2007年8月5日日曜日

中国もいろいろ 2

 昨日、今日と中国からのお客さんと一緒に過ごしました。
 6月末に中学校を卒業して、9月から高校生になるファンフィちゃんという女の子が我が家のゲストでした。今はちょうど長い夏休み期間で、宿題もないし、今回の「北東アジア交流の翼INしまね」に応募したそうです。
 第一印象は地味で、真面目そうな子っていうものでした。容貌は前に想像してたような顔の濃い中国人、でも薄い顔のアラブ人でもなく、どちらかというと日本人のようでした。
 全体のウェルカム・パーティの間はかなり緊張しているようでしたが、我が家へ向かう車の中でだんだん打ち解けてきました。それにパーティの間はバイキング形式の食事だったので皆が料理を食べるのに忙しそうに動いていたから落ち着かなかったかも(;^^A。
 ファンフィちゃん、とても礼儀正しくて親切、控えめ、謙虚、要するにしつけが行き届いているお子さんだと思いました。寧夏回族自治区(地図赤色部分)の銀川市から来たのですが、島根よりずっと都会で生活しているようです。夜、外で花火をした帰り、星空が広いと感嘆していました。彼女が住んでいるところでは高層ビルに隠れて空が狭く、星空もよく見えないそうでして。 それと、こっちは車も人も銀川に比べて随分少ないと驚いてました。
 アニメや絵を描くことが好きだと事前に知らされていましたが、一番好きなアニメが「名探偵コナン」だとわかり、お互いにとって大変ラッキーでした。というのも我が家にはコナンの劇場版のビデオやDVDが4本とテレビの特別編の最新のものが録画してあるので、話がとても弾んだからです。彼女は中国ですでに劇場版はすべて観ていて、テレビ版もネットでかなり最近のものまで観ていたそうです。彼女のコンピュータには最新のものを除いた全てのコナンの主題歌が入っているそうで、MP3で聴いているそうです。「怪盗キッドは学生探偵の白馬と同一人物だ」という点について彼女と私、うちの娘の意見が一致しているのもなんだか嬉しかったです。3人とも怪盗キッドが大好きという点も共通してました。 また、「桜蘭高校ホスト倶楽部」も好きな漫画らしく、うちの子が6巻まで持っているので表紙をデジカメで撮ってました。
 意思の疎通は英語がメインでした。彼女は英語は全然得意じゃないと謙遜していたし、学校英語しか知らないと言っていたのですが、なかなかの語彙力だし、こちらの英語はほぼ聞き取って理解してました。日本の、普通に学校英語だけを習ってきた中3生であれだけのコミュニケーションがとれるかといったら???ですからね。ちゃんと現在完了形も使いこなしていたし、疑問詞で始まる疑問文のちょっと複雑な文型で質問をしてきたし。頭のいい子なんだと思いました。ちなみに好きな科目は物理だそうです。でも、大学に入ったら専攻は美術か言語の方にしたいそうです。英語でうまく説明できないときはDHが大学で第2外国語で勉強して以来約30年ぶりに頭を絞って中国語でやりとりしてました。
 絵を描くのがファンフィちゃんもうちの娘も大好きなので二人して、いろんなイラストを競うように描いていて微笑ましかったです。ところで彼女の住む所では日本で普通に読むような漫画(コナンも含め)は13歳くらいから読み始めるそうです。それまでは中国製の子供向けのものを読んだり、観たりするそうです。中国の他の地域はどうか知りませんけどね。
 今日は出雲大社など観光地めぐりプラス本屋めぐりをしました。時間が限られていたので、駆け足であちこち行ったのと暑かったのとで、別れの時間の頃には皆何だか疲れてしまいました。そしてくにびきメッセでのお別れはあまりにもあっけなくて拍子抜けしました。世話役の人たちが敢えて湿っぽくならないようにしていたように感じました。
 中国に対しては私は昨今あまりいい印象がなく、特にちょっと前の反日運動に不快感を持っていたのですが、少なくともファンフィちゃんは親切で、謙虚な人柄に育っているのを見て、敵愾心はなくなりました。ここに民間レベルでの交流の意義があるんでしょうね。
 今回のホームステイでは、ゲストが女の子ということで、娘がいろいろゲストのお世話を引き受けてがんばりました。息子もいままでは大人のゲストのいい話相手でしたが、今回は力仕事を自分から引き受けたりして、自分のできることをすすんでできました。わが子の成長振りにうれしい驚きでした。子供達にとってはもちろん、いい経験になりました。 ファンフィちゃんにとってもよい思い出になってくれてたら光栄ですが・・・。
 ところで、出雲大社でいろんな人の書いた絵馬をなにげに見ていたら、「’7年11月18日ヤンキース・松井秀喜選手と幸せな結婚をして良い家庭を築けますように」というのを発見。これは予言?あなたは一体何者?本当に11月18日松井が結婚するとしたら相手はこの絵馬の人なのでしょうか?かなり本気モードで書かれていたのでビビッちゃいました。そのすぐ近くには「○○高校合格・滝沢秀明・北山宏光の嫁になれますように」というのもありました。こちらはどこまで本気なのか・・・。二人のうちのどちらかという事でしょうか。ともあれ、皆さんの願いが叶いますように・・・。



 

8 件のコメント:

  1. かわいいゲストさん、日本での想い出を胸に帰ったんですね。礼儀正しく謙虚・・・日本の子供には少なくなりつつありますね~。銀川市は大都会なんですね、どの辺なんだろう? それにしても日本アニメは世界中で人気ですね。入院した時、漫画なら一通り読む友人がコナン30巻分を宅配で送ってくれて、むさぼるように読みました。今は何巻までいってるんでしょうね。
    今何かとバッシングを受けてる中国。オリンピックまでには国際的な対応がとれるように何とか間に合わせるんでしょうか。
    中国は行ったことはないけれど父親の旅行での話しを面白おかしく聞きました。

    返信削除
  2.  ジョディさんもコナン読まれてたんですね。大人でも貪るように読んでしまいますよね。私はもう何年も読んでなくて、アニメでしか見てないのですが。コミックのほうは今58巻まで出てるようですよ。
     中国、急速な近代化でいろいろなことが追いつかない状態でしょうね。でも、本当に物を作るにしても、なんにしても誠実に正直にやって欲しいですよね。そこのところオリンピックまでになんとかなるものかどうか。信用の問題ですものね。
     日本人もいろいろだけど、中国人もいろいろで、国としてはあまり信用できなくても個人的には信頼できるということはありますよね。

    返信削除
  3. ジョディさん、銀川市のある寧夏回族自治区の位置がわかる地図をUPしときました。

    返信削除
  4. 地図ありがとうございます♪
    やっぱり北京からは結構ありますね。本当に中国って広いのだと改めて感じます。何だか「大地の子」また読みたくなります(ビデオも)。yochanmoもさぞ感動して読んだことと思いますが。

    返信削除
  5. いやあ、実は『大地の子』読んでないんですよ。NHKでやってたドラマの方も観てなくて。山崎豊子の作品ってザ・大作っていうか、私にはちょっとへヴィなイメージがあってなかなかとっつきが悪いのです。可愛そうな話がいたるところに出てきそうで胸が痛んで堪えられなくなりそうだし。でも、多分、一度読み始めたら一気に最後まで読んでしまうかもという気もします。
    私って振り返ればあまりきちんと文学作品を読んでないんだなあと唖然とします。小説を読みまくっていた時期もあるにはあったけれど。文学部卒なんですが、レポートや卒論はできるだけ短い作品を選んで書いてましたし、めんどくさがりやなんですよね。ただ、一度嵌ると他の事をほったらかしても読み続けるタイプなんです。読書に限らず何に対してもこんな感じですけどね。(;^^A)

    返信削除
  6. あら!てっきり読まれてるものとばかり・・・。私はドラマを見てから原作を読みました。ドラマ是非一度ご覧あれ。出演者みんな良いですが、上川隆也もうすごいです!素晴らしいです!
    私それほど読書家ではないんです。知ったかぶりのところあり(笑)hayochanは結構読んでそうですよね。

    返信削除
  7. ごめんなさい。名前まちがって入力しちゃいました。タハハ・・・。

    返信削除
  8. では、まずドラマのほうから(^^)。レンタルショップでさがしてみます。

    返信削除