2010年3月30日火曜日

『巨人の星』は永遠に不滅、かも。

先日、フィギュアの世界選手権をネット中継で観ているうちに深夜1時半を過ぎてしまい、なかなか寝付けず、テレビをつけたら丁度『巨人の星』をAnimaxで放送していました。
おお、何と懐かしい!最初に観たのは幼稚園の頃。大塚のボンカレーや煙突の出てくるCMが懐かしいです。そして再放送を見た中学生の頃ハマってしまい、原作も貸本屋で借りて全巻読んだものでした。

さて、テレビをつけたときにはちょうど星飛雄馬の大リーグボール1号に初めて花形満が挑戦するというところでした。
大リーグボール1号に敗れた花形が打席で、「星君、よくがんばった。もし、規則で禁止されていなければ、今すぐ君のとこまで走り寄り、おめでとうと抱きしめてやりたい!」と飛雄馬の大リーグボール成功を心の中で祝福し、涙を流しているシーン。こんなシーンあったっけ?昔は思わなかったけど、花形ってなんてさわやかでいい奴なんでしょう!やっぱり育ちのいい男は違うな~。
まあ、大体この漫画では主人公の飛雄馬をはじめ登場人物はいちいち大げさに感動して心の声とともに涙を流していたから、当時は心の声の内容まで気にとめていなかったのかもしれません。

その後、角元投手と誰かの対談が始まり、ちょっとチャンネルを変えて戻って見ると「新・巨人の星」が始まっていました。どういうつながりか?と思いましたが、もしかしてさっき見たのは「新・巨人の星」の中の回想シーンだったのかも知れません。
「新~」の初めの方の飛雄馬はスリムでロン毛にサングラスで、フェロモンでまくり。Tシャツもズボンもぱっつんぱっつんでちょっと「カジノ~」のベニスのシーンのボンドっぽいです。でもいい年してなぜかジャイアンツの帽子をかぶってるのが、とほほ…なんか変な奴って感じです。でもそんなところが相変わらず頑固で意固地な性格を表している感じ。まあ、この時は得体の知れない代打屋ですし。

花形と玉の輿婚した明子は、相変らず、こちらが恥ずかしくなるほど色っぽいです。しゃべり方と声のせいもあるのですが。それにしても、昔から不思議でしたが、明子って一体何歳?幼い?ころから星家の主婦として尽くし、飛雄馬が高校に入る頃はガソリンスタンドで働いていたけど、もしかして高校にも行けなかったのでは?でも賢い彼女に学歴は必要ないのかもしれませんね。第一、花形コンツェルンの御曹司で専務である夫・花形満ともあろう方だってたぶん高卒ですもんね。学歴的には釣り合ってる?いや、もしかして飛雄馬が失踪していた空白の5年間に花形は大学に入学・卒業したのかな?

伴宙太はやっぱり熱くていい奴です。

星一徹は、自分の人生の代理戦争的な育て方のせいで、飛雄馬が野球地獄から逃れられず苦しんでいるのに、自分の目的を達したからもう飛雄馬に野球から離れさせようとするなんて、ずいぶん勝手な人です。
彼の育児法は今なら虐待認定されそうですよね。

昔見ていた頃は特に印象に残らなかったことが、年をとって見てみると、結構気になるものですね。今になって見るとあれこれ突っ込みどころ満載で、別の意味で面白いです。よくテレビのクイズに取り上げられたり、謎本みたいなものが出たりしてるのもうなづけます。

そして何と言っても登場キャラがそれぞれ際立っていて、サブストーリーもいろいろできそう。
実際花形や一徹のスピンオフもあるみたいで、そっちも見てみたくなりました。そして、ぜひ、星明子物語も見てみたいです。どこかでやってくれないかな~。

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