2009年7月6日月曜日

『MW-ムウ-』

玉木宏演じる殺人鬼役にゾクゾクする日を待つこと一年と一か月。

やっとその日がやってきました。

ダニエル命の私ですが、玉ちゃんのことも忘れてはいなかったのですよ。

とはいえ、ここ一年くらいはいつ見ても、やせ過ぎの姿が痛々しいし、カッコよさを感じなくなっていたので、玉ちゃん関連の記事はMW主演決定の記事以来書いてなかったのですけどね。

でも、やせ過ぎたのは、『MW』の役作りのためだったのだそうです。なんと7㎏の減量だそうで。
私的には、痩せすぎの玉ちゃんの顔はあまり好きではないのですが…。やっぱり、『Rockers』『氷壁』『のだめカンタービレ(日本編)』の頃の肉付き加減が一番ルックス的には美しいと思うので。

さて、映画の内容的には、けっこう面白かったです。原作を読んでないので、いちいち原作のエッセンスが描かれてないだのと言う失望を感じることがなかったのが幸いでした。

玉木くん、悲惨な過去を持ち、復讐のための殺人鬼と化してしまった結城役をかなりうまく演じていました。良心を捨て去り、残忍で、頭の切れる奴。でも、たった一人の心の拠り所、賀来(山田孝之)の前では、駄々っ子のような甘えも感じ取れました。賀来とは友情というより、家族愛いや、夫婦愛のようなものでつながっているように見えました。

賀来がMWを抱えて海に落下した後の、これまでに全く見せたことのなかった不安そうな表情。このシーンを見て、やはり結城にとって賀来は自分の半身のような存在だったのだ、とあらためて思いました。

ところで、肝心のゾクゾクするものは…
感じることができませんでした。
ゾクゾクを求めてスクリーンの玉ちゃんを舐めるように見つめたのですけど。
やせ過ぎのため、顔までげっそりしていたせいでしょうか。
ときどき、アングルや照明の加減によって「やっぱりハンサムだわ~♡」というシーンもあるにはあったのですが。
あと、声がソソらなかったですね。
でも、もともとスリムなのに、さらに痩せたので、ものすごくスラッとして、全身像はかなりカッコ良かったです。

映画の内容的に突っ込み入れたくなる部分や、謎に感じる部分もありました。

タイでの日本人刑事(石橋凌)のハチャメチャな追跡、あれはあり得ないでしょう~。

川村さんと言う記者は望月代議士の指示で殺されたと思っていたのに、実は結城が殺したと言うのがわかって??なぜ、結城がそんなことをしたのか理解できません。原作読んでないからでしょうか。

映画の詳細はこちら(公式サイト)でどうぞ。

4 件のコメント:

  1. 私も、7月5日が久しぶりに夫と合う休みで、
    夫の希望もあって『MW』を見てきました。
    ※Tジョイの1000円優待券をしこたま手に入れたのもあって(笑)
    しなしなになってしまった(失礼!)玉木くんには気の毒な感じが拭えませんでしたが
    ダークな役もそつなく演じておられましたね。
    ただダークな役なのに
    声にイマイチ凄みがないのは・・・。
    声質が悪役に向かないからかなと
    私の中で納めました(苦笑)

    山田孝之のキャラとの対比は、玉木くんの
    『おもちゃを落としてしまった・・・』というセリフに表現されていたなぁと私は感じたのですが、忌まわしい過去のせいで彼がそうなったのか、原作がどのような表現をしていたのか?少し気になっている所です。

    私はどちらかと言うと
    玉木ファン<手塚治虫ファンなので、
    どこか『ブラックジャック』のストーリの中に込められていたメッセージ性のようなものに惹かれた作品でした。

    ところで石橋凌・・・の劣化は
    昔の渋さを知っているものには
    そこはかとなく悲しいものがありました(汗)
    あのカーチェイスはありえんけど、(笑)
    シャツに汗染みを作りながら玉木くんを
    追跡するシーンは、『オヤジ頑張れ!』と
    心の中でエールを送ってしまう熱さがありましたよww

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  2. 匿名さん、初めまして、かな?

    匿名さんも「声」が気になりましたか。そうですよね、凄味がでてなかったですね。

    「おもちゃを落としてしまった…」というセリフ、私は「おもちゃ」の部分が聞き取れなかったので、今匿名さんのおかげで知ったところです。そうなるとまた解釈も違ってきますね。

    石橋凌、劣化したのか、それとも進化したのか、がんばる中年としていい味出してますね。
    そうそう、シャツに汗染み作りながら追いかける姿は熱かったですね。私はその姿を見て、実際中年(50歳前後)の刑事さんってあれだけの体力と運動能力があるのか?普段そのためにどれだけ鍛えてるの?と考えてました。

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  3. ようちゃん。玉木ファンとしては微妙な感じだった気配。ワタシは申しわけないかながら玉木君には興味がないので、かなり悪役がハマッている様子を面白く拝見してきましたわ。原作を読まずに観て正解だったかも。まぁこんなもんでしょう、という感じで、「ええ!?」とか「はぁ~~~」とか、そういう類の感想は湧かなかったざます。けっこう殺人鬼似合うじゃないですの。元からおヤセなんじゃなくて、この役のタメにゲッソリしておられたのね?そうでしたのか。

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  4. kikiさんも原作を読まずに見られたんですね。
    原作を読んでないからこそ、普通に楽しめた映画だと思います(根拠はないけど…)。
    感動とか、驚きとか、余韻を楽しむとかがあるわけではなかったけど、飽きずに最後まで楽しめました。
    ただ、ほんと玉木ファンとしては物足りなかったです。視線だけで鼻血が出そうなくらい危険なセクシーさを見せつけてくれることを期待していたのに。1800円払うのをケチって前売りの1300円で見たので諦めはつきますけどね。
    玉木くんはもともとかなりスリムなのですが、今回はさらに体脂肪4%まで絞ったそうです。肌のツヤまで失ったようで痛々しく思えます。まあ、本人はそこが狙いだったのでしょうけどね。

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