2007年7月6日金曜日

占い考

 プロフィールにも書いているように、私の趣味の一つはホロスコープを読む事です。
だからと言って占いをまったく信じているかというとそうでもなくて。
 姓名判断、四柱推命などにもはまった時期もありました。それらの占い本は、「吉」の場合はまあいいのですが、「凶」の場合、やたらと人を恐怖と不安に陥れるような表現がこれでもかと断定的に書かれているだけで、ではどうしたらいいかについては書いてないのです。
 占いに頼ってくる人たちは何らかの心配事とか漠然とした不安があるから誰かに「あなたは運がいいから絶対大丈夫」と不安を払拭してもらいたいというのが本音だと思います。なのに、「一家離散」「寡婦運」「破滅数」などキョーレツなインパクトのある言葉で自分の運命を決め付けられたのではたまりません。
 また、ここが肝心なのですが、そもそも「吉」とか、「凶」の基準って価値観によって異なると思うのです。確かに、普遍的に良い事柄悪い事柄はあると思いますが、時代や個人の価値観に左右される部分も結構あると思います。例えば、よく姓名判断で女性にとって大凶とされる「職業婦人運」、なにがいけないのでしょう。今の時代ならキャリアウーマンとして自立できるラッキーな人ともいえますよね。また、同じ出来事でも人によって捕らえ方は違うし、なんでもプラスにとらえて、困難を乗り越えながら前向きに生きているか、逆に幸運に胡坐をかいて、運をくいつぶすだけだったり、マイナス思考になりがちかなどで人生の実りは大きく違うと思うのです。
 その点、ホロスコープの運勢判断は「容易」か「困難」かを基準にしており、絶対的にいいことが起こるとも悪い事が起こるとも断定しません。(占い師によってはそういった人もいるかもしれませんが。)個人を占う場合、人生上の事柄を12のハウスに分け、また、基本的に10個の惑星の位置する星座や角度、どのハウスにどの惑星が入っているか、また惑星同士がどんな角度を作っているか、などを見ながら運勢判断をするのです。惑星にはそれぞれ個性があってローマ神話の神々がそれぞれの惑星の性格をあらわしています。だから当然惑星の名前も「ヴィーナス」「ジュピター」などとなっているわけです。暴れん坊タイプの火星などはいろいろな争いやアクシデントに関係したりしますが、あらかじめ火星がわるさをする時期を知って、その期間は感情的にならないよう注意するなど占いをうまく活用する事もできます。
 とはいえ、あくまで占いですので、どのように活用するかは個人の自由ですけどね。私自身、占いを全く信じているわけではないですし。ただ、現実と符号する点がたくさんあっておもしろいなあ、と感心することがよくあります。実際、人に頼まれて占ってあげたらよく当たると言われますしね。自分や家族についても驚くほど、性格や職業など星の暗示どおりなので面白いです。
 それと、星占いをやっていると夜空の星を眺めるのも楽しみの一つです。明日は七夕ですが、この梅雨時にはたして星が見れるでしょうか?

7 件のコメント:

  1. うん。確かに、Yochanさんの話、解ります。全ては、自分の捉え方次第…という事なのかも。他人から見て最悪の状況でも、本人がそれを楽しんでいたら、happyだし、その逆もまた然りです。青い鳥は、自分の心の中に棲んでいるものだよね…?でも私も占い、気になります。それは、全てを動かしている、大きな流れとか、力とかを読み取るヒントが隠されているものと思うので…。自分の話で恐縮ですが、私は昔から特定の宗教って信じてなくて。(でも、神社仏閣には折々におまいりする平均的日本人です。)
     人間には、どうしようもない。宇宙の大きなエネルギーのうねりがあって、その流れ・力が世の中を動かしている。それに巻き込まれて人間の歴史は築かれていると十代の頃から自分の心の内だけで思っていたんだけどね。その力を人によっては、神と言うのかなぁ…って。
     でも、神社仏閣に行くと、お賽銭投げて、自分の子供の健康・幸運を強く願うという、訳解らん母ですが…(笑)

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  2.  そうですね。確かにすべてを動かしている大きな流れとか力を読み取るヒントが占いにはあるんでしょうね。ある一定の法則を太古の昔から人々が見つけて、(もしかしてそれらはこじつけから生まれたものかもしれないけど)農業や政治に利用してきたのですものね。
     私など、元々は占いの結果が悪いと何をするにも消極的になりがちな人間でしたが、あるとき、「同じ占い結果の人が何人かいるとして、例えば成功という事柄がすべての人に同じ規模で起こるのかどうかわからないのだから、どうせならより大きな成功を手に入れるためには行動力と決断力が大事だな」と思えるようになりました。
     それ以来、占いをプラスに活用するようにしています。

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  3. そうなんだ。Yochanさんの前向きな行動力・決断力には、日頃から頼もしさを感じています。私自身はといえば、ここ数年で良い意味でも悪い意味でも、たぶんこうなるのでは?…と思っていた未来予想図から大きく離れた所に来ていて、驚いている状態です。
     ありきたりなんですが、主人のリストラ…。「専業主婦歴10年以上で、そろそろ軽くパートに出て、小金でもためるかぁ…でも、随分感覚鈍ってるから、勤まるかな…」なぁーんて、甘く考えていたのに、予想外の展開で働かざるをえない状況になったのでした。それで、パソコンなんて電源も触るのが嫌だった人間が、習いに行って、関連するような仕事に就いている訳ですわぁ。相変わらず、主人は就活中(笑)
     ごめんね、なんか暗くなったかな?でも、今の自分の方が、生きてる感じがするよ。
     だから、占いが気になるのかもね、大丈夫っ言ってもらいたい自分がいると思うんだわ。すいません、長々と。では、またね。

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  4. いえいえ、どうぞご遠慮なく。
    匿名さん、すごいです。
    人生、必ずしも自分の予測通りに進行するわけではないですものね。予想外の展開になったときにも最初はうろたえるでしょうが、ちゃんと現実と向き合って自分のすべきことをできるってすごいと思います。追い込まれた状況で能力を発揮され、「生きてる」と実感できるのも匿名さんが自分で運を掴んでらっしゃるからだと思います。そう、運って自分で掴むものだと思います。

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  5. 一言、「ありがとう」。めげそうな気持ちにエールをいただいた気がします。強気な発言しか、最近、口にしていなくて…。本当は弱い人間だけども。でも自分が大切にしなければいけない事が、この頃、やっと解った気がしています。

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  6.  Yochanさん、こんにちは。お邪魔します。
     yochanさんの占い考、とても考えさせられます。実は私、yochanさんの占いに助けられたコトがあるのですが・・・覚えていらっしゃいますか???占いの結果がどうとか、どうすべきだ、と言われたというのではなくて、yochanさんの「辛いな、苦しいなと思うような状況になった時っていうのは、実はビッグチャンスが来ている時なのよ。その時にどう考え、どういう行動をとったかで、ご褒美(乗り切ったあとにやって来る幸運?)の大きさが変わるのよ」って言ってもらったことで、気の持ち方・考え方にとても良い影響をいただいたと、本当に感謝しています。
     いつか、きちんとお礼を言いたいと思いながら、何年も過ぎてしまいました。その時の私(かなり凄まじい状況下にありましたが(笑))も救われましたが、時々思い返しては人生を軌道修正するのに使わせていただいている、大切な言葉になっています。
     Yochanさん、素敵な生き方の種をいただき、本当にありがとうございました。

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  7. りんさん、ようこそいらっしゃいました。
    いや~、お礼だなんて、なんか恐縮しちゃいます。わたし、そんなかっこいいこと言ったんですか?
     でも、内容については確かにそうなんですよ。やっぱり、りんさんに言ったこと思い出しました。土星の影響で試練が来た時の心構えを伝えたのでした。試練ってテストみたいなものだと思います。目標を持ってしっかり努力すればよりいい点が取れたり、いい学校に入れたり。だからいたずらに恐れるのでなく、逆に張り合いのある充実した日々にしたいですよね。
     えらそうに書いてるけど、私自身もこのことは時々自分に言い聞かせなくちゃね。

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