2012年8月29日水曜日

『フラッシュバック(Flashbacks of a Fool)』を観ました。

昨日は夫が久しぶりに一日休みで、買い物にあちこち行きました。夫の希望でブ*クオフにも行きました。私は付き合いで行っただけで、手持無沙汰だったのですが、DVDコーナーを何気なく見ていたら、500円コーナーにダニエル主演の「フラッシュバック」があるではないですか。
この映画、日本ではとうとう上映されなかったし、あまり見たいと思っていなかったので忘れていたのですが、日本でもDVDだけは出ていましたね、そういえば。これは買わないわけにはいきません。

昨夜寝る前に観ました。

期待していなかったけど、余韻の残るいい映画だと思いました。

ダニエルは、主役なのに半分くらいしか出てきませんでした。でも、ダニエルの役・ジョーの少年期を演じていたハリー・イーデンがなかなか魅力的で演技も良かったので、全く不満は感じませんでした。

ハリー・イーデン。ダニエルに似てますよね。
特に『氷の家』のダニエルに似てます。
主人公ジョー・スコットの若気の至り。彼本人と彼を取り巻く人々のその後の人生。温かい故郷と家族‥‥などの描写が懐かしさと切なさを誘います。
目先の欲望に身を任せることしかできない者、人を思い遣り多くの人に慕われる者、愛情も責任感もある親のもとで育つ者、未熟な親の元に生まれてしまった者、人は皆、1人1人みんな性格も背負うものも違います。
そして大なり小なり忘れてしまいたい過去や心の傷があったり、幸せだけれど、どこかうまくいかないこともあったり、でも、ただそれぞれの人生を歩いていくのですね‥。

私にとってのいい映画とは、見終わった後余韻の残る映画です。そういう意味で、この映画はいい映画でした。

ダニエルの場面で気に入った画像を一つ。この顔が一番良かったです。

初恋の彼女に手紙を書いているときに、
ふと何か思いついた時の表情です。






2 件のコメント:

  1. 私はレンタルDVDが出た時に見たのですが
    なかなかよかったです。

    ダニエル監督でしたっけ?
    評判はいまいちだったかもしれないけど、
    温かい感情が残るいい作品でしたよね。

    若いころを思い出す映画ってじ~んと
    きます。

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  2. アリスさん、

    ダニエルは制作総指揮だから、企画や配役もダニエルが考えたんでしょうかね。
    私はこういった心に沁みこむタイプのストーリーは好きです。
    ひと年とった大人ならじ~んとくる、そんないい映画ですよね。

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