ニューヨークポストによると、
ダニエルとヒュー・ジャックマンがこの秋、ブロードウェーの舞台で共演するようです。
出演するのは、「A Steady Rain」。
二人はシカゴの警官で、生涯の友とも言うべき友人同士。でも、貧しい隣人の家庭内の争いに巻き込まれてその友情が試されることとなるという話。
ヒュー・ジャックマンは舞台で大成功したんですよね。ダニエルはもう何年も舞台の方は出てないですね。7年くらい前にマイケル・ガンボンさんと共演して以来でしょうか。
そして、プロデューサーはあのバーバラ・ブロッコリ女史。彼女は前にプロデュースした演劇が、1000万ドルの大コケ。
今回は何としても成功してほしいものですね。
実際の記事はこちら
空に浮かぶ雲、流れる雲、いろいろな模様で広がっている雲、ながめているだけで胸いっぱいに新鮮な空気を吸い込んだような感覚をおぼえ、日々の生活をリフレッシュしてくれます。それで日々気づいたことを書き留めるこのブログのタイトルを『雲をながめながら』に決めました。
2009年5月27日水曜日
お気に入りダニエル画像 in Defiance
2009年5月23日土曜日
「Defiance(ディファイアンス)」観ました。
昨日、待ちに待った「ディファイアンス」のDVDがイギリスから届きました。ついでに「The Mother」も。
16日に発送したとのメールがあったので一昨日届くかと思っていましたが、昨日になりました。
二つ合わせて、送料込みで日本円にして3000円くらい。
さっそくパソコンでみました。イギリスのディスクはPAL方式なので、うちではパソコンでしか視聴できないのです。 そんなDVDをダニエル出演作だけで10タイトルくらい持ってる私って、ほんとダニエル・バカですよね。
さて、最初に、シーン別に選んで各シーン最初の辺だけみましたが、なんか、いい感じ、感動しそう、との感触。やはり、評価が高い映画って、雰囲気でわかるなぁと思いました。
深夜になってから、最初から最後まで通しで観ました。 字幕は日本語はありませんが、幸いかなり簡単な英語だったので、英語字幕を見て内容はほぼ完全に掴めました。
内容についてはこちらをどうぞ→http://www.defiance-movie.jp/full.html
ストーリーもわかりやすいし、テンポも良いし、舞台となっている森が美しいこと。 劇場で見たら、もっと感動しただろうと思います。
そして、やはり、何と言っても、ビエルスキ兄弟の長男、トゥヴィア役のダニエルのストイックさが全体のムードを支配していてその緊迫感がいいですね。
でも、トゥヴィアの人間らしい温かさや、成り行きでコミュニティのリーダーになってしまった普通の人としての弱さや迷い、苦悩、追い詰められたユダヤ人として、またコミュニティの秩序を守るためのリーダーとしての残忍さも所々で表現されており、真実味がありました。
終盤の逃亡&戦闘劇では、弟たちの方がヒーロー度は高いですしね。
それに、トゥヴィアは森での生活を始める前の仕事は、奥さんの父親の事業を手伝っていて、森の生活を終えた後は、弟が始めたアメリカでの事業を手伝ったりとか、もともとあまり開拓精神とか豪快さとかはないタイプ、決してヒーロータイプではないのです。でも、そんなトゥヴィアがリーダーだったからこそ、
この物語(本当にあった物語)は生まれたのだと思います。
そして、ビエルスキ兄弟のそれぞれの視点から描かれた、それぞれを主人公にしたストーリーの映画があっても面白いでしょうね。
この映画のダニエルはルックス的に渋くて素敵でした。そして他の作品のダニエルとかぶるシーンも結構ありました。
たとえば、ナチスの手先になっていた警察官の家を襲撃するシーンは、「カジノ・ロワイヤル」の空港やヴェニスのアクションシーンを彷彿とさせます。
それにしてもストイックなダニエルはやっぱりセクシー。でも同じストイックな役では私にとっては「ザ・トレンチ」での軍曹役の方が、もっと胸キュン度が高いですね…。
16日に発送したとのメールがあったので一昨日届くかと思っていましたが、昨日になりました。
二つ合わせて、送料込みで日本円にして3000円くらい。
さっそくパソコンでみました。イギリスのディスクはPAL方式なので、うちではパソコンでしか視聴できないのです。 そんなDVDをダニエル出演作だけで10タイトルくらい持ってる私って、ほんとダニエル・バカですよね。
さて、最初に、シーン別に選んで各シーン最初の辺だけみましたが、なんか、いい感じ、感動しそう、との感触。やはり、評価が高い映画って、雰囲気でわかるなぁと思いました。
深夜になってから、最初から最後まで通しで観ました。 字幕は日本語はありませんが、幸いかなり簡単な英語だったので、英語字幕を見て内容はほぼ完全に掴めました。
内容についてはこちらをどうぞ→http://www.defiance-movie.jp/full.html
ストーリーもわかりやすいし、テンポも良いし、舞台となっている森が美しいこと。 劇場で見たら、もっと感動しただろうと思います。
そして、やはり、何と言っても、ビエルスキ兄弟の長男、トゥヴィア役のダニエルのストイックさが全体のムードを支配していてその緊迫感がいいですね。
でも、トゥヴィアの人間らしい温かさや、成り行きでコミュニティのリーダーになってしまった普通の人としての弱さや迷い、苦悩、追い詰められたユダヤ人として、またコミュニティの秩序を守るためのリーダーとしての残忍さも所々で表現されており、真実味がありました。
終盤の逃亡&戦闘劇では、弟たちの方がヒーロー度は高いですしね。
それに、トゥヴィアは森での生活を始める前の仕事は、奥さんの父親の事業を手伝っていて、森の生活を終えた後は、弟が始めたアメリカでの事業を手伝ったりとか、もともとあまり開拓精神とか豪快さとかはないタイプ、決してヒーロータイプではないのです。でも、そんなトゥヴィアがリーダーだったからこそ、
この物語(本当にあった物語)は生まれたのだと思います。
そして、ビエルスキ兄弟のそれぞれの視点から描かれた、それぞれを主人公にしたストーリーの映画があっても面白いでしょうね。
この映画のダニエルはルックス的に渋くて素敵でした。そして他の作品のダニエルとかぶるシーンも結構ありました。
たとえば、ナチスの手先になっていた警察官の家を襲撃するシーンは、「カジノ・ロワイヤル」の空港やヴェニスのアクションシーンを彷彿とさせます。
それにしてもストイックなダニエルはやっぱりセクシー。でも同じストイックな役では私にとっては「ザ・トレンチ」での軍曹役の方が、もっと胸キュン度が高いですね…。
2009年5月22日金曜日
最近のお気に入りおやつ
先週末、ジャ○コで夫が見つけた明治製菓の「きのこの山 クリーミーアーモンド」。
キノコの傘の部分が全部アーモンド・クリームだなんて、なんて素敵!!
夫は買うつもりはなかったようでしたが、私はちゃっかり買い物カゴに入れました。
帰宅して、さっそく食べてみました。期待通りの味でした♪
クリームの部分もおいしいのですが、軸のスナック部分もビターチョコっぽい風味でクリームとのハーモニがいいですね。
夫も一つつまんでしまったが最後、ついつい手が出てしまってました。
わたしは昔から、アーモンド味のお菓子に目がないのです。
昔、グリコ・アーモンドポッキーって言う商品もありましたよね。
あれもおいしかったなぁ。もう見かけなくなってずいぶん経つけど、復活しないかしら。
それと、25年くらい前には森永かどこかがアーモンド・ココアを出してましたよね。あれもおいしかったです。ピーナツバターのような「えぐみ」が、香ばしい匂いと相まって、癖になる味でした。あの商品もあっという間に見なくなってしまい、さみしかったものです。今思えば、あの「えぐみ」が子供に不人気だったのでしょうか。私は当時20代だったので、そこがまたおいしさのポイントだったのですが、ココアを飲む層って、大人より子供が厚いんでしょうからね。
ところで、「きのこの山」を見つける前に、この手のチョコスナックの類似品を見つけて思わず笑っちゃいました。「きこりの切株」ですって。
きこりのおじさんのキャラクターのデザインがまた、いまいちパッとしないのがなんとも…。ブルボンの商品なんですね。ブルボンにはいい商品がたくさんあるのに、何でわざわざよそのマネしてこんな類似品を出すのでしょう。いつからあるのでしょう。私が知らなかっただけで、実は意外に歴史がある商品だったりして?
それに、食べてみたらよそのよりおいしかったりとかで、実はブルボンの自信作だったりするのでしょうか?味的には多分、「たけのこの里」みたいな感じだと思うのですが。それと、カルシウム入りの栄養機能食品ってところも売りかな。今度試しに食べてみようかしら。
※今までお気に入りおやつで書いた商品の多くが明治製菓の商品ですが、別に明治製菓の回し者でも、株主とかでもありませんのであしからず。2009年5月13日水曜日
斎木 アジア太洋州局長
今朝、ニュースで久しぶりに御姿を拝見し、ドキドキしました。(左の写真は一昨日の米朝対話関連のニュース、下の写真は昨年8月のもの)
いつ見ても素敵です。56歳なんですってね~。
エリートで、育ちも良くて、頭も顔も良く、仕事もでき、しかも背も高いだなんて、こんなに何拍子も揃っている人って
…時々いるんですよね~。並べて言うのはなんですが、白洲次郎氏とか。
やはり、昔からの金持ちとか、地位が高い家柄だと、一般より断然優位に、容姿、頭脳など優れた人を結婚相手に選べるわけですよね。
美人だったりスタイルが良かったり、頭が良くて教養のある嫁が来たりして、ますます一族は、美形で賢い人がそろって行くんでしょうね。
ニュースの内容よりも、斎木さんの姿に全神経集中してしまって、ニュース自体は全く頭に残っていません。(^_^;)
2009年5月12日火曜日
エゴノキ
6年前にご近所さんからいただいた苗木の花が今年は満開になりました。
まるで桜並みに花の時期が短いのが残念ですが、秋に実がついてるのを見るのも楽しいです。
我が家に来た時は高さ15㎝ほどだったその木は、そこのお宅の樹の孫生えで、初めは鉢植えしていましたが、数年前に家の横の庭に移植し、今は高さ3m位まで伸びました。
一昨年からすこしずつ花がつき始めたのですが、こんなにたくさん鈴なり状態になったのは初めてです。
(画像をクリックすると拡大されます)
でも、実はさっきネットで調べるまでこの木の名前を知りませんでした。
「木、花、下向き、白」で検索してみたらヒットしました。
エゴノキって言うんですね。
葉の色がさわやかな黄緑色で、白い小さな花とよく合っています。
うっすらといい香りもします。
花がたくさん咲いているところもいいのですが、蕾がたくさんぶら下がってるところもまたかわいいです。
左の写真は4日前のもので、蕾がたくさん見えますが、今はもう蕾はほとんど見られません。
まるで桜並みに花の時期が短いのが残念ですが、秋に実がついてるのを見るのも楽しいです。
2009年5月8日金曜日
ダニエル最新画像
5月3日に行われたイングランドのサッカーの試合を観戦しているダニエル。 ちなみにリバプール対ニューキャッスル・ユナイテッド戦 。
ダニエルはリバプールのサポーターとして知られていますよね。
この日のダニエルは、服装のせいか、映画「ディファイアンス」のときの雰囲気に近いですね。表情はさすがに穏やかですが。 ジャケットは「レイヤー・ケーキ」で着ていたのと同じものでしょうか。
ところで、Yahooのレビューを見ると、「ディファイアンス」は評価がとても高いのに、上映している映画館が少ないのが残念です。
2月14日の公開時には中国・四国地方は全くなしでした。
でも、先月は岡山で公開していましたから、もしかして、徐々に上映するところも増えていくのでしょうか。
私はもう今月18日にリリースされるDVDを注文してしまったので、もし島根に来ても、今さらですけどね。
ダニエルはリバプールのサポーターとして知られていますよね。
この日のダニエルは、服装のせいか、映画「ディファイアンス」のときの雰囲気に近いですね。表情はさすがに穏やかですが。 ジャケットは「レイヤー・ケーキ」で着ていたのと同じものでしょうか。
ところで、Yahooのレビューを見ると、「ディファイアンス」は評価がとても高いのに、上映している映画館が少ないのが残念です。
2月14日の公開時には中国・四国地方は全くなしでした。
でも、先月は岡山で公開していましたから、もしかして、徐々に上映するところも増えていくのでしょうか。
私はもう今月18日にリリースされるDVDを注文してしまったので、もし島根に来ても、今さらですけどね。
最近読んだ本
◎『鴨川ホルモー』万城目 学・著
私は中学校の読み聞かせボランティをしているのですが、中学生が自分で読書をする手助けもしたいと思い、中一生たちに勧めるのにいい本はないかと今中2の娘に聞いたところ、『鴨川ホルモー』を勧めてくれました。この本は、玉木宏主演でドラマ化された『鹿男あおによし』を書いた万城目学のデビュー作です。
実は一年くらい前から、娘から「面白いから読んでみたら?」と勧められていたのですが、なかなかその気になれませんでした。でも人に紹介するからには自分も読まなくてはなりません。というわけで、遅ればせながら、ようやく読んだ次第です。
さて、内容ですが、本の表紙の裏に書かれた紹介文(以下参照)からどんなイメージが湧きますか?
このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり。
読んでみた感想は、「久々にさわやかな青春グラフィティを読んだわ~。」です。
「ホルモー」とは何か?まあ、上の記述にもほのめかされていますが、一種の戦闘ゲームです。でも、ある儀式と訓練をした人にしかできないし、普通の人にはその存在は秘密というゲームなので、この小説は一種のファンタジー小説でもあるのかな。
全体的に、知的な語彙と、今時の若者言葉が絶妙なバランスで用いられているのが、ところどころでクスッと笑わせてくれます。そんな文体が大学生の生活の雰囲気とよくマッチしています。また、いろいろ出てくるネタが、「あるある!」といちいち共有できる大学生の日常生活。 私は25年前に地方国立大生でしたが、あの空気は良くわかり、懐かしいです。主人公たちも、著者も、あの名門京都大学の学生ですが、親近感を持ってしまいました。
270ページほどの話ですが、初めの3分の1はちょっと退屈でした。でも、中盤からどんどん話に引き込まれて行きました。
映画の方も先日家族みんなで見に行きましたが、まあまあ面白かったです。原作を読んでいなかったらまた、感想も違ったかもしれません。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)万城目 学1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。2006年本書で第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー。同作は「本の雑誌」エンターテインメント第1位となり、ベストセラーに。2作目『鹿男あをによし』は直木賞候補となった。
◎『ホルモー六景』万城目 学・著
またまた娘に勧められて、連休中に読んだのですが、これはホルモー経験者たちが主人公の短編集です。『鴨川ホルモー』のサブストーリーになっていて、主に京都大学以外の学生たちにスポットライトが当てられています。そして、歴史上の人物や、文学者についての創作エピソードを絡めた感動的な内容になっている話も数話あります。『鴨川ホルモー』を読んだ人にはぜひ『ホルモー六景』の方もお勧めしたいです。
◎『山椒大夫』森鴎外・著
「安寿と厨子王」のお話として大体のあらすじは知っている話なので、鷗外作品の中では取っ付きやすかったので読みました。
本ネタの、中世の芸能であった説経節の「五説経」と呼ばれた有名な演目の一つ「さんせう大夫」では、安寿の凄惨な拷問シーンや山椒大夫一家が処刑されるシーンがあるそうですが、鷗外はそう言った部分はカットしたり変えて書いていました。
母親が世間知らずなために、簡単に悪い奴にだまされて、子供もお付きの人もみんな酷い目に遭ってしまい、なんとも残念です。
そんな境遇に押しやられた安寿ですが、その芯の強さと勇気、自己を犠牲にしてでも弟や親を思う気持ちには心を打たれます。
そして最後は弟・厨子王の成功と母親との感動的な再会。悪役の山椒大夫一家にも復讐するのでなく、みんなが幸福になるように図らう厨子王。このあたりが鷗外流なのでしょうか。
◎『なぜ日本人は劣化したか』香山リカ・著
もうこの10年くらい気になっていたこの国の状態はまさに「劣化」と言う言葉がぴったり、と言うわけでつい購入してしまったのですが…。
全体的にこの手の新書によくある、著者の独断と偏見に基づく、こじつけパターンで書かれています。でも、私も感じていた不安の一部を言葉にしてもらったのは間違いないです。
印象に残ったのが、「一息200字の時代」。
何の事かと言うと、雑誌などで一つのテーマについて、以前は人が一息で読めるのは800字と言われていたのが、今はその4分の1までに下がっているとのこと。それ以上長くなると、読者から「読みにくい」「何を言っているのかわからない」とクレームが来て大変なのだそうです。
でも、そうなると、キャッチコッピーの羅列みたいな内容になるわけです。結局読者は「理由や背景などどうでもいいから、結論部分だけを教えてほしい」と求めるようになっていると考えられます。
なるほどな~、そうかもね~、と心当たりを探りながら、妙に納得しました。
私は中学校の読み聞かせボランティをしているのですが、中学生が自分で読書をする手助けもしたいと思い、中一生たちに勧めるのにいい本はないかと今中2の娘に聞いたところ、『鴨川ホルモー』を勧めてくれました。この本は、玉木宏主演でドラマ化された『鹿男あおによし』を書いた万城目学のデビュー作です。
実は一年くらい前から、娘から「面白いから読んでみたら?」と勧められていたのですが、なかなかその気になれませんでした。でも人に紹介するからには自分も読まなくてはなりません。というわけで、遅ればせながら、ようやく読んだ次第です。
さて、内容ですが、本の表紙の裏に書かれた紹介文(以下参照)からどんなイメージが湧きますか?
このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり。
読んでみた感想は、「久々にさわやかな青春グラフィティを読んだわ~。」です。
「ホルモー」とは何か?まあ、上の記述にもほのめかされていますが、一種の戦闘ゲームです。でも、ある儀式と訓練をした人にしかできないし、普通の人にはその存在は秘密というゲームなので、この小説は一種のファンタジー小説でもあるのかな。
全体的に、知的な語彙と、今時の若者言葉が絶妙なバランスで用いられているのが、ところどころでクスッと笑わせてくれます。そんな文体が大学生の生活の雰囲気とよくマッチしています。また、いろいろ出てくるネタが、「あるある!」といちいち共有できる大学生の日常生活。 私は25年前に地方国立大生でしたが、あの空気は良くわかり、懐かしいです。主人公たちも、著者も、あの名門京都大学の学生ですが、親近感を持ってしまいました。
270ページほどの話ですが、初めの3分の1はちょっと退屈でした。でも、中盤からどんどん話に引き込まれて行きました。
映画の方も先日家族みんなで見に行きましたが、まあまあ面白かったです。原作を読んでいなかったらまた、感想も違ったかもしれません。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)万城目 学1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。2006年本書で第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー。同作は「本の雑誌」エンターテインメント第1位となり、ベストセラーに。2作目『鹿男あをによし』は直木賞候補となった。
◎『ホルモー六景』万城目 学・著
またまた娘に勧められて、連休中に読んだのですが、これはホルモー経験者たちが主人公の短編集です。『鴨川ホルモー』のサブストーリーになっていて、主に京都大学以外の学生たちにスポットライトが当てられています。そして、歴史上の人物や、文学者についての創作エピソードを絡めた感動的な内容になっている話も数話あります。『鴨川ホルモー』を読んだ人にはぜひ『ホルモー六景』の方もお勧めしたいです。
◎『山椒大夫』森鴎外・著
「安寿と厨子王」のお話として大体のあらすじは知っている話なので、鷗外作品の中では取っ付きやすかったので読みました。
本ネタの、中世の芸能であった説経節の「五説経」と呼ばれた有名な演目の一つ「さんせう大夫」では、安寿の凄惨な拷問シーンや山椒大夫一家が処刑されるシーンがあるそうですが、鷗外はそう言った部分はカットしたり変えて書いていました。
母親が世間知らずなために、簡単に悪い奴にだまされて、子供もお付きの人もみんな酷い目に遭ってしまい、なんとも残念です。
そんな境遇に押しやられた安寿ですが、その芯の強さと勇気、自己を犠牲にしてでも弟や親を思う気持ちには心を打たれます。
そして最後は弟・厨子王の成功と母親との感動的な再会。悪役の山椒大夫一家にも復讐するのでなく、みんなが幸福になるように図らう厨子王。このあたりが鷗外流なのでしょうか。
◎『なぜ日本人は劣化したか』香山リカ・著
もうこの10年くらい気になっていたこの国の状態はまさに「劣化」と言う言葉がぴったり、と言うわけでつい購入してしまったのですが…。
全体的にこの手の新書によくある、著者の独断と偏見に基づく、こじつけパターンで書かれています。でも、私も感じていた不安の一部を言葉にしてもらったのは間違いないです。
印象に残ったのが、「一息200字の時代」。
何の事かと言うと、雑誌などで一つのテーマについて、以前は人が一息で読めるのは800字と言われていたのが、今はその4分の1までに下がっているとのこと。それ以上長くなると、読者から「読みにくい」「何を言っているのかわからない」とクレームが来て大変なのだそうです。
でも、そうなると、キャッチコッピーの羅列みたいな内容になるわけです。結局読者は「理由や背景などどうでもいいから、結論部分だけを教えてほしい」と求めるようになっていると考えられます。
なるほどな~、そうかもね~、と心当たりを探りながら、妙に納得しました。
2009年5月6日水曜日
2009年5月5日火曜日
お手軽DIY
今の家を建てた時に買ったポストは 左の画像と同じもので、デザインがとても気に入って購入したのですが、残念ながら作りが雑で、郵便等の投入口の扉が簡単に外れてしまうものでした。
しかも、鍵付きなのですが、鍵もすぐにダメになってしまいました。そもそも組立用のビスからして粗悪品でした。メッキも剥がれまくり。
それでも、だましだまし8年以上使い続けてきました。でも、先月下旬の風の強い日に、ついに我慢も限界となりました。
そこで、いつも利用している某通販サイトで見つけたポストを購入しました。
注文して3日くらいで到着し、さっそく組み立てました。40分ほどで完成!
ちなみに我が家の家具って、5分の2くらいは私が一人で組み立てたものなのです。
さて、今回は壁掛けにするつもりで買ったのですが、出来上がったポストの重さと、大きさに、壁にかけるのが怖くなりました。
一晩いろいろ調べて、壁掛でも大丈夫かな、という結論に達しましたが、その日深夜2時半に仕事から帰宅した夫に報告したら、家に傷をつけたくないとのこと。
そうなると、玄関横に固定してあるラティスに補助板をつけて取り付けるのが一番かな、とかいろいろまた考えました。 とりあえず、昔からある木製の折りたたみ椅子の上に仮置き。これがけっこうかわいいので、この線で行こうと決めました。 ただし、頑丈な椅子と、ポストが落ちないように固定できるようにする必要があります。とにかく風が強い立地なので。
しかも、鍵付きなのですが、鍵もすぐにダメになってしまいました。そもそも組立用のビスからして粗悪品でした。メッキも剥がれまくり。
それでも、だましだまし8年以上使い続けてきました。でも、先月下旬の風の強い日に、ついに我慢も限界となりました。
そこで、いつも利用している某通販サイトで見つけたポストを購入しました。
注文して3日くらいで到着し、さっそく組み立てました。40分ほどで完成!
ちなみに我が家の家具って、5分の2くらいは私が一人で組み立てたものなのです。
さて、今回は壁掛けにするつもりで買ったのですが、出来上がったポストの重さと、大きさに、壁にかけるのが怖くなりました。
一晩いろいろ調べて、壁掛でも大丈夫かな、という結論に達しましたが、その日深夜2時半に仕事から帰宅した夫に報告したら、家に傷をつけたくないとのこと。
そうなると、玄関横に固定してあるラティスに補助板をつけて取り付けるのが一番かな、とかいろいろまた考えました。 とりあえず、昔からある木製の折りたたみ椅子の上に仮置き。これがけっこうかわいいので、この線で行こうと決めました。 ただし、頑丈な椅子と、ポストが落ちないように固定できるようにする必要があります。とにかく風が強い立地なので。
ホームセンターでいい材料はないかとラティスを中心にさがしていましたが、どうも椅子にするのが難しそう。
店内を何度もぐるぐる回っているうち、この際、スノコで椅子を作ってみよう!と閃きました。頑丈だし、数か所くぎ打ちするだけ。 大小4枚合わせて2000円弱と、コスト面でも◎でした♪
ポストの裏側にある穴とスノコの板のすきまにひもを通して、椅子からポストが落ちないように固定しました。
背後のラティスを塗り直すときに一緒に防腐剤を塗れば完成です。