2008年3月8日土曜日

渡辺真知子コンサート 

 今日は渡辺真知子さんのコンサートに行ってきました。
 渡辺真知子さんの歌と言えば、中学3年生の冬頃、よく「迷い道」を口ずさんでいたものです。特に体育の時間に友達と一緒に歌っていたのを覚えています。当時、あんなにパンチの効いた、歌唱力のある女性シンガーソングライターって他にいなかったですよね(今もいないかな?)。また、メロディーラインも歌謡曲っぽくて哀愁があり、歌詞も他のニューミュージックのすかした世界とは違い、生身の人間っぽい感じがして妙に心惹かれたものです。
 2007年がデビュー30周年で、今回は30周年を記念した、「鴎30…海からのメッセージ」というツアーの一環としてのコンサートでした。
 もう50代の真知子さんですが、お顔は張りがあり、ツヤツヤ。たるみなど全くなし。もちろん歌声は健在で、生で聞く歌声はまさに最高~♪でした。
 
 最初の5曲はおとなしめの曲が多かったのですが、歌われている世界の情景がすんなりと浮かぶものばかりでした。そして徐々に賑やかな曲が入り盛り上がってきました。「迷い道」はなんとラップバージョンでした。 
 その後「キュウキョクのメドレーをお送りします。」という言葉に会場から拍手が。そこですかさず真知子さん「9曲のメドレーと言う事なんですけどね」と言って笑いをとってました。この9曲の中には懐かしい真知子さんのヒット曲「ホールドミータイト」や「たとえば…」もあり、大いに盛り上がりました。
 ヒット曲といえば、「ブルー」や去年プロ野球の千葉ロッテマリーンズの応援歌になったという「かもめが翔んだ日」も新バージョンで聞く事ができました。「かもめ~」ではわれわれ控えめで奥ゆかしい出雲人で埋め尽くされた会場にもかかわらず、サビの部分を皆も一緒に歌い、盛り上がりも最高潮に達しました。真知子さんも感激されたようでした。
 昨年亡くなられたお母様に捧げた歌「それでもアイラブユー」には泣けました。
 アンコールでは「アメージング・グレイス」と、予想通りまだヒット曲の中で出てなかった「唇よ熱く君を語れ」を熱唱され、会場が一体となって盛り上がりました。
 
 真知子さんの歌については私は最初の5年くらいまでしか覚えていなくて、その後どうしてらしたのかも知らなかったのですが、今日のトークでいろいろ知る事ができました。昨日放送のテレビ番組でも告白されていたそうですが、低迷期には円形脱毛症になられたとか。環境を変えるためにアリゾナに住んでいた時期もあったそうです。そこでは気候の影響か現地の人の人柄が底抜けに明るく、真知子さんもラテン系のノリの影響を受けられたようです。今日のコンサートでもラテン系の歌を原語で2曲歌われました。今日のコンサートでは、しっとりした歌からラテンまで、ジャンルを問わず卓越した歌唱力で2時間休憩なしで歌いきられました。真知子さんのこれまでのひたむきに、力強く生きてこられた人生とも重なり、感動しました。
 
 真知子さんのトークは話が面白くて、時々日本語が?なところもあったけどすごく楽しかったです。そのトークが歌の紹介としてうまく機能していて、聴く側も歌の魅力により一層ひきつけられたように思います。。
 
 コンサート終了後にはCDを買い、盤にサインしてもらい、握手もしました。私の連れ(姉)なんて、真知子さんに「いつまでもお綺麗で、かわいいですね」と言いました。私は「おいおい、失礼では」と慌ててしまいましたが、真知子さんはちょっと照れてみせてくれました。私はありきたりに「感動しました。」くらいしか言えませんでした。もっとインパクトのあることを言えばよかったかな。

2 件のコメント:

  1. いいですね~。渡辺真知子の熱唱を堪能できたなんて。彼女の歌はパワフルで聴いてるこちらまで元気になりますね。バラードも上手い!
    以前テレビの「夜もヒッパレ」や「青春のポップス」でノリノリで歌ってましたが、いろんな悩みを乗り越えての事だったんですね。やけに陽気になったものだわ~と当時思ったものですが、なるほどそういう訳だったのかと納得です。
    yochanもお姉さんがいるんですね。仲がいいのかな?

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  2. 本当に歌がうまいですよね~。声も最初から最後までクリスタルボイスがかすれることもなく、ほんとに驚異的なパワーと声帯の持ち主なんだわ~と思いました。
    実は今回は夫がもともと行きたがっていましたが、当日仕事の予定があったためあきらめていて、私はどっちでも良かったのです。その後主催者側の知人に頼まれたので、子どもの手の離れた姉を誘って行ったのでした。でも、ほんと行ってよかったです。
    姉とは学年が一つ違いなので、仲が良いです。喧嘩も激しいですけどね(^^;。

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