2012年12月1日土曜日

007「スカイフォール」観ました

待ちに待った007シリーズ23作「スカイフォール」が今日、全国公開され、私も早速観に行ってきました。
9時50分から上映の字幕版しか時間的に見れなかったので、朝から出かけました。
この時間帯で字幕版にしては、結構お客さんは多い方だったと思います。といっても100人もいませんでしたが。

さて、映画の方ですが、オープニングタイトルまでのアクションシーンの連続はかなり見応えがあり、期待はいやが上にも高まりました。

オープニングタイトルも、伝統的なパターンを交えたスタイリッシュで迫力ある映像でよかったです。

劇中音楽がまた、私が今はまっているドボルザークの交響曲のような重厚感があり、最高でした。

ストーリー的には、ボンドが、「Tiger&Bunny」のピークを過ぎたヒーロー・虎徹、Qがバーナビーのような立場に描かれているところが、国は違っても共通のテーマになるのね~と思いました。ボンド、能力の減退を自覚しつつも、まだ英国のために尽くそうと頑張ってます。

「あんたのやり方はもう古い」と、国の偉いさんがたから槍玉に挙げられても、自身の信念は曲げないMとその後釜になる予定のマロリー。

新しい風を運ぶQやマロリーも古いやり方を捨てきるのでなく、ともに戦うところなんかタイバニと似てますね。

悪役の心情もよく伝わってきました。悪役シルヴァ役のハビエル・バルデム、よかったです。
多くの無差別殺人犯って、被害妄想が肥大化して、関係ない人まで巻き込んで大暴れしてますから、これはある意味リアルな犯人像かも。
スパイになるには家族のいないものの方が好都合なわけで、ボンドもそうであるように、この犯人も幼い頃に親をなくしたのでしょう。Mを母親のように慕い、文字通り命をかけて期待に応えてきただけに、裏切られたと思った瞬間、心が壊れてしまったのでしょうか。

マロリー役のレイフ・ファインズやマネー・ペニーのナオミ・ハリスも良かったです。

そして、Qのベン・ウィショーは想像通りとってもキュートでした。

今回はタナーも素敵でした。まるで銀行員でもしてそうな顔なのに、あんなMが率いる泥臭い仕事のサポートに熱意を以て取り組んでいて、出世の道を捨ててでもMについていくところがすごいです。マロリーも同じ気持ちだと知ったときの彼の表情、すごく良かったです。

そういえば、Mの審問で文句を言いまくっていた女性政治家って、「ホテル・スプレンディド」で長男と関係持っていたお客の女優さんですよね。なんか懐かしかったです。

また、ボンドの生家や両親についての描写が出てきたのは007ファンにとっては嬉しかったです。

それと、エンドロールを見ていて気づいたのですが、長崎県の軍艦島がロケ地として出ていたのですね。やっぱり、あの、シルヴァの基地みたいな島なんでしょうか?日本は今回の撮影で蚊帳の外かと思っていたので、嬉しい発見でした。

さて、主演ダニエルについてですが、安定した演技でボンドの立場や心情も伝わってきたし、アクションも頑張っていたけれど、今回のダニエルはわたし的には今までほどには萌えませんでした。

今回は新しいキャラたちの登場と、おじさんになって能力の減退を抱えるボンドのこれからがどうなっていくのかを期待させるつなぎ的な意味のある内容だったから、ボンドの影がいつもより薄かったのかしら?と思ったりします。

実は途中で帰っちゃうお客さんがチラホラいたのですが、私はまったく飽きることなく最後までワクワクしながら見ることができました。ダニエルには萌えなかったけれど、映画としてはかなり楽しめました。ただ、後で思い返すと、脚本的には広く浅くっていうかんじだったかなあ。
映像の綺麗さとインパクトで飽きなかっただけという気もします。

6 件のコメント:

  1. さっそく見てきたんですね~
    そうなんだ、ダニエルはおじさんになって
    しまったボンドなのね・・

    途中で帰るお客さんがいるなんて・・
    ちょっとショック!

    とにかく、時間が出来たら見に行きます。

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  2. アリスさん、
    おはようございます。

    ダニエル、おじさんの哀愁が漂っていました。
    私は昔からおじさんに萌えるんですが、
    今回はあんまり…。
    「ドラゴン・タトゥー」飲み変えるは良かったんですけどね。今回はヒゲがだめだったのかなあ。

    アリスさんの感想も聞きたいです。

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  3. こんにちは。
    今回、中盤まではけっこう面白く観たんですけどね。スコットランドに行くあたりで俄然つまらなくなってきちゃったという感じ。(笑)
    レイフ・ファインズの新Mと、ベン・ウィショーのQはOKですね。このへんが次にいい感じで生かせたら24作目は面白くなるかな、と期待しておきましょう。

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  4. kikiさん、
    スコットランド辺りからは確かに
    えらくスケールが小さくなった感がありましたね。

    今回は家族的な絆を強調するお話だったから
    でしょうか?

    ベン・ウィショーとレイフ・ファインズの二人
    には24作で期待持てそう。

    ダニエルボンドは、もう親のような心境で見守
    り続ける覚悟でいます。

    ↑の私のコメントで「ドラゴン・タトゥー」の
    後が「飲み変える」ってなっていますが、
    「ミカエル」の間違いです。
    まさかそんな変換をされているとは思いもよら
    ず、確認せずに投稿してしまいました(^_^;)

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  5. 今日見てきました。
    ダニエルがおじさんくさいと思って
    見たからか、意外にそれほどでも
    なく感じました。ひげの時はやはり
    イマイチだったけど・・

    007にしたら、地味な作品だけど50周年にあたって、こういう作品は必要なんだろうなあ~と感じ、またこういう役回りのボンドを演じられるのは、ダニエルだけかもと思いました。

    今回のボンドガールはMかも・・というくらい
    Mの出番が多かったですね。
    次回はもっと、パワーを取り戻したセクシー
    ボンドが見てみたいな~

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  6. アリスさん、確かに今回のボンドガールは間違いなくMでしょうね。
    今回のダニエルがおじさんくさいと先入観を植え付けられたからか意外と大丈夫だったにはラッキーでしたね。ただひげのダニエルはアリスさんもだめでしたか。

    私も今回の話は50年の節目として必要だと思います。
    新しいボンドワールドの扉が開きかけてる感じです。

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