥くときも、手に油や塩がつくし。一応P&Gのサイトに処分方法が掲載されていて、「中を洗ってから…云々」と書かれていますが、リサイクルできないものに、中を洗うまでしなくてもと思いますしね。

そう言うわけで、プリングルズはお店で売り出しになっていても、容器の処分のことがあるので、基本的には買わないようにしています。食べたいと言う誘惑を振り切りながら。

でも、先日、つい、買ってしまいました。ライトスタイル・フェダーチーズ味を。パッケージの絵と説明があまりにもおいしそううだったのと脂分30%カットと言うのにつられてつい。

でも、食べてみてちょっと後悔。おいしいにはおいしいのですが、なんか物足りません。やっぱりプリングルズは身体に悪そうなくらいのギトギト感がいいのです。そして、後に待っているのが容器の処分…(・_・;)

脂分カットを考えるくらいなら、容器の方を改善した方がもっと売れるのでは?と思う今日この頃です。

2009年8月26日水曜日

ダニエル最新画像 with ヒュー・ジャックマン


以前も記事にしたのですが、ダニエルとヒュー・ジャックマンがブロードウェイで共演する「ステディ・レイン」がいよいよ来月始まります。

私自身は、ニューヨークまで行くつもりはさらさらないのでいまいち興味はないけれど、今脂の乗ってる二人の共演だから、話題性はありますよね。

A Steady Rainの公式ホームページも立ち上がりました。

いずれBSとかで放送されることもあるかも知れませんね。

それにしてもこの写真のダニエル、いかにもアメリカの中年警察官と言う感じが出ていますね。同じ髭でもアスリエル卿のときはセクシーだったのですが、このダニエルには「う~ん…」。髭がなければかなりイケてるんですけど。役柄だから仕方ないですよね。

2009年8月24日月曜日

朝顔と夜顔、その後

まずは夜顔から
8月3日 夕方
8月3日 夕方8月3日夜
結局、夜顔の花が初めて開いたのは、今月の3日でした。先月の19日の時点で蕾ができてから1週間は経っていたのですが、蕾の期間がかなり長いんですね。

その後2~3日おきに、ひとつか二つずつ咲いています。今では、蕾が開く前になると先が長く伸び、更に先端がまるで毒蛇の頭のような形になるので、いつ開くのか見当がつくようになりました。

今、最初の花が終わった後が大きく膨らんできて、実ができつつあります。3週間で直径2センチくらいに膨らんでます。夜顔の実は煮物などに使えるそうです。 現在
(※初めは「夜顔」のことを「夕顔」と表記していましたが、我が家のは実から「かんぴょう」ができるとはとても思えないので種類について調べてみたら、うちのは「夜顔」だと分かりました。お店では夕顔として売られていたのですが…。夕顔はウリ科で、実は大きな瓜のよう。その実を剥いてかんぴょうにするようです。ちなみに夜顔はヒルガオ科です。)
 次は朝顔。
8月8日 早朝
8月9日8月10日8月23日

朝顔のピンクの方のは「団十郎」と言う品種のようです。偶然ですが、うちの犬の名前とおんなじです。
朝顔って意外と長く咲いていますね。少ししぼみながらも夕方頃まで開いています。
でも、うちのは一度にたくさん咲かないのが寂しいです。一日に10個も咲かないですね。
もっと華々しく一斉に咲いてるところが見てみたいです。まあ、ピンクと紫それぞれ1株ずつしか植えてないから仕方がないか。そう考えると、うちの朝顔たちよくがんばってますよね。
来年は種から育てて、株を増やしてみようと思います。

気持ちいい日です




今日は朝から、爽やかな風が吹き抜ける、気持のいい日です。
空には、朝から、大きな雲がたくさん浮かんでゆっくり泳いでいます。
陽の光は、すでに秋らしくかすかに琥珀色を帯び、夏の終りを感じます。
今年は、ここ出雲では、夏らしい日は10日もなかったと記憶しています。
梅雨明けが8月4日でしたが、その後も10日くらいはジメジメとした曇りや雨の日が続き、一日中カラッと晴れた日は2、3日位だったと思います。
ほんとに今日は気持ちのいい日です。開け放った窓から、涼しい風が家じゅうを通り抜けているので、今日はエアコンの出番はありません。

窓越しに見える朝顔の葉に秋めいた金色の陽光が当たっているのが見えます。



昼過ぎに稲佐の浜の近くを通りましたが、海が真っ青、綺麗でした。カメラを持っていたら良かったのですが…。お盆を過ぎているのに、けっこう海水浴客がいて驚きました。
夏の終りに、海水浴日和、少しくらい水が冷たくても入りたくなるかも知れませんね。夏を名残惜しく感じているのでしょうか。

今日は私が覚えている限りでは、今年一番気持のよい天気です。

2009年8月16日日曜日

万引き会?

2年前にも一度読み間違いの記事を書きました(「パンチラ党?」)が、

最近のニュースなどで、一瞬全く別の言葉と読み間違えたものがあるのであげてみます。

万灯会(まんどうえ)→万引会

画面を見て、万引会っていったいどんな会合なんだ?と一瞬ギョッとしました。間違えたのは、万灯会と言う言葉になじみがなかったせいでしょう。 恥ずかしながら、この年になって知りました。


HACHI(ハチ)→HITACHI(日立)

特に野球場の広告なんかは紛らわしいです。単語の長さが違うので間違うのも変なのですが、Hの後のITを取っただけで並びも同じだし、大文字だし、と言うのが原因でしょうか。

2009年8月15日土曜日

今日は映画を2本観ました

今日は、日中、私以外の家族はみんな留守。そして私は完全オフで時間はたっぷり。墓参りや親戚訪問は昨日行ったし。しかも、今月末が期限のTジョイの1000円鑑賞クーポン券が2枚手元に。

というわけで、映画を2本観ることにしたのでした。

まず初めに「HACHI 約束の犬」。

リチャード・ギアの、忠犬ハチ公の物語(日本的な忠誠心・自己犠牲精神の象徴)への思い入れがすごく伝わってきました。

演技と言うよりも、ハチ役の犬に対して心から愛情と敬意を抱いて接しているようでした。 それに、リチャード・ギアと秋田犬って顔が似てますよね。特にアーモンドのようなつぶらな瞳が。

ハチ役の犬もまた、いろいろな表情を見せてくれて、人間のセリフに反応しているかのようにうまく編集され、まるで犬が演技をしているように見えます。

洋犬よりも日本犬好きの私にとって、秋田犬のかわいさと言ったらもう身もだえするほどです。

子犬時代は柴犬みたいだと思って見ていたのですが、やっぱり実際に子犬役には柴犬を使っていたのだそうです。

ところで、本家本元の渋谷のハチ公は、一説には主人を待っていたというよりも焼き鳥をなど食べ物をもらうために駅に通っていただけと言われていますが、どうなんでしょう。

餌をもらったのは事実でも、それだけが目的だったかどうかは分かりません。ハチ公は、じっと改札を見つめていたそうなので、主人を待っていたというのもまた本当かもしれませんし。

まあ、いろいろな説もあり、今回の映画の方でも、ことさらに美談として描かれるとしたら、なんだか抵抗があるなあ、と思っていました。

実際は、この映画では割と淡々とハチと飼い主や他の人々とのふれあいが描かれていたのが良かったです。それがかえって観た者の心に静かに深い感動を残すのだと思います。

私が一番感動したシーンは、飼い主の妻(ジョーン・アレン)が、夫の死後10年経ってもなお駅で待つハチに再会した場面です。犬の気持ちは想像でしかわからないけど、犬の家族である人間側の気持ちは痛いほど分かりますからね。私も17年間犬を飼っていますからなおさら。

そして、この映画は孫の「僕のヒーロー ハチ」のスピーチとして語られる話という構成になっているので、ハチの「忠犬」としての生涯を描いたものだと言うことは明確で、ハチ公の話を知らない人にもテーマがわかるようになっています。

実は、いくつか突っ込み所はありましたが、いい映画だったので、「まあ、いいか」と思います。

40分後に今度は「ナイト・ミュージアム2」を観ました。 本当は「ボルト3D」を観るつもりだったのですが、割引が利かないそうで、しかたなく。

でも、笑える小ネタが盛りだくさんで、楽しかったです。ただし、映画ならではのダイナミックさは今一つだと感じました。もっと盛り上がるかと思ったら、ここまで?とちょっと拍子抜けと言う感じ。

それと、エジプトのファラオ役の俳優さんがどうも見覚えがあるのに思い出せなくて、気になってしょうがありませんでした。日本の俳優さんで言うなら大坂志郎さんとか宝田明さんみたいな顔なのですが…。

でもベン・スティラーが結構いい男に見えたのは収穫でした。

この夏はこれで映画を6本、劇場で観たことになります。どれも1000円か1300円で観たので、金額的には3~4本分ですけどね。今後は多分10月のファーストデーに「カムイ外伝」を観るまではお休みです。

2009年8月11日火曜日

ショーック!!

今日、「カムイ外伝」の前売り券を買いました。
特典のカムイライト欲しさと、割引目当てで。
中2の娘の分も買ったのですが、一般用しかないため中学生でも1300円。
ハリポタは中学生は800円だったのに。普通に買っても1000円だから、特典のライト代に300円支払ったって感じです。

さて、夜も更けてからチケットとライトを入れたはずのバッグの中を探ると、ライトは2個ともあるのですが、チケットの方がありません。
いくら探しても見つからな~い(T_T)。

考えられるのは、映画館のベンチにいったん、カウンターで受け取った物一式を置いたあと、チケットだけその場においてきてしまったかも知れないということ。またはその後買い物をした時、財布と一緒に出てきて落ちてしまったとか。

2600円分が…。何かの罰でしょうか? いや、ただ単に私がボケていただけなのですが…。最近老化現象がひどくなったとは思っていましたが。

これで特典ライトは一個当たり1300円となったわけです。(・・;)せいぜい大事にしなくては。
娘はさっそくスクールバッグにつけてます。私は大事にとっておきます。前に「慰めの報酬」の特典の携帯ストラップを失くした前科がありますので。

「カムイ外伝」は10月1日に行くことにします。

2009年8月9日日曜日

「サマーウォーズ」


今日、子供たちと見に行きました。
すごく面白かったです。ハラハラあり、涙あり、笑いあり。私にとってはハリポタの30倍くらいの満足度でした。

内容は:
主人公はちょっと弱気で人付き合いも苦手な、17才の理系少年。
高校2年の夏休み、天才的な数学力を持ちながらも内気な性格の小磯健二は、憧れの先輩、夏希にアルバイトを頼まれる。二人が辿りついた先は、長野にある彼女の田舎。そこにいたのは総勢27人の大家族。夏希の曾祖母・栄は、室町時代から続く戦国一家・陣内(じんのうち)家の当主であり、一族を束ねる大黒柱だ。栄の誕生日を祝うために集った、個性豊かな「ご親戚」の面々。そこで健二は突然、夏希から「フィアンセのフリをして」と頼まれてしまう。
ひょんな事から巻き起こった世界の危機に、健二と大家族は戦いを挑む…
栄のためにと強引に頼み込まれ、数日間の滞在をすることになった健二。賑やかな親戚の面々に気圧されながら、必死に「フィアンセ」の大役を果たそうと奮闘するのだった。そしてその夜、彼の携帯に謎の数字が連なったメールが届く。数学が得意な健二はその解読に夢中になるのだが…翌朝、世界は大きく一変していた。健二を騙る何者かが、世界を混乱に陥れていたのだ。「私たち一家でカタをつけるよ!」栄の号令のもと、健二と夏希、そして陣内家の面々が、一致団結して世界の危機に立ち向かう! (公式ホームページより)



主人公の健二、好きなキャラです。

そして戦国一家の面々の個性が分かりやすく、しかも、どの人物も温かみを感じさせます。 また、さすが戦国の世で人々を救うために戦った武士の末裔、ただものではない人物がごろごろ。

悪者キャラっぽい侘助でさえ、偽悪的にふるまっているだけだと感じさせます。彼は翳のある渋いキャラなので多くの女性ファンができたでしょうね。

でも、家系図か何かで説明してもらわないと、親子関係とかが分かりませんでした。後で公式サイトで家系図を見てやっと分かりました。医者の万作の子供たちは誰も医者になってないのは驚きでした。
でも、みんな、おばあちゃんの「世の中のために働け」という言葉を胸に消防士や救急救命士として真摯に働いていてかっこいいです。
他の面々もみんな、この一族の一員だということに誇りを持って生きていて、そんな彼らだからこそ、世界を救うための戦いに挑むことができたのでしょう。

私にも、母方に 江戸時代に出雲平野の開拓と治水を私財を投じて行った先祖たち(完成に3代かかりました)がいるのですが、そのことは、自分のアイデンティティ形成に少なからぬ影響があったと思います。

最近、なんとなく自分を見失いかけていたのですが、自分の後ろで見守る先祖たちのことを忘れていたからかも知れません。

もうすぐ、お盆です。なんとなく疎遠にしていた親戚の人たちに久しぶりに会いたくなりました。

2009年8月8日土曜日

『RAILWAYS』エキストラ

今日は私もエキストラとして松江での撮影に参加してきました。息子にくっついて。

今年5月に行われたホーランエンヤの再現に伴い、観客役として約300人?のエキストラが集められました。
ちなみにホーランエンヤとは:
松江の城山稲荷神社で12年毎に行われる式年行事です。同神社の御神輿を堀から大橋川、中海経由で八束郡東出雲町の阿太加夜神社に送り、7日間の祈願の後、再び迎えるもので、船渡御のさい、満艦飾の70~80隻の船行列が壮観。ホーランエンヤというのは、「豊来栄弥」から生じた言葉とも言われています。大衆の信仰によって支えられ、300年余も伝承されたホーランエンヤは、厳島の管絃祭、大阪の天満天神祭とともに日本三大船神事のひとつに数えられ、松江を代表する伝統芸能です。

朝8時までに松江市の宍道湖近くの白潟公園に集まり、9時頃から持ち場に移動し、撮影開始。
私たちは本来は大橋の上が持ち場になるはずだったのに、受付の手違いのため、川沿いの歩道の方に回されたのがなんだか悲しかったです。
 
5時間の間に本番が5回くらいありましたが、実際にカメラが自分たちの方を向いていた時間って、合計2,3分くらいのものだったかも知れません。
でも、5時間はあっという間に過ぎたような気がします。
俳優さん達はいたのかどうかわかりませんでした。中井貴一さんがいたとの噂もありましたが…。その他大勢の役のときは双眼鏡を用意すべきですね。他の人を見ていて学びました。
 
終わってから記念品とお弁当をもらって帰りました。
 
さて、映っているかな。DVDを買って、米粒くらいの大きさで映ってるところを見つけるって感じになるかも知れません。まあ、その辺は期待しないで公開を待ちます。

写真は記念品のTシャツ

2009年8月7日金曜日

犬達の悲鳴

もう2か月くらい前になりますが、深夜偶然見たNHK-BSの番組「イギリス 犬たちの悲鳴 ~ブリーディングが引き起こす遺伝病~」の内容には、かなりショックを受けました。

以下番組紹介より
イギリスでは、犬の外見上の特徴を強調することが優先されるあまり近親交配が重ねられ、多くの純血種の犬たちが重い障害や病気を先天的に持って生まれるケースが急激に増えている。人間による無理な繁殖の結果、犬たちの健康が危機に陥っている現状を描くドキュメンタリー。

イギリスで人気の高い犬種キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの多くが発症しているのが、脊髄空洞症。七転八倒するほどの頭痛が絶え間なく続き、痛みから解放するために安楽死させるか、頭蓋骨の一部を切りひらく手術をするしかない。この犬種は心臓の疾患にも悩まされており、1950年代か60年代に発生し、その後、繁殖の過程で多くの犬たちに遺伝してしまったと考えられている。こうした遺伝性疾患はあらゆる犬種で急激に増えている。原因は、イギリスの「ケンネル・クラブ」の“犬種標準”にある、と王立動物虐待防止協会の首席獣医師マーク・エバンスは主張する。これは各犬種の大きさや体型、毛の色など、満たさなければならない基準を事細かに規定しているブリーダーたちの“バイブル”だ。標準に合わない子犬を安楽死させたり、特徴を「定着」させるために近親交配を行ったりしているブリーダーもいるという。その結果、多様性が失われてしまうだけでなく、近親交配が免疫システムに影響を及ぼし、多くの病気を引き起こしている。もともと犬は人間によって狩猟や牧羊などそれぞれの役割に適した姿形に改良されてきた。その後、19世紀の半ばからは改良や繁殖を楽しむ人々が登場し、各地でドッグショーが始まった。ところが、当時と現代の犬たちを比べるとその姿はかなり異なっている。犬たちの特徴は時代とともに誇張され、より極端になったあげく、犬の健康そのものに影響を及ぼすようになってしまっていると獣医師たちは指摘する。  イギリスのケンネル・クラブも対策を講じ始めてはいる。ブリーダーたちに犬の健康に配慮した交配を行うよう通達し、遺伝性疾患を調べるDNA検査の開発資金の提供もしている。しかし規制を厳しくしすぎると多くのブリーダーが脱退して勝手に繁殖をするようになり、まったく把握できなくなるという危険性があるため、抜本的な解決まではまだ時間がかかる。とはいえ、美しさの追求と命の価値について早急に考え直さない限り、犬たちに未来はない。

この番組を見ていて何が衝撃的かと言うと、病気に苦しむかわいそうな犬達の姿と、人間によってほんの100年かそこらで、体型まで歪められてしまったこと。
そして一番ショックだったのは、愛犬家と言われる人たちの、犬達の苦しみなんかお構いなしで、「純血種、なかんずくコンテストで優勝した犬もしくは、その子孫を飼っている」という虚栄心を満たすことの方が大事であるかの様な態度です。犬達の現状を知らないし、知りたくもないかのような態度。実際に飼い始めてから犬が発病し、治療の大変さを知り、初めて問題に気づくことになるのでしょうが。無知は罪ですね。
そして、「お金のためなら何でもするのが当たり前」との犬達を犠牲にしているブリーダー達の言い分に吐き気がしました。

中には心から愛していたペットの苦しみと死に、深い悲しみと憤りを感じ、ケンネル・クラブに働きかけをしているご婦人もいたのは救いでしたが。

さて、なぜ今頃この話題を持ち出したかと言うと、一週間ほど前に、読売新聞の「古今をちこち」と言うコラムで、江戸時代の日本のペット事情について書かれており、その内容がやはり、上の番組と本質的に共通していたので、まとめて記事にしたくなったのでした。いま仕事が夏休みで、時間がありますしね。

なんでも、日本もかつては犬を食していたけれど、徳川綱吉の「生類憐みの令」を機にその風習は断たれ、代わって狆の飼育が人気となったのだそうです。

江戸時代の狆の実態は驚くべきもので、高価な狆を国内繁殖すれば大儲け。現代顔負けのブリーダーがおり、狆は哀れなほど種付けされていたのだそうです。 詳しくは下の写真の記事の一番下の段に書かれています。
(下の画像をクリックすると拡大されます。)

いやあ、古今東西、人間って同じような事をしてるんですね。呆れます。そしてかわいそうな犬達(;_:)。

2009年8月6日木曜日

またまたプーチン氏のPV?



今朝、いつものように6時のNHKニュースを見ていたら、ロシアのプーチン首相のバカンスの映像が流れました(上の写真はその一部)。
ニュースの内容は、:プーチン首相力強さをアピールロシアのプーチン首相が、シベリア南部の山岳地帯で川で泳いだり、馬に乗る映像が公開され、大統領退任後も現職のメドベージェフ大統領をしのぐ国民の人気を誇るプーチン首相が、メディアを通じて力強さをアピールすることで、あらためて存在感を示すねらいがあるものとみられます。
要するに、これはプロモーションビデオですよね。 実際私は今の大統領よりずっと男前だとは思います。今の方は名前も覚えにくいです。

去年か一昨年だったかにも、懸垂をしたり、柔道の練習をしているところなど、力強さとか男前ぶりをアピールするような、やはり、どう見てもプロモーションビデオのような映像をNHKニュースで見て驚いたのを思い出しました。

映像を見ながら夫が「ダニちゃん(ダニエルのことです)に似てるよね。」

前からそれはよく言われているけど、私はそう思いません。確かにダニエルはイギリス人と言うより、ロシアのスパイっぽい雰囲気ですが。

それにしてもプーチンさん、なかなかのナルシストぶりですね。

2009年8月5日水曜日

「白い船」

「RAILWAYS」で盛り上がった勢いで、錦織監督の作品を見たくなったので、さっそく家にある「白い船」のビデオを観ました。私以外の家族は全員、公開時に劇場に見に行き、夫が、数年前に安くなっていた中古ビデオも購入しています。

映画について:(Amazon.co.jp からの引用)ネタばれあり。
島根県平田市にある、全校生徒20名足らずの小さな小学校に赴任してきた教師・静香(中村麻美)は、ひとりの生徒・好平が海上に見える白いフェリーに魅せられていることを知り、その船長(竜雷太)宛てに手紙を書かせ、それをきっかけに船と子どもたちの交流が始まる。やがて好平は近くで船を見たいという一心で、祖父の船を駆って海に出るが……。 島根県の小学校の実話をもとに、地元出身で『守ってあげたい!』などで知られる錦織良成監督が、素朴でみずみずしいタッチで描いたヒューマン・ドラマの佳作。教職に自信をなくした若手教師の心の再生の物語にもなっており、中村麻美の好演が印象的。中村嘉葎雄、大滝秀治、宮下順子、山口美也子といったベテラン・キャストも、彼女や子どもたちを巧みにサポートしている。音楽は角松敏生が担当。(的田也寸志)

さて、感想ですが、
最後まで観て、とても感動しました。私みたいな個人主義者とは違った価値観で生きる海辺の人々の、人とのつながりを大切にする共感力のある人間性や、冒険心と行動力。そして、みんなで行動することによって、個人の体験だけではできない大きな感動を生む、そう言う世界があることを知りました。(現実にあるかどうかは分かりませんが)

でも、個人主義的な私は、途中フラストレーションが溜まりました。

フェリーとの交流が始まったばかりの頃までは、そんなに違和感がなかったのですが、皆でフェリーに乗りたいという話になったところから、「何でそうなるの?」と疑問。
もともと白い船に夢中になっていたのは好平だけで、ものすごくその船に乗りたがっていたのも最初は彼だけだったと思います。
それなのに、学校ぐるみで、船を境港まで寄港してもらえないかとか、教育委員会に、学校行事としてフェリーに乗ってもいいかとか相談したり。そんなの行きたい人だけ個人で行けばいいじゃない!と私は思いました。もしくはPTAの行事で自由参加にして行くとか。なんで学校のすべての生徒を行かせなくては!と皆が思い込んでいるのかが不思議でした。
それに、児童が学校を抜け出して、船を駆って海に出るなんて、教師として大問題でしょうに。校長の責任問題になりかねないです。そして、好平は船に取り憑かれているんじゃないかと思うくらい異常に船に執着していて怖いと思ったくらいです。

でも、教師・静香の「私は安全な道しか歩いてこなかった」という言葉を聞いて、「そう言うことか」と分かったような気がしました。静香は平野部の農家出身で、地道にそれまでの人生を安定路線で歩んできたのです。その彼女が塩津の人々とともに過ごす中で、漁師町の人々の感じ方・考え方を受け入れつつあるのです。 彼女がお盆に実家に帰ったとき、家の前に広がる水田を眺めている様子から、漁村と農村との対比が意図的に描かれているように感じました。

そして一人の少年の他愛もない夢が大人も含め皆の夢になり、実現に向けて一体となって突き進む行動力。そこから連帯感と大きな感動がうまれるのですね。冷めた人から見たら、何でそんなことにみんなで盛り上がっているのかと呆れられるかもしれません。
でも静香が「手を振っているだけなのに、何でこんなに涙が出るのだろう。」と言ったように理屈抜きの感動なのです。

私は、現実の生活では「皆一緒に」というのは苦手なので、この映画で連帯感とそこから生まれる大きな感動を擬似体験させてもらいました。

映画『RAILWAYS』

「白い船」「ミラクルバナナ」で知られる、錦織良成監督(出雲市平田出身)の島根3部作第3弾、『RAILWAYS』が先月クランク・インしました。http://www.moviecollection.jp/news/detail.html?p=532



3年以上前から、『BATADEN』という仮題でこの企画はあった(http://www.bataden.com/index.html)のですが、ようやく本格的な撮影が始まったのです。タイトルも『RAILWAYS』に正式に決定しました。なんか「Always 3丁目の夕日」っぽいタイトルがついたなと思っていたら、エグゼクティブ・プロデューサーの阿部秀司氏は「Always~]の制作に関わっていたのですね。阿部氏によると、全国的に広めるため、名前をレイルウェイズに変えたそうです。


上の写真は今年3月に引退したデハニ50形、この映画のもう一人?の主役です。 なんだかとってもいい映画になりそうで楽しみです。島根県民もそうでない方も、ぜひ見てほしい作品になりそうな予感。

さて、この映画では地元の人達からの出演者(セリフのある役)も募集していまして、先月初めにオーディションが行われました。

実は、一畑電車ファン歴14年のわが息子も、高校生役に応募し、島根県民会館でオーディションを受けたのですが、残念ながら落っこちてしまいました。でも、監督にお会いできたし、オーディションと言うものに参加でき、いい経験ができたのでは?と思います。

夫と私もオーディション会場の雰囲気を楽しみました。同じフロアで司法書士の試験を行っていたため賑やかではなかったのですが、ごく普通のいろんな学校から来た女子高校生や、他の年代役のいろんな人たちが集まっていて、見ているだけで面白かったです。オタクっぽいお兄さんもいたり、俳優気取りのおじさんが演技について持論をぶちあげていたり。

その息子は昨日、一畑電鉄出雲大社前駅で、エキストラとして撮影に参加してきました。セリフはなくても、やっぱり大好きな一畑電車が主役の映画に何らかの形で関わりたいですからね。

正午の集合で、私が息子を送って行ったのですが、参加要項で参加者以外の者の見学は禁じられていたので、私はすぐに帰りました。

後で息子に聞いたら、中井貴一さんは最初からいらっしゃったそうです。1メートルくらいの距離で見たり、すれ違ったりしたそうですが、声をかけたりはしなかったそうです。写真を撮ったりサインを求めたりするのは禁止されていたのですが、挨拶くらいはしても良かったかもしれないのに…。

昨日私は午後からは暇だったので、車を近くの駐車場にとめて、駅に入れば良かったと思いました。もちろん切符を買ってちゃんと電車を利用もして。チャンスがあればサインとかもらえたかもしれないですしね。惜しいことをしました。

一方、駅の真正面にある内科医院に薬をもらいに来ていた義父母が、偶然その撮影現場を見ていたそうです。そういうラッキーな人たちもいるのですね。孫がエキストラで参加しているのも見れたわけだし。中井さんの姿はかなり遠くからしか見れなかったそうですが。

夕方6時半までのエキストラ撮影、息子は存分に楽しめたようで良かったです。初めはかなり緊張したようですが、ここ数年来すっかり親しくしてもらっている駅員さんや運転士さんたちと話をしたりとけっこうリラックスしながらの撮影となったようです。

あとは、息子のシーンがカットされずに、せめてワン・シーンだけでも完成した作品に残ってくれることを願ってやみません(親ばかと笑われそうですね^^;)。